香港を味わう♪ 香港グルメ、食事マナー10の心得♪

香港は、食の都!日本人のお口に合うグルメが沢山!しかし、お食事マナーは、なかりお国柄があり。せっかく香港に来たのだから、香港流食事マナーで食事を楽しんでみましょう♪

こんにちは、香港ナビです。
香港での楽しみと言えば、やっぱり食! 
それ以外になにがある?でしょ?
お国違えばマナーも違う!香港での食事マナーは、かなり突出しておりますので、初めて食事をするとビックリして右往左往になっている日本人を良く見かけます。
「私、香港ツーなの〜」と、どっしり構えて、香港を味う為の
食事マナー10の心得♪
をご紹介します。

心得① どこに座る?

日本の席の着き方が、上座下座があり主席が決まるように、香港の円卓にも主席があり、その決め方があります。
円卓の場合には、ウエイターが料理を卓中心に置くために、席と席の間に、ウエイターが配膳するスペースが用意されています。また、そのスペースは、主席の真向かい側となっており、ドアに近い位置です。これが、下座ということになります。主席以外の席順は、円卓の場合には、主席から左右に振り分けての順位です。日本の場合は、お部屋の床の間と出入り口の位置関係で説明しなければなりませんから、ちょっと難しいですが、香港はこれで安心!
そう思って見ると主席が分かる?

そう思って見ると主席が分かる?

次の主席を待つテーブル。

次の主席を待つテーブル。

心得② テーブルセッティングを知ろう!


まずは、テーブルセッティングが、日本食とは全く違いますね。お店によっても、色々ありますが、基本をご説明しましょう。

まずは、お箸。

セッティングされた内側が自分の箸で、外側が取り箸。
中華と言えば皆が自分の箸でつつくのが当たり前でしたが、2003年の新型肺炎発生以来、自分用と取り箸とを分けて使用するように政府が積極的に推進しています。

お皿。

このセッティングが、基本です。
料理は、この真ん中のレンゲの乗っかったお椀の上に取ります。日本のように、平らな取り皿に取って食べるのではないこと、覚えておきましょう。
このセッティングを崩さずに食事をしてゆきます。これからドンドン、ご紹介する心得に続くヒントがこのセッティングに隠されていますよ♪
覚えてますか?どれが、My箸?

覚えてますか?どれが、My箸?

お椀は、そのまま!

お椀は、そのまま!

こういう簡単なセッティングもあります。

こういう簡単なセッティングもあります。

心得③ 洗ってから!

え??これなにしているの?
日本ではありえない光景でしょ。
この写真のおじさんは、
手も使わずにお箸でお椀をくるくる回しながら洗っています。

まだまだ、衛生面が万全ではない香港。
洗浄されて出てくるはずの食器も、こうやってもう一度、熱湯やお茶で洗ってから使います。あ、勿論、5つ、6つ星ホテルのレストランでは不用です。
周りの様子を見ながら、
やっている人がいたら、
洗浄用のお椀が出てきたら、やってみましょう!
洗い用の椀に、お茶がお湯を入れます。

洗い用の椀に、お茶がお湯を入れます。

お椀をくるくる回しながら洗います。

お椀をくるくる回しながら洗います。

レンゲ、お箸なども、洗います。

レンゲ、お箸なども、洗います。

心得④ 食事はレディーファーストで!

香港は、元々イギリスの植民地。
今でも、イギリス流のレディーファーストが当たり前。「教養のある男は女に対してジェントルであるべき」という考え方が浸透している。食事時、大皿料理の取り分けやお茶をつぐのは男性の仕事。日本では、女性のやる事も、ここでは香港流に!男性は、ジェントルマンになってください。

香港のレストランでは、まず飲み物を注文しますね。おおむね色んな種類のお茶の中から好みのお茶を選びます。ビールや、ソフトドリンクを頼んだ時も、必ず、男性から女性へサーブしましょう!お料理のとりわけも、男性のお仕事です!
お料理も!

お料理も!

飲み物も!男性のお仕事です!

飲み物も!男性のお仕事です!

心得⑤ 白ご飯の食べ方!


香港も日本と同じく白米を主食とします。
おかずと白ご飯を一緒に食する習慣は、同じですが、日本がもちもちした白ご飯に対して、香港では、もちもち感のない、ぱさぱさの白ご飯が主流。
その為に、日本のようにお箸でご飯をつまんで口へ運ぶことが難しいです。ですから、レンゲを使って白ご飯を口へ運びます。もちろん、右手にお箸、左手にレンゲですので、お茶碗を持ちあげる事ができません。
そうです。
お茶碗は、持ち上げないです。
日本人には慣れない、食べ方ですが、レンゲを使うと食べ易い香港の白ご飯、挑戦してみてください。
お茶碗動かさず、お箸でご飯をレンゲに盛ります。

お茶碗動かさず、お箸でご飯をレンゲに盛ります。

レンゲからお口へ。

レンゲからお口へ。

おかずも、上にのせてお口へ。

おかずも、上にのせてお口へ。

心得⑥ 骨やゴミはどこに置く?

どんどん食べているうちに、魚の骨やお肉の骨などなど、ゴミが出てきます。
日本では、最後に奇麗にお皿に骨だけが残っているなんて食べ方しますが、香港では、ドンドンとゴミは、お皿に山積みになってためてゆきます。
勿論、一杯になるまえにウェイターが新しいお皿に交換してくれたりするのですが、ゴミは、持ち上げない白ご飯のお椀がのっかっているお皿の上に置いてゆくか、テーブルの上に直接(テーブルクロスがかかっていても、その上に)置いて行きます。

これが、マナーですから気負いせずやってみましょう。
お肉もご飯上を通過して。

お肉もご飯上を通過して。

レンゲでパク!

レンゲでパク!

ゴミは、お皿の上に!

ゴミは、お皿の上に!

心得⑦ お茶のお湯って、、、?

香港では、お茶を頼むと必ず2つ急須が出てきます。一つは、お茶。もう一つはお湯が入っています。何度でも、自分達でお湯を注ぎ足しながらお茶を飲みます。しかし、お湯も無くなっちゃったら、「ウェイターさ〜〜ん!すいません!」と店員さんを呼んでもいいのですが、なにぶん賑やかな香港のレストラン。そこで考え出されたのがこの方法。
急須の蓋をずらして開けておきます。そうしたら、ウェイターさんが、勝手にお湯を注いでくれます。
これは、素敵で簡単なマナーです、やってみましょう!
双子の急須がやってきます。

双子の急須がやってきます。

自分でお湯を足しながらお茶を。

自分でお湯を足しながらお茶を。

急須の中のお湯を使いきったら、蓋をずらして開けておきます。

急須の中のお湯を使いきったら、蓋をずらして開けておきます。

心得⑧ ありがとうのサイン?

本当に香港のレストランは、賑やか。
レストランでなくても、街全体が賑やかなのですが、、特に食事の際は、ワイワイやるのが良いとさる習慣があります。お茶碗や、お皿がぶつかる音など、日本では、御法度な音も香港では、問題無しです。先ほどのお茶のお湯足しのサインのように、お茶を注いでもらったり、お料理を取り分けてもらった時は、何度も”ありがとう、ありがとう”と言う必要は、ありません。
賑やかな中でこそ使えるありがとうのサインがこれ!
このサイン一つで、”ありがとう”の意味です。
これも、簡単素敵です。
是非是非やってみてください!



人差し指と中指の指先でコツコツとテーブルをたたく。
これだけ。
賑やか場面でも、ありがとうと、伝えられる大活躍のサインです。

心得⑨ 遠慮無用!


色んなマナーがありますが、これは、絶対やってはいけません。

それは、遠慮です!

みんなで、ワイワイ、遠慮なく食事を楽しむ事が、
香港でのマナーです。
日本の慎ましく、静かに食すというマナーも素晴らしいですが、
香港のこの遠慮なしのマナーが、世界経済を支えているのではないでしょうか?


食事も終盤になってくると、テーブルはどんちゃん騒ぎの後のように散らかりますが、
それを善しとする香港です。

そして、最後の心得で締めくくりましょう。

心得⑩ 片付けない!

食事が終わったらお会計。必ず頼んだメニューが全部来たのか?頼んでいない物が、レシートに入っていないか?確認をしてから、お会計をしましょう。
お会計がすんだら、さ〜帰ろうなんですが、お皿やお箸を揃えて奇麗にする必要はありません。食べたら食べたまま、席を離れます。その後は、レストランのお掃除担当のスタッフが、又また、ガンガン賑やかに片付けてくれます。香港のレストランは、細かくスタッフの役割分担が出来ています。片付け掃除のスタッフは、それがお仕事なのです。だから、そのスタッフのお仕事取ってしまう事のないように、そのままにして席を離れるのも大事な礼儀です。

マナーを知れば香港がもっと近くなる!


食事マナーの心得①ー⑩は、知っていると更に楽しく、香港人との距離が、ぐぐっと縮まる内容です。
どこの国でも美味しい物を、大勢で一緒に楽しむことで、国境がなくなっていくのでは、ないでしょうか?
心得すべてを叩き込むのは、難しいかもしれませんが、簡単素敵なマナーから、やってみてはいかがですか?

今回も、次回も、食の香港を楽しんでいただけるように応援しています。以上、香港ナビがお伝えしました。
関連タグ:香港グルメ食べ歩き

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-11-21

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