暑い夏に食べたい!香港の冷たいスイーツをご紹介します!
こんにちは、香港ナビです。亜熱帯の香港ですから、熱い季節が一番長いので、冷たい飲み物やスイーツは一年を通して味わうことはできます。でも、やっぱり連日30度を超える暑さが続くと、冷たいスイーツで涼をとることが多くなりますね。今回は、伝統的な昔ながらのスイーツから、最近の流行りものまで、香港の夏に味わいたいスイーツをたっぷりご紹介いたします。
暑気払いの伝統スイーツ
伝統的な香港スイーツといえば、薬草を原料にしたものや、ゴマ、緑豆、アーモンド、胡桃等体にいい天然の素材を生かしたもの、新鮮で甘みのあるマンゴーやメロン等の果物をメインにしたものなど、油や脂肪分が低く、自然の甘みを生かした健康のための食べ物でもあるのです。特に夏の暑い時期は、暑気払いや、解毒作用のある暑さ対策の目的のスイーツがよく食べられます。
涼粉(リョンファン)
仙草(涼粉草)を原料に、重曹で固めて寒天のようにしたもので、暑気あたり、のどの痛み等に効果があります。味は、ちょっと薬くさい苦味があって、色も黒いのでそれだけではスイーツとして食欲はそそられませんが、香港では、蜜に加えて新鮮で甘みの強いマンゴー等の果物や、小豆や緑豆等のトッピングをして食べます。一年中ありますが、やっぱり夏に食べるのが似合います。
甘いトッピングで食べやすく!
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ちょっと硬めで薬っぽい後味
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豆腐花(ダオフファ)
一般の豆腐よりもやわらかく仕上げていますが、基本的には豆腐の原料に変わりはありません。そのままでは、味がありませんので蜜屋シロップをかけていただくのが基本。最近は、フュージョンで小豆やゴマ等のお汁粉と混ぜたり、アイスクリームや果物のトッピングをあわせるお店も増えてきました。たんぱく質が豊富で、体にいいスイーツの代表です。ちなみに、豆乳も香港では牛乳よりポピュラーな飲み物です。
亀霊膏(グワイリンゴー)亀ゼリーです!亀のエキスを配合した亀ゼリーは解毒作用が強く、一年中食べる習慣を持つ人が多いですが、夏は断然アイスで、しかも1週間に1回派食べたほうがいいといわれているくらい。女性は、美白効果や便秘、吹き出物にも効果があるそうです。見た目は涼粉にちょっと似た感じですが、プリンのように救って食べます。このままだと、かなり苦い(良薬口に苦し!)ので、シロップをかけて食べるのが普通。亀ゼリーには、残念ながらトッピングはありません。
燉奶(ダンナーイ)
牛乳プリンです。アイス、ホットと両方ありますが、やっぱり夏は冷たいのが定番。、生姜を混ぜたりすることもあります。また、ほかの甘みとのトッピングも多いです。とかく、食欲がなくなったりしやすい季節ですから、栄養価が高くて、体にいい牛乳を使ったプリンはこの季節に食べるも多いです。
その他、夏にぴったりの『楊枝甘露』(グレープフルーツの実をほぐしたものをベースに、マンゴーやタピオカ等を合わせた水分たっぷりのスイーツ。飲み物にも似た感覚です。)『西米撈(タピオカ)』など、新鮮なフルーツと組み合わせてぴったりマッチするメニューが人気です。
夏三昧のスイーツ
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みずみずしいグレープフルーツ
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プチプチのタピオカ
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マンゴーいっぱい
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フュージョン系
涼粉とアイスクリームをフュージョン
伝統と新しさが調和したフュージョン系のスイーツショップも最近はよくみかけます。たとえば、伝統的な豆腐花にアイスクリームやクリーム、チョコレートをトッピングしたり、マンゴーのクレープやサンデー等、生クリーム類を合わせたメニューもあります。昔ながらの『糖水』と呼ばれる香港スイーツには、見られなかったメニューですね。夏はやっぱり、アイスクリームを伝統的なメニューにトッピングするのが人気。日本で言えば、『クリームぜんざい』みたいな感じですね。
新しい流行は?
芭菲(パフェ)
最近は、スイーツ専門店でも香港スイーツではなく、クッキーやケーキ、アイスクリームといった西洋のスイーツの専門店が街中にも増えてきました。そんな中でも、芭菲(パフェ)の専門店を見つけました!フュージョン系でも、涼粉を使ったパフェが有ったりするのですが、そういった伝統的なスイーツとはコラボせず、チョコレートパフェ、フルーツパフェ、抹茶パフェなど、日本でおなじみのパフェが食べられます。
これは、作ってもらうタイプのヨーグルト
乳酪(ヨーグルト)
ヨーグルトをベースにした、ソフトクリームみたいなスイーツが人気です。自分でカップの大きさを選び、何種類かあるテイストからヨーグルトを選び、トッピングもすべて自由自在で、最後にレジで重さを量って値段が決まるというセルフサービスのショップや、好きなテイストを選んで注文して作ってもらうショップもあります。テイクアウトが主流ですが、店内で食べられるショップもあります。甘さ控えめのヨーグルトと、トッピングにさわやかなフルーツをあわせるのもいいし、甘いチョコやシロップを加えるのもいいですね。
台湾で人気の冷たい飲み物
台湾で始まった飲み物で、今や香港でも当たり前になった『珍珠奶茶』(珍珠と呼ばれるグミのような丸い食べ物が入ったミルクティー)。そんな台湾メイドの飲み物のテイクアウト・チェーンストアがたくさんあります。しかもほとんどが1杯500mlと、とってもビッグサイズ!
雪花冰(カキ氷)
こちらも、台湾からやってきたかき氷です。日本のカキ氷と違うところは、日本では氷には味はなく、シロップをかけて食べるのですが、こちらは氷そのものにいろいろなテイストがすでに入ってる、つまりアイスキャンディーを削ったような感じなのです。また、トッピングやテイストが自由に組み合わせられるので、バリエーションが豊かで、何度食べても飽きない!
まだまだある、庶民の夏の味!?
年中人気の冷たいスイーツといえば、茶餐廳の定番メニュー『紅豆冰』(ココナッツミルクに小豆と氷が入った飲み物)です。もちろん、1年中ありますが、日本人にはなじみの深い小豆の飲み物は、目からうろこのメニューです。甘いもの好きなら、病み付き間違いなし!今は、『紅豆珈琲冰』『紅豆奶茶冰』などの進化系!?もあります。そして、マックのソフトクリーム!香港でソフトクリームといえば、車で音楽をかけながら売りに来る『雪糕車』(今も尖沙咀フェリーターミナルあたりで見掛けます)が有名ですが、マクドナルドのソフトクリームは、HK$2.5の安さ!HK$8の雪糕車のソフトクリームもおいしいですけどね。
いかがでしたか?暑い香港で冷たいもの三昧!もいいですが、食べ過ぎてお腹を壊さないように注意してください。以上香港ナビがお伝えいたしました。
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記事登録日:2012-07-19