香港式!香港料理を食べてみる?

外国の食文化を柔軟に取り入れ、次第に独自の食文化を作り上げていった香港。香港でしか味わうことのできない香港式料理を紹介!

香港式料理って何?

香港式料理って何?


こんにちは、香港ナビです。香港に来たら必ず食べたいものって何でしょう?元々中国本土から移り住んできた人たちで成り立っている香港ですから中国各地の中華料理は欠かせません。中国四千年の味とも言いますしね。ホテルや高級レストランで頂く中華料理、やっぱり一度は食べたいですね。でも中華料理って世界中どこでも食べられると思いませんか?では香港でしか食べられないものって何でしょう?普段香港の人たちが食べる、日常的な身近な食べ物とは?今回は、香港でしか味わえない、「香港式料理」をご紹介します。

ステーキセット

ボリュームたっぷりのステーキセット

ボリュームたっぷりのステーキセット

パスタは茹で過ぎ?

パスタは茹で過ぎ?

香港式ボルシチスープ

香港式ボルシチスープ

クリームスープ

クリームスープ

ナビが、これこそ香港式料理と思ったのは、香港で食べる洋食。西洋の食べ物を香港風に変えてしまった香港風洋食です。定番の洋食と言えば、ステーキをメインとしたメニュー。見た目はステーキとフライドポテトが並び、洋食と言えば洋食です。しかし、お肉のステーキに、白いご飯かパスタがお皿から溢れんばかりに添えられているところがなんだか香港風。パスタはアルデンテからは程遠く、学校給食で出たような、良く茹でられて柔らかくなったあのスパゲッティ。ステーキはほとんどのお店で、牛肉、豚肉、鶏肉など好きな肉を選ぶことができます。セットメニューの場合、羅宋湯と呼ばれるボルシチ風トマト風味のスープか忌廉湯(クリームスープ)のいずれかを選べるのも香港式ならではです。

[火局]猪扒飯

誰もが大好き[火局]猪扒飯

誰もが大好き[火局]猪扒飯

がっつり食べたい時おすすめ

がっつり食べたい時おすすめ

お店によって味が異なります

お店によって味が異なります

香港に来たら誰もが一度は病みつきになってしまう香港式洋食はこれ、[火局]猪扒飯。日本で言うポークチョップドリアのようなもの。白いご飯の上に骨付きロース肉やタマネギ、人参などの野菜を載せ、トマトピューレなどでソースを作り、オーブンで焼き上げるもの。香港では長い間、多くのレストランで定番メニューとして人気があります。中華風ファーストフード店でも必ずメニューの一つにあるので、お店ごとの味を比べてみるとおもしろいかも。

スパゲッティ

こってりクリームソースのパスタ

こってりクリームソースのパスタ

ミートソーススパゲッティ

ミートソーススパゲッティ

茶餐廳などローカルレストランにあるスパゲッティは、日本のイタリアンレストランで食べるあの味とは明らかに違います。パスタは茹で過ぎでは?と思ってしまうほど柔らかく、味付けもこってりしたクリームソースや、家庭的な味のミートソースなどが基本です。中にはミートソースを載せたスパゲッティをオーブンで焼いた焼きパスタなるものもあり、人気のメニューです。

法蘭西多士

バターがとろけておいしそう

バターがとろけておいしそう

バターとピーナツバターでこってり

バターとピーナツバターでこってり

香港にもお茶をするお店、軽食やデザートが食べられるお店があります。日本で言う喫茶店ですが、ここもあえて「香港式」喫茶店と呼んだ方が良さそうです。香港式喫茶店で有名な香港式料理の一つに法蘭西多士(フレンチトースト)があります。欧米で生まれた食べ物ではありますが、日本や欧米のフレンチトーストとはだいぶ違います。トーストを卵に付けてバターで揚げるのが欧米で生まれたフレンチトーストだそうですが、香港ではバターで焼くのではなく、油で揚げるため、トーストがたっぷり油を吸いこんでしまいます。さらに油で揚げた2枚のトーストの間には、たっぷりのピーナッツバターが塗られています。体に悪いことは否定できませんが、これが一度食べたら病みつきになるおいしさなのです。

出前一丁

大人気のトマトラーメン

大人気のトマトラーメン

高菜と目玉焼き入りの出前一丁

高菜と目玉焼き入りの出前一丁

汁無し出前一丁もあります

汁無し出前一丁もあります

朝食セットメニューでも人気の出前一丁

朝食セットメニューでも人気の出前一丁

出前一丁の商品名をあえて表示し、メニューにしてしまうのも香港ならでは。香港では日本以上に出前一丁の普及率が高く、その人気は不動のものとなっています。ローカルレストランの朝食セットメニューなどで、出前一丁を選ぶと、追加料金を取られることもあるほどの人気ぶり。出前一丁を使ったメニューの種類は様々ですが、トマトソースベースのスープのトマトラーメンやシンプルに目玉焼きやソーセージをのせたものなど、どれも庶民的なものばかりです。自分で簡単に家で手作りできそうですね。目玉焼きをスープ麺の中に入れてしまうところも香港ならではの変わった食べ方です。

飲み物も香港式

カップもかわいい香港式ミルクティー(奶茶)

カップもかわいい香港式ミルクティー(奶茶)

店ごとに味が違います

店ごとに味が違います

香港のミルクティーは他のどの国のミルクティーとも違います。一言で言うと、すごく紅茶の味が濃いです。ミルクは牛乳ではなく、コンデンスミルクを使うため、濃い味がさらに濃厚になります。お店ごとにこだわりがあり、作り方も微妙に異なります。香港で一番のミルクティーを選ぶ金茶王大賽と呼ばれるコンテスト開かれるほど、香港人にとっては大切な飲み物の一つなのです。

香港式料理と言うと、飲茶やワンタンメンなど、香港人、在住外国人共に人気のメニューもたくさんあります。しかし、観光客のみなさんにはまだあまり知られていない、香港だけでしか食べることができない香港風料理もお薦めです。ぜひ、みなさんも香港の味を試してみてください。以上、香港ナビがお伝えいたしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-02-17

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