めざせ摩天楼!ビクトリア・ピークは香港のMUSTスポットです。
こんにちは、このたび香港各地の観光スポットへご案内するレポーターとしてデビューすることになりました中村です。デビュー作ということで緊張気味の初回ですが、今回は、ビギナーの方が、まず最初に行ってみたいというビクトリア・ピークを選んでみました。"百万ドルの夜景"はもちろんのこと、お天気の良い日には明るい時間でも香港全景が見渡せて「ああ、ここに来れて本当に良かった」と思えること請け合いです。では、迷わずアクセスできるように、自力で簡単に行く方法を手取り足取りご案内いたします。
実は、意外と近くて簡単に行けます!
香港通のリピーターも、ピークはツアーで初めて香港に来た時にガイドさんに連れられて大型観光バスで行ったことがあるだけという方が多いのでは。小高い山の上にあるだけに、街の中心から離れた遠いところというイメージがあるかもしれませんが、実は以外に近くて、自力で簡単に行くことができます。
中環駅からスタート
まず、スタート地点はMRT湾島・荃灣線、中環(セントラル)駅。Jの出口を探しましょう。J出口はJ1とJ2に分かれています。ピークトラムに一番近いのはJ2です。
出口の階段を上がって地上に出たところで、見上げるとピークトラム方向を示す案内矢印が出ています。さすが、香港イチ押しの名所だけに、かなり懇切丁寧にこれでもかというくらい方向案内が出ています。
セントラルのど真ん中の広場を横切って大通りへ。横断歩道の渡り始め地点にもまたピークトラムの方向を示す標識が立っています。
向かい側へ渡ったところでもう一度斜め右にある横断歩道を渡ります。渡ったところには長江集団中心という69階建て高層オフィスビルが建っています。
道なりに坂を上っていくと、途中にまたピークトラムの方向を示す標識が立っています。
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香港で一番古いセントジョーンズ教会の前を歩いている頃にはそろそろピークトラム駅の噴水が見えてきます。
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ピークトラムの駅に到着!
噴水を目標にふたつの小さな横断歩道を渡り、最後に大きな道路を渡ったところでピークトラム駅に到着!地下鉄の出口からここまで約徒歩5分。ここまで来ればもう安心。後はピークトラムに乗るだけです。
切符を買おう
ナビが行った日は月曜日の午前中でしたが、11月は香港のベスト・シーズンなので西洋からの観光客が多く、チケット購入窓口に長い列ができていました。片道20ドルですが、往復なら30ドルと割安です。帰りはバス、ミニバス、徒歩(?)などトラム以外の方法を考えている場合を除いては、当然往復券を買うべきでしょう。
オクトパスでもOK
便利なオクトパスカードを持っている場合はこの長蛇の列を尻目にすいすいと改札を通ってプラットフォームへ。オクトパスカードを使う場合は行きに20ドル引かれますが、帰りは10ドルしか引かれないので、やはり往復だと30ドルで割安になります。
ピークトラムに乗車
列の後ろにいたのでもう車両は満杯。10~15分おきに来るので、次のトラムを待つことにしました。「8分後に次のトラムが着きます」というアナウンスは英語、北京語、広東語で。
待ったかいあって一番乗り!行きは進行方向右側の窓際席がベスト。かなりの急勾配が続き、首がちょっと痛くなりました。途中にある小さな駅で停車するとビヨーン、ビヨーンと車体が巨大ロープで引っ張られてる感じがスリル満点。「これが切れちゃって、突如ピークトラムがジェットコースターになったらどうする!?」という心配はご無用。運行開始から今まで無事故の記録を誇っています 。
バナナの木や竹が生い茂る隙間から高層アパートが見え隠れする景色から突然ビクトリア・ハーバーが見える景色に変わったところで、「おーっ」と車内にどよめきが起こりました。体を90度くねらせて見入ってしまう絶景。ピークの展望台からはこれが更にもっとよく見えるのでワクワク。
新しくなったピーク
地味な展望台とレストランがたった1軒(かつてのピークカフェ、今はオーナーが変わって太平山餐庁という名前)しかなかったひと昔前とは様変わりして、ピーク・ギャレリアというショッピングモールやピークトラムの終点駅階上の展望台や蝋人形館マダムタッソーズ(現在改修工事中で2006年リニューアルオープン予定)など見所が増えています。そして、ピークから見下ろす香港の景色も、空港が移動し、新しいビルが建設され、色々なところで再開発が行われ、どんどん変化しています。
展望台で記念撮影
ここまで来たらピーク・ギャレリアの展望台に行ってたどり着いた証拠写真をバッチリ撮りましょう。
さて、いかがでしょうか?地下鉄の駅を出てから待ち時間を合わせても20分ほどで行けるとは思いもよらなかったのでは?セントラルでお買い物した後、「ちょっとピークでお茶でもしない?」なんていうのも、ありかも。
応用編
帰りは違う方法を使うこともできます。地下鉄セントラル(中環)駅までのミニバス、アドミラリティ(金鐘)行きの二階建てバス15番など、コーズウエイベイなどセントラル以外の場所に行くにはバスを利用することになります。ちなみに、歩いてハイキングしながら下山 することも可能です。
ピークトラム運行情報
運行時間 午前7時~24時(15分おき)
料金 大人片道20ドル(往復30ドル)子供片道6ドル(往復9ドル)65歳以上は片道 7ドル(往復14ドル) 途中下車駅(一度下車するとそこから再乗車はできません。)
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2005-12-28