アジアベストハイキングコースにも選ばれた、ドラゴンズバックコース。マイナスイオンを浴びながら、日頃のストレスを発散しましょう!
♪ 銀の龍の背に乗って、届けに行こう、運命の砂漠へ…♪ 歌が大好きな香港ナビレポーター百瑯で~す、こんにちは!
さて、龍の背中に乗るなんて、歌やアニメなど空想の世界でしか体験できないと思われるかもしれませんが、なんのなんの今日は、香港島にある“龍”の背に乗っちゃうハイキングコース (全長17キロ 5時間コース) を紹介します。
大潭(タイタム)郊野公園
MTR港島線で香港島東端の終点、柴湾(Chai Wan)駅で下車。B出口から下へ降りて(駅は地上1階)、「16X」という赤柱(スタンレー)行きミニバスに乗ります。運賃は6ドルです。
約15分で大潭(タイタム)ダム郊野公園の入り口に到着します。降りたい場所で「有落(ヤウ ロッ)(降ります)」と運転手さんに言って下さい。
もしくはMTR港島線西湾河(Sai Wan Ho)駅で下車、A出口近くのバス停で14番(赤柱砲台行き)のバスでも郊野公園の入り口まで行くことができます。運賃は8.4ドルです。
ここはコンクリートの道で、とても歩きやすく、ジョギングや犬を連れて散歩する人がよくいます。眺めが美しくよい写真が撮れる名所でもあります。
道なりに約30分進んで行くと、上り坂になります。ここはちょっときついですが、ゆっくり上りましょう。分かれ道が現れたら、右方向の大潭道に入ります。ここからは山道になりますが、アップダウンはそれほどないので、歩きやすい道です。
また30分ほど歩くと石澳道に出ます。車道なので、注意しながら道を渡りましょう。この道に見覚えありませんか?先程バスで通った道なんですよ。そして面前の階段を下って石澳東引水道に入ります。ここは香港トレイルのステージ7であり、石澳交野公園のエリア内です。
ここからはまた平坦なコンクリート道になります。前半は引水道の中(片側は山、もう片側は木で覆われている)で特に景色は望めませんが、緑が一杯で心身共にリフレッシュ間違いなし。脇に目をやれば面白い植物や蝶もよく見かけます。枝ナナフシという虫を知っていますか。それはさておき野外学習にもお勧めのコースです。
後半に入ったら、右手に大潭湾の景色や高級マンション、レッドヒル等が見えてきます。週末ともなると、水上スキーやバナナボートで海水浴を楽しんでいる人をよく見かけます。約一時間の道のり 爛泥灣村、東丫村、東丫背村、銀坑村等の漁村(海抜50m)を経て 土地灣村(海抜20m)に下がってはしまいますが、ここから一気に石澳道(海抜120m)まで階段で上ります。長い階段ですが、段は高くないので、ゆっくり上りましょう。石澳道を渡れば今日の目玉ドラゴンバックの入り口は目の前です。
アジアベストハイキングコース
実はセントラルの交易広場(Exchange Square)から(309番、但し祭日と日曜のみ運行)、あるいはMTR筲箕灣駅(Shau Kei Wan)A3出口から(9番)、石澳行きのバスが出ているので、先ほど紹介したコースを省いて直行でここに来ることができます。 「土地湾」のバス停で下車。
さて、ここからが本番です、水を補給してストレッチ。入り口の看板に可愛いドラゴンのデザインが描いてあるのを見て気分が楽になったのは私だけでしょうか。最初はまた階段で、ちょっときついけど、すぐに山道に変わります。途中に休憩できるベンチ等が設置されているので、水の補給やストレッチ、休憩を小まめに取る事をお勧めします。今年の暑さは例年と比較にならない程ですから。さて、龍の背(海抜28m)まで、あとわずかです。山道に戻って上り続けます。途中何箇所も石台があってここも休憩にはよい所です。更にどんどん上れば上るほど、視界が広がって来ると共に、風が優しく吹いてきて、こういう暑い天気でもとても気持ちがいいです。
よし、やっと打爛埕頂山に着きました。周りを見て下さい。右は石澳ビーチ、大浪湾、左は大潭湾、東龍島までの景色が一望です。自然に囲まれて感無量。前方を眺めると、一つ一つの小さい丘が繋がっていて、まるで龍の背のようです。
龍が格好よく山に這っているように見える形が“ドラゴンバック”の由来でしょう。実はドラゴンバックは2004年のタイムズマガジンでアジアベストハイキングコースに選出された有名なコースです。下ったり上ったり、緩やかなジェットコースターに乗っている気分で、歩き心地は抜群です。トコトコ歩いているうちに、いつの間にか、石澳ピークの龍脊観景台に辿り着いてしまいました。ここの掲示台には香港島サウスサイドの山の名称や地名が詳しく書いてあるので、香港の地理が勉強できます。ハイキングの他には風を見事に操るパラグライダーやラジコンを楽しむ人達のホットスポットでもあるようです。私はここを密かに風の谷と呼んでいます。
見物し終わったら、今度は下り三昧です。砂利道も多いので、ゆっくり下りましょう。T字路に着いたら、“大潭峽 ”の方向へ進みます。約40分歩けば、歌連臣角道に出て、ここから9番か309番のバスに乗って柴湾か石澳まで行けますが、まだ歩き足りなければ、左の方向へ約40分歩けば大浪湾に到着します。ここは文字通り、波が大きくてサーフィンするには最適な場所です。ちょっとした売店もあります。
石澳まで、あと少し。その足で頑張りましょう。
石澳に着いたら、まずはビーチの更衣室へ直行です。シャワーを浴び着替えて、人気のある近くのタイ料理レストランで「冷たいビールで乾杯」といきましょう。
以上、香港ナビレポーター百瑯がお届けしました。
その他情報
行き方
【2階建てバス利用】
MTR西湾河(Sai Wan Ho)駅、A出口から、14番バス赤柱行きに乗車。
【ミニバス利用】
MTR柴湾(Chai Wan)駅、B出口から、16Xミニバス赤柱行き、大潭(タイタム)ダム郊野公園の入り口で下車。
帰り方
石澳から、9番(MTR筲箕灣駅行き)もしくは、309番(セントラル交易広場行き、ただし日祝日のみ運行)
レポーター: 百瑯 年齢: 30代 出身地: 香港 滞在歴: 香港生まれ、香港育ち
趣味: ドラゴンボート、ハイキング、風水、四柱推命、奇門遁甲方位学、占星学、易学、大六壬予測学、文字占い、タロット
シリーズ名: 毎日運勢をアップしてます
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記事登録日:2007-08-22