香港人に聞く！お気に入り茶餐廳メニューベスト１０！

こんにちは、香港ナビです。香港の茶餐廳（チャーチャンテーン）と言えば、もう皆さんもご存じですよね。香港人の毎日の生活に欠かすことのできない、香港式レストランのことです。茶餐廳は朝食からブランチ、ランチにアフタヌーンティー、ディナーまで、何でもありのレストラン。日本人のみなさんの中でも茶餐廳の香港らしい雰囲気が好きだという方も多いですよね。ただ、香港らしい、香港人向けのレストランですので、何を注文したらよいのかわからないという方も多いはず。そんな方々のために、今回は香港人にお気に入りの茶餐廳メニューを聞いてみました。

★香港人のコメント★
「サテーソースがとにかくおいしい。どれにしようか悩んだときは、とりあえずこれを頼んでしまう。」
「茶餐廳で唯一おいしいと自信を持って言える味だと思う。」

茶餐廳メニューの第一位は沙爹牛肉公仔麵でした。セットメニュー（常餐）には必ずと言っていいほど入っている定番メニューです。香辛料たっぷりのサテーソースに浸された牛肉はやわらかく、タレを麺によく混ぜ合わせて食べます。明日のランチはこれで決まりです。

★香港人のコメント★
「鼓油（醤油）の味と河粉（ライスヌードル）がよく絡んでいておいしい。」
「ボリュームがあるのですごくお腹が空いている時に注文する。」

以前ナビが通っていた広東語学校の教科書にも出てきましたが、干炒牛河は香港人の好きな味だと教わったことがあります。それくらい香港人の間では定着している定番メニューのようです。お店によっては油がきついと感じることもありますが、やっぱりもちもちとした河粉の食感といい、香港独特の鼓油の味にそそられます。

★香港人のコメント★
「一日中、朝食メニューが食べられる。」
「子供のころから食べ慣れているセットなので、迷うことなく注文できる。」

常餐とは、ほぼ一日中注文できるセットメニューのこと。マカロニスープや出前一丁などの麺類にトースト、卵焼き、ハム、そしてドリンクがセットになったお得なメニューです。ほどよいボリュームと手ごろな値段から、朝食や遅いランチにぴったり。麺類は色々な種類や味付けがあるので、お店ごとに食べ比べをしてみるのもおもしろそうです。上でご紹介した沙爹牛肉公仔麵も常餐の定番です。

★香港人のコメント★
「甘いものが好きでよく頼む。」
「おいしいけどなかなか家では作ることができないので、茶餐廳では必ずと言っていいほど注文する。」

カロリーの高いものほどおいしいのですよね。ナビも香港で初めて西多士を食べた時の感動を忘れられません。たっぷりの油で揚げられたフレンチトーストに、たっぷりのバターがとろけ、その上にシロップをたっぷりかける。間違いなく不健康な食べ物なのですが、おいしくて病みつきになる味なのです。香港に来たら一度は試してほしい味の一つです。

★香港人のコメント★
「いつでもどの茶餐廳でも食べられる味。食べ応えのあるポークチョップと米粉が好きで、よく注文する。」

スープはあっさりしていて、米粉もさらっと食べられる。だけど豚肉でしっかり栄養が取れるので、食欲がない時でも食べやすい麺メニューの一つです。骨付きの豚肉なのでちょっと食べづらいのが残念なところ。でもやっぱりポークチョップをがぶっと食べるのがおいしいです。

★香港人のコメント★
「スパイシーな味付けが好きだから。出前一丁が好き。」
「家でも作れるけど、やっぱり茶餐廳で食べるのと自分で作るのとは違う。」

出前一丁と言えば、香港人が好んで食べるインスタントラーメンです。家で食べるのならまだ理解できますが、これが立派な茶餐廳のメニューになってしまうところがすごいですよね。出前一丁と名前がつくだけで、他のメーカーのインスタントラーメンよりも値段が少し上がってしまうくらい香港人は好きなのです。茶餐廳ではちゃんと牛肉も入っているので、インスタントラーメンと言えども、少しは見栄えがよくなりますね。

いかがでしたか、香港人に人気の茶餐廳メニュー。インスタントラーメンを使ったメニューや炒め物など、家でも作れそうな簡単なメニューが多く、特に凝った味付けでもないのですが、なぜか茶餐廳で食べるとおいしく思えるのが不思議です。みなさんもぜひ茶餐廳メニューを試してみてください。以上、香港ナビがお伝えいたしました。