2015年の香港の祝祭日は?伝統行事は??イベントは???そんな香港の1年の予定や予測を月別にご紹介します!
ネイホウ!香港ナビです。
香港の風水師によると、毎年午年と未年は香港は低迷期に入るのだとか。記憶に新しいところでは、2014年に世間をにぎわせた反政府デモ、そして前回の午年、未年はSARSが流行したなど、まんざらウソではなさそう。でもそんな運勢の悪さを吹き飛ばしてしまうのが香港のパワフルなエネルギー。2015年も例年と変わることなく、さまざまな伝統行事や楽しいイベントが満載です。今年の香港旅行の計画にぜひとも役立ててくださいね。
●2015年の香港大予測
◆西九文化区公園完成!?エアポートエクスプレス「九龍駅」周辺は開発めざましい埋め立てエリア。現在も中国への高速鉄道を建造中ですが、それに加えて、このエリアを文化公園にすべく工事が進められています。完成すれば大規模なイベントホールやさまざまな施設が整い、この西九龍エリアは文化、レジャー、芸術活動の拠点となり、香港の文化の発展に大きく貢献することになります。
◆あの渋谷の「マルキュー」が秋にオープン!?
東京・渋谷の人気ファッションビルの「マルキュー」こと「SHIBUYA109」が、尖沙咀の大型ショッピングモール「ハーバーシティ」内に海外第1号店をオープン。売場面積は約250坪と比較的コンパクトですが、若い女性向けの日本国内ブランドが10~15店入る予定です。またこの1号店を軸に、複数店の店舗展開も計画中だとか。ターゲットは香港人女性ですが、年間約5000万人訪れる観光客もターゲットに入れ、SHIBUYA109の世界観を凝縮し、ブランドが持つカルチャーを体験いただける店づくりをしていくつもりだとのこと。
◆LCC増便で、香港-日本間がもっと近くなる!?ここ数年、無駄を徹底的に省いてそれを航空運賃に反映させている格安航空会社LCC(ローコストキャリア)が続々と誕生しており、香港でも2013年に香港エクスプレスが登場しています。現在、日本と香港を結ぶLCCは香港エクスプレスをはじめとして、日本のピーチとバニラ・エアがあり、ここに新しくジェットスターが参入します。また今までは、東京(成田・羽田)、関空と大都市が中心でしたが、札幌や沖縄などの地方空港にも乗り入れを開始。今年はさらに新しいLCCの登場や就航都市の増加で、さらに香港と日本の間が近くなることが予想されます。
◆日本式・香港ご当地アイドルがデビュー!?
2010年来、30作品ものガールズ演劇を手がける日本のプロデュース会社がユニットコンセプト、楽曲、衣装、デザイン、ステージングまで一貫してプロデュース。日本のポップカルチャーの先端のひとつであるアイドルユニットとライブパフォーマンスを世界に向けてアピールします!
既に応募もオーディションも終わり、早ければ今年の頭から活動を開始する予定だとか。果たしてAKB48やももクロを超えるようなアイドルユニットが香港から誕生するか?!
●1月の祝祭日と伝統行事、主なイベント
●祝祭日
1月1日(水) 元旦香港は旧暦でお正月を祝うため、元旦は新しい1年の始まりという以外は特別な日ではありません。また翌日からは平常どおりです。しかし大晦日のカウントダウンは花火を打ち上げやさまざまなイベントで明け方まで盛大に盛り上がります。
◆◇◆ 1月の伝統行事 ◆◇◆
伝統行事はありません。
◆◇◆ 1月の主なイベント ◆◇◆
■香港ドラゴン&ライオンダンス祭
期日:1月1日(木)
時間:14:00~19:00
場所:香港文化中心前広場など
新しい年の幕開けにふさわしい、賑やかでカラフルな獅子舞のオンパレード。香港文化中心前でイベントが行なわれるほか、香港島、九龍、新界などの観光スポットをめぐります。運がよければ、普段なかなかお目にかかれない獅子たちと一緒に写真を撮ったり、獅子舞の振り付けを教えてもらえるかも。新年最初の一日を、縁起のいい獅子たちと過ごしてみませんか?
■香港国際マラソン
期日:1月25日(日)
時間:5:30~(ハーフマラソン)
/6:10~(フルマラソン)
1997年から始まり、今ではすっかり年中行事として定着した「香港国際マラソン」。フルマラソン、ハーフマラソン、10キロマラソンなどの種目で競われ、昨年度は世界50ヵ国から約72,000人の人が参加しアジア最大級のマラソンイベントになりました。高速道路や海底トンネル、香港最長の橋である青馬大橋など、香港ならではのコースも話題です。果たして今年はどんな戦いが繰り広げられるのでしょうか。
●2月の祝祭日と伝統行事、主なイベント
●祝祭日
2月19日(木) 農歴正月1日
2月20日(金) 農暦正月2日
2月21日(土) 農暦正月3日
通常であれば香港の旧正月の祝日は初日から3日間ですが、今年は4日目が日曜日に当たるため多くの会社などは旧正月4日目までが祝日となります。お店や会社によっては旧正 月前から休みになったり、祝日が過ぎてもしばらく休みになるなど、営業日や営業時間が変更になる場合もありますので注意してください。
◆◇◆ 2月の伝統行事 ◆◇◆
■農歴新年
期日:2月19日(木)
詳しくは「2月の祝祭日」をご覧ください。
■車公誕(チェーコン・フェスティバル)
日時:2月20日(金)
場所:車公廟(大圍)
幸せをもたらす神様・車公の誕生日を祝います。この日、車公廟には多くの人が訪れ、新年の幸運を祈って風車のような鋳物の輪を回し、太鼓を叩きます。 あなたも1年の幸運を願って、風車を買ってみてはいかがですか?
◆◇◆ 2月の主なイベント ◆◇◆
■春節花市
日時:2月13日(金)~19日(木) 12:00~0:00(19日は21:00)※予定
場所:ビクトリア公園(銅鑼湾)ほか
旧正月にお供えする縁起のいい花や木を買い求める多くの人で夜遅くまで賑わいます。花以外にもさまざまな物を売る屋台がずらりと並び、ちょっとしたお祭り気分。この時期香港を訪れるなら、ぜひとも足を運んでみてください。
■香港マスターズ
期日:2月13日(金)~15日(日)
時間:21:00~0:00(13日18:00~、15日~18:00)
場所:アジアワールドエキスポ
料金:$330 / $590 / $720 / $850 / $980
香港乗馬総会協賛のこの大会はアジア初の国際馬術障害物競走。馬術マスターズは2010年にEEMワールドで誕生したコンセプトで、アジアで唯一の最高水準CSI5(5ツ星)を獲得した大会。演技の正確さや美しさを競う競技が繰り広げられます。
■國泰航空新春國際匯演之夜(新春ナイトパレード)
日時:2月19日(金)
時間:19:00~20:30場所:チムサーチョイ(廣東道⇒海防道⇒彌敦道)
料金:無料。ただし観覧席での鑑賞は$400 / $350 / $300
旧正月初日に開催されるナイトパレードです。スポンサーのキャセイ航空をはじめ、ディズニーランドやオーシャンパークのきらびやかな13台のフロート(山車)の合間には、世界各国からやってくる楽しく、珍しいショーが花を添えます。今年は日本を含む15ヵ国21グループが参加予定です。
■花火 ※予定
期日:2月20日(土)
場所:ビクトリア湾 日本では花火は夏の風物詩ですが、香港では旧正月の2日目に打ち上げられます。毎年披露される趣向を凝らした仕掛け花火は見逃せません!ビクトリア湾で打ち上げられた花火が周囲の高層ビルにも反射してまるで万華鏡のような美しさです。当日は午後から交通規制が行なわれ、また多くの見物客で込み合います。ベストポジションで見物したい人は、早めに場所を確保することをおすすめします。
■第43回香港アートフェスティバル
期日:2月27日(土)~3月29日(日)
場所:香港各所
香港内にある大小さまざまな劇場やイベントスペースを使い、約1ヵ月にわたって開催される香港最大の芸術祭です。その演目も演劇やダンス、クラシック音楽、オペラ、ジャズなどさまざまで、香港のみならず世界中からアーティストたちが集結します。中には日本ではめったにお目にかかれない公演もあり、芸術ファンにはたまらないイベントです。人気公演はあっという間にチケットが売り切れてしまうので、お目当ての公演がある場合はお早めに!
●3月の祝祭日と伝統行事、主なイベント
●祝祭日
祝祭日はありません。
◆◇◆ 3月の伝統行事 ◆◇◆
■元宵節
期日:3月5日(木)
「香港のバレンタインデー」としても親しまれている元宵節は旧暦の1月15日。香港では女性から男性にチョコレートを贈る習慣はありませんが、多くの男性が女性に花束を贈る光景が見られます。また尖沙咀の香港文化中心前をはじめとして、香港の公園や公共広場などの随所に色鮮やかなランタンが飾られ、幸せ気分をさらに盛り上げてくれること間違いなし。
◆◇◆ 3月の主なイベント ◆◇◆
■第43回香港アートフェスティバル
期日:~3月29日(日)
場所:香港各所
2月から引き続き、さまざまな話題のイベントが各所で行なわれます。
■第39回香港国際映画祭
期日:3月23日(月)~4月6日(月)
場所:香港主要映画館など約2週間にわたり行なわれるアジアを代表する国際映画祭のひとつです。参加は世界50ヵ国以上、応募作品も280作品以上にも及び、業界関係者5000人を含む約60万人が参加するまさに香港を代表する一大イベントです。また映画祭と並行して、映像マーケットの「香港国際影視展」も開催され、期間中は映画ファンだけでなく映画関係者であふれかえります。果たして今年は一体どんな話題作が登場するでしょうか?
■香港セブンス・ラグビー
期日:3月27日(金)~29(日)場所:香港スタジアムラグビーは通常15人制ですが、香港セブンスは国際ラグビー評議会(IRB)が主催する7人制ラグビー大会で、 24の出場国の中から頂点を決める国際的なスポーツイベントです。また試合時間が1試合14分と短いため、スピーディな動きが楽しめるのも特徴です。選手のすばらしさに加え、観戦する人たちのユニークなコスプレも話題のひとつとなっています。会場内ではフェイスペインティングのサービスも。
●4月の祝祭日と伝統行事、主なイベント
●祝祭日
4月3日(金) キリスト受難日
4月4日(土) キリスト受難日翌日
4月7日(火) 復活節
イギリス植民地時代からの祝祭日のひとつで、、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが3日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教において最も重要なお祭です。多くの教会で特別な礼拝が行なわれますが、香港では宗教的要素よりも娯楽的要素が色濃く、ホテルやショッピングモールではイースターにちなんだ、特に子供向けのイベントが数多く行なわれます。
4月6日(月) 清明節翌日
日本のお盆にあたる年中行事で、祖先を敬う重要な日です。国土の広い中国では各地方の気候風土によって異なる習慣や風俗が存在しますが、香港では多くの人がお墓参りに出かけて祖先の墓の掃除、墓地の草むしり、墓石の碑文の塗りなおしなどをしたり、お香をたいたりします。
なお、
今年はイースターの間に清明節が入っており、また当日は日曜日であるため翌日の6日が休みになります。したがって多くの会社や企業は4月3日から7日まで5連休になるところが多いのでご注意ください。
◆◇◆ 4月の伝統行事 ◆◇◆
■水燈及天燈節(洪聖爺誕)
期日:4月1日(水)
場所:新界上水河上鄉村、鴨脷洲洪聖廟洪聖大王は本来は洪熙という名前で、唐の時代(618‐907年)に広東省番禺区の長官をしていた実在の人物です。天文学や地理に精通し、天候を予想して多くの漁民や商人を助けたために、やがて洪聖大王として崇め奉られるようになりました。
香港におけるこの行事は、洪聖大王に恩義を感じている漁民を中心に催され、特に新界地区の河上鄉村の天燈節は800年の歴史を誇り、盛大に行なわれます。
■清明節
期日:4月5日(日)
詳しくは「4月の祝祭日」をご覧ください。
◆◇◆ 4月の主なイベント ◆◇◆
■イースター
期日:4月3日(金)~7日(火)
場所:香港各所イギリス植民地時代からの祝祭日のひとつで、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが3日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教において最も重要なお祭です。多くの教会で特別な礼拝が行なわれますが、香港では宗教的要素よりも娯楽的要素が色濃く、ホテルやショッピングモールではイースターにちなんだ、特に子供向けのイベントが数多く行なわれます。
■第5回香港ゲームス(全港運動会)
期日:4月25日(土)~5月31日(日)場所:香港各所運動施設
香港18のエリアから代表者を選び、ハードル、バトミントン、バスケットボール、5人制サッカー、水泳、卓球、テニス、バレーボールの種目で競うユニークな大会。残念ながら香港在住者しか参加資格はありませんが、チアリーディング大会、撮影大会など、例え参加できなくても観客も一緒になって楽しめるイベントも用意されています。
●5月の祝祭日と伝統行事、主なイベント
●祝祭日
5月1日(金) 労働節
労働者が一致団結して権利の要求活動を行なう日です。例年では各地でさまざまな抗議運動、集会、デモなどが行なわれることが多く、特にデモは何千人、何万人が参加し、恒例行事化しています。通常、デモのルートはビクトリアパークから湾仔、セントラル周辺。それに伴いこのエリアは交通規制が行なわれるため、一部バスなどは迂回ルートとなるので注意してください。
5月25日(月) 仏誕
お釈迦さまの誕生日を祝い、香港内の寺などでさまざまな祝賀行事が行なわれます。中でも世界最大級の座物があるランタオ島の寶蓮禪寺では、伝統中国武術などの盛大なイベントが行なわれます。また、お釈迦さまが生まれたときに九匹の龍が甘露を注いで沐浴させたという伝説もあるため「浴仏節」とも呼ばれ、それにちなんだ儀式も行なわれます。
◆◇◆ 5月の伝統行事 ◆◇◆
■天后節
期日:5月11日(月)場所:香港各所の天后廟
海の守護神「天后」の誕生を祝うイベントです。宋の時代に中国・福建省に実在した巫女だと言われており、多くの漁民を海の事故 から助け、海上の安全を守ってきました。当初は地元の郷土神に過ぎませんで したが、宋、元、明と海の交易が盛んになるにつれて「海の守り神」としての性格を強めてきました。 福建省や広東省の華僑に信仰されたため、彼らの渡海とともに世界中に広がり、現在では世界中に4000とも5000とも言われる天后廟があると言われてい ます。
■長洲太平清醮(長洲饅頭節)期日:5月22日(金)~26日(火)場所:長洲島
本来は漁民の守り神である「北帝」の誕生日を祝うためと言われていますが、疫病の蔓延や海賊から村を守ることを祈念するため、またお腹を空かせた幽霊たちがこの世に戻ってくる日とも言われている、長洲最大のお祭です。饅頭を積み上げた塔から饅頭を競って取り合う搶包山や、歴史上の人物や神様に扮した衣装を身につけた子供たちが、高く持ち上げられて街を練り歩くパレードが有名です。普段は静かなこの島は、毎年この期間だけは多くの人たちで賑わいます。
■譚公誕
期日:5月25日(月)
場所:譚公廟(筲箕湾)旧暦4月8日はお釈迦さまの誕生日(仏誕)であり、長洲饅頭祭の日ですが、さらに天后と並ぶ海の神様でもある譚公の誕生日でもあります。譚公は元の時代 (1206-1368)に広東省恵州に実在した人物で、幼少の頃から天気を予報したり病気を治癒させる能力を持っており、漁民たちに崇められたとか。また、若くして智を得、さらに永遠に若さを維持する秘訣を会得したとされていることから、譚公の肖像は顔が12歳のままです。この日は筲箕湾の譚公廟周辺で獅子舞やパレードが盛大に行なわれます。
■仏誕
期日:5月25日(月)
詳しくは「5月の祝祭日」をご覧ください。
●6月の祝祭日と伝統行事、主なイベント
●祝祭日
6月20日(土) 端午節
日本では端午の節句として知られていますが、香港での意味合いは異なります。その起源には諸説ありますが、楚の時代の政治家であった屈原がこの日に汨羅川に身を投じ、その遺体が魚たちに食べられないようにするため川にちまきをまいたり、船から太鼓を叩いて大きな音を出して魚を追い払ったことが始まりとか。そのため、毎年屈原の命日にちまきを食べ、船を出した習慣がドラゴンレースとして発展したといわれています。
◆◇◆ 6月の伝統行事 ◆◇◆
■端午節
期日:6月20日(土)
詳しくは「6月の祝祭日」をご覧ください。
●7月の祝祭日と伝統行事、主なイベント
●祝祭日
7月1日(水) 香港特別行政区成立記念日
香港がイギリスから中国に返還された日です。朝には湾仔にある香港コンベンション&エキシビジョンセンター前の返還記念碑において区旗掲揚の儀式が行なわれます。また中国中央政府の香港に対する統治政策に反発する香港人による抗議活動が行なわれることがあるので、それに伴う交通規制などの情報に注意してください。
◆◇◆ 7月の伝統行事 ◆◇◆
伝統行事はありません。
◆◇◆ 7月のイベント ◆◇◆
■香港国際ドラゴンボートカーニバル
期日:7月3日(金)~5日(日)
場所:ビクトリア湾
今や世界的なイベントとなった中国伝統の行事のひとつ。スタンダード・ボートの部は500mのコースを、スモール・ボートの部は250mと500mのコースを選択し、レースは20数種類のカテゴリーに分かれています。また最終日には、香港の著名人、香港ディズニーランドやオーシャンパークなど香港観光スポットの代表者が思い思いのコスチュームに身を包み、2人一組でボートに乗り込んで速さやベストコスチュームを争う「セレブ・バスタブ・レース」も開催される予定です。
■サンミゲル・ビールフェスティバル
期日:7月3日(金)~5日(日)
時間:12:00~21:30
場所:九龍尖沙咀東市政局百週年紀念花園
料金:無料(入場のみ)ドラゴンボートレースに合わせて開催される一大ビールイベント。レースを見た後は、香港や中国、台湾のアーチストによるライブバンドや陸上ドラゴンボートレス、ビール飲み大会など、ビールを片手にさまざまなイベントで盛り上がりましょう!
■香港動漫電玩節 2015 Ani-Com & Games Hong Kong
日時:未定
場所:未定
※詳細はホームページでご確認ください。
アニメのコスプレや漫画の同人誌が盛んなのは、何も日本だけではありません。香港では日本の漫画が大人気、そしてその影響を受けて、日本に負けず劣らずの大規模なコミケが開催されています。今回のこのイベントでも同人誌、ガンプラ、おもちゃ、アプリなどアニメに関係するブースがたくさん設置されるほか、自慢の衣装に身を包んだパフォーマーたちのイベントなども繰り広げられる予定です。香港のアニメファンがいかに熱狂的か、その目で確かめてみるのもおもしろいかもしれません。
■香港夏日盛會(香港サマースペクタキュラー)
期日:7月~9月(未定)気温も湿度も高いこの時期ですが、そんな不快な天気をぶっ飛ばしてくれるような元気の出るイベントが「香港サマースペクタキュラー」です。ドラゴンボートやさまざまなライブ、コンサートをはじめ、街を上げての大規模なショッピングプロモーションやレストランのプロモーションなど、わくわくするイベントが盛りだくさん!思わず暑さなんか忘れてしまいますよ。
●8月の祝祭日と伝統行事、主なイベント
●祝祭日
祝祭日はありません。
◆◇◆ 8月の伝統行事 ◆◇◆
■関帝誕
期日:8月8日(土)
場所:文武廟など関帝は、紀元前202年~220年に栄えた漢の時代の武将である関羽のことです。後に戦いの神として神聖化され、忠誠と高潔の象徴でもあります。毎年この日が近づくと、香港島の文武廟をはじめとして多くの寺院にある関帝像の前では消えることのない明かりが灯されて、関帝誕のときは、街中で華やかな儀式が行なわれます。
■七姐節
期日:8月20日(木)元宵節と並んで「香港のバレンタインデー」と称される七姐節は、日本の七夕と同じく織姫と彦星に由来しています。笹に願い事を掛ける習慣こそありませんが、この二人にささげ物をしたり伝統的に針仕事の競争などをします。また恋愛の成就を祈り、ワンチャイにある姻縁石(ラバーズロック)にお供えをしたりする人も後を絶ちません。
■孟蘭節
期日:8月28日(金)俗に言う「孟蘭盆(うらぼん)」の日で、旧暦7月15日にあたります。香港では「ハングリーゴーストフェスティバル」と呼ばれ、この1ヵ月は幽霊たちが地上を徘徊し災いをもたらすと考えられているため、この日は特に路地で幽霊や先祖があの世で使うためのお金やお供え物を燃やします。またこの祭りのハイライトのひとつとして、竹でつくった仮設ステージで中国オペラが上演され、神々の慈悲深く敬虔な行ないをたたえます。
◆◇◆ 8月の主なイベント ◆◇◆
■第26回美食博覧2015(第26回フードエキスポ2015)
期間:8月13日(木)~17日(月)
時間:10:00~22:00(17日~18:00)
場所:香港コンベンションセンター料金:未定世界各地の味が楽しめる食の祭典です!毎年何百、何千もの食に関する企業が一堂に会し、自慢の味を提供します。気に入ったものがあれば買うこともでき、ブースによっては試食もOK。香港にいながらにして、世界一周グルメ旅行も可能?!会場内で行なわれるさまざまなイベントも要注目。
●9月の祝祭日と伝統行事、主なイベント
●祝祭日
9月28日(月) 中秋節翌日香港では中秋の当日ではなく翌日がお休みになるので、中秋の日は名月を楽しむ人たちで夜遅くまで賑わいます。また通常、中秋の日は地下鉄やバスなどが終夜運転となるので、少し遠出しても帰りの足に困ることはほとんどありません。
◆◇◆ 9月の伝統行事 ◆◇◆
■中秋節
期日:9月27日(日)
場所:香港各所毎年この日は家族で集まり、ランタンを持って月餅を食べながら美しい満月を鑑賞するのが恒例です。またビクトリア公園、チムサーチョイの文化中心前などでは美しいランタンがたくさん展示され、中秋ムードを盛り上げてくれます。
■猴王誕
期日:9月28日(日)
場所:猴王廟(秀茂坪)
猴王とは明朝(1368~1644)に書かれた小説『西遊記』に登場する孫悟空のことです。道教の天界から破門された 孫悟空は罪を償い、三蔵法師がインドに行って中国に仏教の経典を持ち帰る巡礼にお供します。 かつてこの猴王の誕生日には、熱い石炭の上を裸足で走ったり、刃物のはしごをのぼったりして苦行を再現していましたが、今日では猴王誕のときはお香をたいたり、紙のお供え物を燃やしたりします。崇拝などといった形で、中国だけでなくアジア諸国において社会や家族の慣習に影響力を与えています。
◆◇◆ 9月の主なイベント ◆◇◆
■大坑舞火龍
期日:9月27日(日)
時間:20:15~ ※予定
場所:大坑
1880年。中秋節前日に台風が香港を襲い、その後に疫病が蔓延して多くの人が命を落としました。その原因は神の子であるニシキヘビを 殺したからと考え、その神の怒りを抑えるために「火龍」を作って3日3晩踊り続けた結果、疫病は消滅した、という逸話に由来します。大きな線香を刺した66メートルにもおよぶ獅子が、激しく踊りながら街を歩く姿は迫力満点!
●10月の祝祭日と伝統行事、主なイベント
●祝祭日
10月1日(木) 国慶節
10月1日は中国の建国記念日。さまざまな祝賀イベントをはじめ、例年であれば夜にはビクトリア湾で大規模な記念花火が打ち上げられます。
10月21日(水) 重陽節
清明節と同じく、この日は一家揃って先祖の墓参りをし、祖先崇拝に基づいた昔からの慣わしを行ないます。また漢代(紀元前220年~220年)のウーン王に対して、易者がこの日に高所に登るように忠告したことで命拾いしたことから、重陽節には高い場所にハイキングに行く人も多いようです。
◆◇◆ 10月の伝統行事 ◆◇◆
■孔聖誕
期日:10月9日(金)
場所:香港孔教學院
中国で最も影響力のある哲学者の1人である孔子の誕生日を祝う日です。孔子の教えである儒教は、親孝行や祖先崇拝などといった形で、中国だけでなくアジア諸国において社会や家族の慣習に影響力を与えています。
■重陽節
期日:10月21日(水)
詳細は「10月の祝祭日」をご覧ください。
◆◇◆ 10月の主なイベント ◆◇◆
■國慶賽馬日(National Day Race Meeting)
期日:10月1日
場所:沙田競馬場
毎年開催される国慶節記念レースで、歌手やパフォーマーを招いてのショーなどもあり、競馬ファンならずとも楽しめるイベント性の高いレースになっています。もちろん手に汗握る白熱のレースも展開されます。詳細についてはホームページでご確認ください。
■2015國慶節祝賀花火 ※予定
期日:10月1日(木)
時間:20:00~
場所:ビクトリア湾
料金:無料
3年前に起こったフェリー事故の影響で2年間開催されず、また2014年はデモの関係で直前で急遽中止になった国慶節の祝賀花火。今回は無事に開催されることを願いうばかりです。
■德國啤酒節2015(ドイツビアフェスト2015)
期日:10月~11月 ※予定
場所:マルコポーロ香港ホテル
ホテルの屋外テラスがこの時期だけビアホールに大変身!それもドイツから本場のビール、フードなどが集まるほか、パフォーマーたちによる楽しいイベントも。さらに会場が見渡せる美しい香港の夜景が、さらに気分を盛り上げてくれます。なお詳細についてはホームページをご覧ください。
■香港ワイン&ダイン・フェスティバル
期日:10月~11月 ※予定
場所:未定
約1ヵ月にもおよびワインと食をテーマにした一大イベントです。期間中はレストラン・フェスティバルやワインフェア、料理教室などの飲食に関するイベントや、特別メニュー、特別価格の提供などが実施されます。また毎年そのオープニングフェスティバルとして、世界各国のワインや食べ物、スイーツなどが楽しめるイベントも開催。毎回多くのワインファンで賑わいます。なお詳細はホームページでご確認ください。
■ハロウィン
期日:10月末
場所:香港各所
本来は秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す意味合いを持つお祭でしたが、今ではイベント色の濃い日となっているようです。香港でも毎年この時期になると各所でイベントやパーティーが行なわれ、特にセントラルにあるランカイフォンでは交通規制が実施されるほど、仮装をした人たちで溢れかえっています。
●11月の祝祭日と伝統行事、主なイベント
●祝祭日
祝祭日はありません。
◆◇◆ 11月の伝統行事 ◆◇◆
伝統行事はありません。
◆◇◆ 11月の主なイベント ◆◇◆
■德國啤酒節2015(ドイツビアフェスト2015)
期日:10月~11月 ※予定
場所:マルコポーロ香港ホテル
詳細は「10月の主なイベント」をご覧ください。
■香港ワイン&ダイン・フェスティバル
期日:~11月 ※予定
場所:未定
詳細は「10月の主なイベント」をご覧ください。
●12月の祝祭日と伝統行事、主なイベント
●祝祭日12月25日(金) クリスマス
12月26日(土) クリスマス翌日
言わずと知れた、キリスト降誕を記念する日です。ほかの国々同様、香港でもクリスマスは賑やかにお祝いします。ショッピングモールやメインストリートなどはクリスマスのデコレーションで飾られ、またビクトリア湾に面したビルの壁一面にも電飾が施されます。この時期は湿気も少なく、空気の澄んだ日も多いので一年でもっとも過ごしやすい時期とも言えます。
◆◇◆ 12月の伝統行事 ◆◇◆
■冬至
期日:12月22日(火)1年でいちばん夜の長い日です。また香港人にとっては家族と一緒に食事をする、1年の締めくくりとして大切な日でもあるため、早めに仕事が終わる会社も多いようです。そのためレストランは非常に混雑するので、お目当てのレストランがある人は早めに予約をしておくほうがいいでしょう。またこの日は、もち米で作った団子の入った甘いスープの入った湯圓を食べる習慣もあります。
◆◇◆ 12月の主なイベント ◆◇◆
■香港ウインターフェスト2015
期日:未定
場所:セントラル・スタチュースクエアなど
主要な観光施設やテーマパーク、ショッピングセンターでは趣向を凝らしたデコレーションが飾られるほか、セントラルのスタチュースクエア(中環皇后像廣場)には巨大クリスマスツリーが登場します。さらに街をあげてのクリスマス・セール、レストランでの特別メニューなど、1年のうちでももっとも香港が大きな盛り上がりをみせるこのイベントは、大晦日に打ち上げられる花火と共に幕を閉じます。
■ニューイヤー・カウントダウン
期間:12月31日(木)
場所:ビクトリア湾、ランカイフォン、大型ショッピングセンターなど
あなたのお気に入りのイベント会場で、新しい1年をたくさんの人たちと一緒に賑やかに迎えてみませんか?そして新年を迎える最初の目玉は花火とライトショー!ぜひともお見逃しなく。
いかがでしたか。
2014年の後半に起こったデモのせいでしょうか。例年であれば、大きなイベントが早々と発表されるのですが、この記事の作成時点(2014年12月)では、2015年後半のイベントがほとんど白紙状態。おそらく年が明ければどんどん予定が埋まっていくと思われるのですが・・・。
そんなわけで、あまり目新しい情報はお伝えできませんでしたが、最新の情報は『今月の香港』でお伝えしていきますので、欠かさずにチェックしてくださいね。
以上、香港ナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2015-01-08