西貢(サイコン)で海鮮を食べつくそう!

取れたて新鮮な海鮮を、食べたい分だけ食べたい調理法で楽しみましょう~!

こんにちは!香港ナビです。「海鮮タウン」といってしまっても過言ではないほど海鮮料理で有名な西貢(サイコン)。海沿いには、スペースを奪い合うかのようにずら~~っと海鮮レストランが立ち並んでいます。「うちで食べてってよ!」との店の呼び込みも、ぴちぴち跳ね回るえびや魚の勢いと同じくらいの威勢のよさです。お気に入りの店が見つかったら、あとは食べたい海鮮を食べたいだけひたすら食べるのみ! お腹を空かせて挑むべしの西貢海鮮料理を、お酒をまじえつつご紹介します!

まずは行き方

西貢へはさまざまなアクセスがありますが、今日は日本からの旅行で利用する率の高いホテルが多いエリアを代表して、油麻地(ヤウマテイ)からスタートします。
油麻地のA2出口をでるとすぐ後ろがネイザンロード(彌敦道)です。
そこから右へ2ブロック行くと、おなじみ「プロミス」の看板があります。“黄色い看板、プロミス”ではなく、香港は“青い看板”ですので注意してくださいね。
そこを右折するとDundas street(登打士街)です。そのまま進むと左手に女人街が現れます。
さらに進むと、そこに西貢行きミニバス乗り場が現れます。バスは頻繁に到発着しています。
運賃をミニバスのドライバーに払ったら、気分はもうエビだ!ホタテだ!!
運賃は先払いで13香港ドル。高額紙幣でなければおつりももらえます。

西貢に到着

ビュンビュンとスピードをあげて進むミニバスにゆられること約30分。スポーツセンター前にある西貢のバスターミナルに到着です。
目の前にもうひとつ、他の地域から集まるバスのターミナルがあるので、そこを突っ切り道にでるともう海の香りがしてきます。道にある表示と磯に香りに導かれて歩くこと約5分。海にぶつかると左右に広がるきらびやかなネオンと海鮮レストラン。
今回は予約を入れてあったので、にぎやかな客引きを「ごめんよ~」と潜り抜けて目的地に一目散。店に予約名を告げて席に案内されて、さぁ!と思ったら、なんと予約してある店ではなかった…なんて、トホホなエピソードなどもあったりして。

◇いざ海鮮!

気を取り直して予約した店に移動したら、いざ海鮮!! 大人数ならコース料理がお得ですが、少人数なら水槽の中から食べたいものを選んで、店の人に指差して伝えましょう。たとえばホタテなら人数分、えびなら相当量を店の人が選んでくれます。重さを量って大体の料金を伝えてくれますので、それに応じて分量を変えてもいいでしょう。素材が決まったら今度は調理法です。蒸す、炒める、ガーリック風味、シンプルに塩味など、お店の人のお勧めも聞きながら決めてください。ほとんどの店で英語が通じます。
まずはビールで乾杯! 続いて出てきたのは蒸しエビです。蒸すだけとシンプルな調理法なだけに素材の味が試されます。笑顔でビールが進んでしまうということは、やはり素材も二重丸ということですね。

◇ 正しいエビの食べ方講座

まず頭をしっかりつかみます。頭の殻はそのままに、背中側から身の部分の殻をはずします。尻尾までつるんと剥けるのが新鮮な証拠です。身の部分がはずせたら、そのままパクンと口に入れてしまいましょう。頭のミソもこぼさずに味わえる、ワンポイント講座でした。
師匠の指導の甲斐あって、見事成功! 師匠の指導の甲斐あって、見事成功!

師匠の指導の甲斐あって、見事成功!

◇ 続々と出てくる料理たち

八宝菜風野菜炒め。根菜やしいたけなどを炒めとろみをつけて仕上げています。海鮮の中継ぎ役として、いい食感でいい味です。
シャコのから揚げ。これは周りの目など気にせず、手でつかんだら豪快にかぶりつくべし。たばこの箱と比較してみてください。ぶつ切りにされてもこの大きさのシャコってすごいですよね。
伊勢エビのチーズ焼き。豪快にぶつ切りにした伊勢エビがチーズをまとっています。下に引かれた伊麺(揚げてある太麺)と一緒に食べれば、エビのうまみも残さず味わえます。
ホタテのガーリック蒸し。立派なホタテにガーリックをのせて蒸しあげたもの。ホタテの上にのった春雨が流れ出たうまみを吸い込んでくれるので、一滴も残すことなくホタテを堪能。
蒸しガルーパ。香港の魚料理の中では素材も調理法もごく一般的なものです。蒸したガルーパにしょうゆベースのたれをかけていただきます。
青菜のガーリック炒めとスープ 青菜のガーリック炒めとスープ

青菜のガーリック炒めとスープ

実は焼酎を持ち込みました。氷も持参で~。特に持ち込み料もとられることなく、店の人がコップを用意してくれました。海鮮と焼酎、これが合う!!
※ 店によって条件は違うので、飲む前に確認してくださいね。
締めにでてきたチャーハンも大盛り。ここまでの海鮮で満腹だというのに、まだ来るか!と驚きつつもしっかり食べます。

おいしい海鮮とおいしいお酒で話も弾み、気がつけば周りのテーブルは片付けられ、店と私たちのテーブルとにかなりの距離が…。
水槽にもシートがかぶせられ、無言で「もう閉店だよ」と訴えてくるので、我々もすっかり根の生えてしまったお尻をようやく上げました。気がつけばもう11時過ぎ。楽しくておいしい時間はあっという間に過ぎてしまうものですね。
ごきげんな記念写真撮影で、今回の西貢海鮮レストラン行はお開きとなりました。食べきれないほどの海鮮づくしで、ひとり約300香港ドルでした。

● 洪記海鮮酒家 / 洪記海鮮

・住所:九龍西貢海旁廣場兆日楼4-10号、地下及1楼
No.4-10, G/F&1/F., Siu Yat Bldg., Sai Kung Hoi Pong Square, Sai Kung
・電話:2792-1348 / 2792-1349 / 2792-6623
・ファックス:2792-6623
・営業時間:06:00 - 23:00 年中無休
・クレジットカード:Visa, Master, AMEX

地図で見るとちょっと街なかから距離がありそうに見える西貢も、バスを使えばあっという間です。香港ナビを参考に、ぜひ海の音を間近にききながらの本格海鮮料理を体験してみてください。素材選びも値段交渉も、味とともに楽しい思い出になると思います!
以上、香港ナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-05-11

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