2011年にオープンした香港一の高さを誇る新展望台や夜景鑑賞の王道ビクトリアピーク、そしてカメラマンに人気の隠れスポットの数々。香港はまさに展望台パラダイス。
こんにちは、香港ナビです。海と山と港に囲まれた地形、そして世界で5本の指に入るほど人口密度の高い街が作り出した高層ビル群。ダイナミックな夜景を作り出す要素がすべて揃った香港は、世界中から訪れる観光客を魅了してやみません。香港に来たからには、ぜひとも展望台に上がって、このユニークな街並みを一望したいところです。さて、展望台といえば、ビクトリアピークが一番有名ですが、香港にはまだまだたくさんの展望台があるんですよ。今回は、観光客でも気軽に行くことができる香港の展望台をご紹介したいと思います。
ビギナー観光客の90%以上が訪れるという、香港夜景鑑賞の王道「ビクトリアピーク」。山の中腹にあるお椀型のピークタワーの最上階にあるのが、有料展望台「スカイテラス」です。 香港島、ビクトリアハーバー、九龍半島、そして背後に広がる山々まで見渡すことができる壮大な一大パノラマは、素晴らしいの一言。さすがは、函館、ナポリに並んで世界三大夜景と称されるだけのことはあります。
スカイテラスがあるピークタワーには香港らしいお土産を買うことができるショップやビクトリアハーバーを一望できるレストランのほか、マダムタッソー蝋人形館などアミューズメント施設も充実しています。
入場料:大人HK$30、子供HK$15(3-11才)、シニアHK$15(65才以上)
営業時間:月-金 10:00-23:00、土日祝 8:00-23:00
行き方:
<その1> MTR 港島線「中環(セントラル)」下車。J2出口を出て、遮打花園を山側へ歩くと花園街に出る。 中国銀行ビルと長江集団ビルの間の花園道を上がるとピークトラム駅に到着。徒歩約10分。
<その2>中環スターフェリー乗り場前から「15C」というバスが、ピークトラム駅まで運行。 約3分。料金HK$4.2。 そこからピークトラムに乗り、8分ほどでピークに到着。
<その3>中環山頂(ピーク)行きの15番バス(ファーストバス)が、交易廣場(エクスチェンジ・スクエア)から運行。 約30分ほどで到着。料金HK$9.8。
ビクトリアピーク 獅子亭展望台(ライオンズパビリオン)
ビクトリアピークのランドマーク「ピークタワー」のお隣にあるのが、獅子亭展望台。ライオンズクラブ国際協会の寄付によって作られた展望台です。ピークタワー最上階の展望台「ピークテラス」に高さは劣るものの、ここからも壮大な景色を十分に楽しむことができます。有料のピークテラスと風景もほぼ変わらず、しかも無料ということもあり、観光ツアーの立ち寄り場所にもなっています。展望台のすぐ下はピークトラムの線路になっており、急斜面を力強く登ってくるトラムを見ることができます。
展望台自体にお店やトイレなど付帯施設はありませんが、お隣のピークタワーやギャレリアには多くのレストランやショップが入っています。
入場料:無料
行き方:ピークタワーから徒歩1分。
九龍駅上、セントラルのifc国際金融中心第二期(Two ifc)を追い抜き、香港でもっとも高いビルとなった環球貿易広場(ICC)。ICC の100階に2011年4月にオープンした新展望台「スカイ100」からは、360度のパノラマビューを楽しむことができます。香港でも珍しい室内展望台で、さらに九龍駅に直結というアクセスの良さもあり、効率よく、気軽に夜景を鑑賞したい人にはうれしい新名所です。
展望台施設内にはタッチパネルやインタラクティブ装置を利用した香港の歴史や文化を紹介する展示も充実。景色を眺めると同時に香港についても深く知ることができる興味深い内容になっています。展望フロアにはカフェもあります。
入場料:当日 大人HK$150、子供HK$105(3-11才)、シニアHK$105(65歳以上香港ID保持者)
事前予約(オンライン)大人HK$125、子供HK$90、シニアHK$90
行き方:MTRおよびエアポートエキスプレス九龍駅「Elements」内 メタルゾーンの 2 階に接続。
規模は大きくありませんが、香港島の立体感溢れる高層ビル群の景色がまるで3Dのように楽しめる穴場の展望台です。100万ドルの夜景はもちろん、くっきりとビル群が見える昼間の景色も圧巻。最近では、中国観光客が多いせいか、露店のお土産物屋さんも軒を連ね、とても賑やかです。交通機関がバスしかなく、バス停がわかりにくいのが難点。タクシーで訪れることをお勧めします。
入場料:無料
行き方:MTR港島線湾仔(ワンチャイ)駅、又は銅鑼灣(コーズウェイベイ)駅からタクシーで約15分。
リピーター向け展望台
美しい夜景や景色を見るには、やはり見晴らしのよい山から眺めるのが一番。上で紹介したスポットのほかにも、香港には多くの展望台が点在しています。次は、観光地から離れており、タクシーや公共バスでしか行くことができないため気軽さはないけれど、ローカルやカメラマンに人気の展望台をご紹介します。
青衣島と馬湾島を結び馬湾海峡を横断する吊り橋「青馬大橋」の青衣島側入り口にある屋外展望台。ビクトリアハーバーや高層ビル群を望む市街地の展望台と比べると地味ではありますが、青馬大橋の全景と大型貨物船が往来する馬湾海峡を一望できる気持ちのよい展望台です。お土産もの屋さんやビジターセンターも併設されています。日中は観光客や地元客で賑わいますが、夜間は人通りが少なくなるため注意が必要です。
入場料:無料
営業時間:月-金 7:00-22:00、土日祝 7:00-深夜1:00
行き方:青衣駅前バスターミナルより緑色ミニバス「308M」で約10分。
飛鵝山(九龍ピーク)
ビクトリアピークからの100万ドルの夜景もさることながら、こちらの飛鵝山(九龍ピーク)は、香港島、そして九龍半島の大パノラマを堪能することができる夜景スポット。昼間でも素晴らしい光景を眺めることができますが、夜景観賞が断然おすすめ。MTRやバスなどの公共交通機関を使っていくことができず、往復ともにタクシーで行く必要があります。土産店やレストランはなく、観光というよりも純粋に夜景を楽しみたいアマチュアカメラマン向け。
入場料:無料
行き方:九龍半島からタクシーを利用。タクシーの運転手に「飛鵝山」と書いて見せればよい。尖沙咀近辺からは往復で約1時間半。タクシー料金は、HK$250~350ほど。展望台から流しのタクシーは見つからないため、夜景鑑賞中もタクシーを待たせておくこと。
龍翔道展望台
九龍塘の背後にある畢架山へと続く龍翔道にある展望台。展望広場や付近にある陸橋からは九龍の市街地やビクトリアハーバーを眺めることができます。展望台自体は観光地化されておらず、地元のカメラ好きが撮影に来る程度。旺角や深水ポーから路線バスで行く事ができますが、ハイウェイ沿いにあり人通りも少ないため、夜間に出かける場合はタクシーを待たせておくほうがよいでしょう。
入場料:無料
行き方:MTR東涌線奧運(Olympic)駅バスターミナルから九龍バス87Aで約20分、豐力樓(PHOENIX HOUSE)下車、徒歩3分。そのほか、九龍バス86、86A、87B、シティバスE22A、N26、N29など多くのバスが停車します。
穴場な展望台に行くなら
ビクトリアピークからの夜景はもう何度も見たので、正直もう十分。チャンスがあればぜひ穴場な展望台からダイナミックな夜景を見てみたい。だけど、土地勘もないし、夜間に人気のない展望台に行くのは不安・・・そんな人におすすめな現地発ツアーもあります。
いかがでしたか?このほかにも、知る人ぞ知るオフィスビルの展望フロアなど穴場スポットがたくさん隠れている香港。ぜひ、皆さんもお気に入りの展望台を探してみてくださいね。以上、香港ナビがお伝えいたしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-05-19