おいしい香港式ミルクティーのレシピです。意外な隠れ業をご披露。
みなさんこんにちは。今月から毎月1回の更新で香港らしいレシピをご紹介させていただくことになりました。香港で味わったあの味を日本でも作れたら・・・・という思う人は多いはず!これからはおうちでもたっぷり香港を味わってくださいね。さて、第1回目の今日は香港式ミルクティーの作り方です。
初めて香港のミルクティーを飲んで、その濃いお茶の味に虜になってしまったという方は多いのではないでしょうか?ミルクとお砂糖を入れなければ苦くて飲めそうもないほど濃く濃く入れたお茶が特徴の香港式ミルクティー。でも、これがなんともクセになるオイシサなのです。この香港式ミルクティー、香港のファミレス?喫茶店?とも言える茶餐廳(チャーチャンテン)で飲むことが出来ます。まだ飲んだことのないという方は最後にお店の紹介もいたしますので、是非、足を運んでみてください。
実はこの香港式ミルクティーのレシピは本来、シークレットとされているもので、香港のレシピ本にもその作り方を書いている本がありません。店によってそれぞれ独特の違うヒミツがあり、それを聞き出すのは並大抵のことではありません。このレシピを知るまでどれだけ長い遠い道のりだったでしょう。そんな貴重なレシピを今日は特別に、みなさんがおうちで作れるよう出来る範囲でアレンジしたものを初公開します!
では、まず使う食材の説明をいたします!
(香港度を高めるため香港の食材をご紹介しますが、入手出来るもので作られてくださいね)
通常はセイロン茶葉の等級別を3種類ほどをミックスしますが、この割合は店によって異なり、店ごとのシークレットです。このように茶葉を数種類用いることで、濃度、香り、色を調整します。他の茶葉を何種類か混ぜる店もあります。
店によってはプーアール茶葉を加えるところもあります。(でも加える量は多すぎてはいけない)インドのチャイのようにスパイスを使う店もあります。この茶葉は通常、一般に市販はされていないので、茶餐廳食材専門問屋で仕入れます。
日本では無糖練乳と呼ばれるもの。香港ではマンゴープリンの上にかけたり、デザートに多用されます。通常の香港ミルクティのミルクは牛乳ではなくこのエバミルクが使われます。茶餐廳で一番よく使われているエバミルクはこの(左)黒白花女乃というホーランド製のもの。一般のスーパーでは市販されていないので、家で作る時は子母(右)のエバミルクが香りがよく、滑らかでおすすめ。もちろん入手出来るもので代用してください。
この香港式ミルクティ、お店で出される時はお砂糖が入っていません。(店によってはエバミルクではなくコンデンスミルクを使うところもあります)。香港式ミルクティの本当のおいしさはお砂糖をたっぷり入れて甘く飲むことだといわれます。そうして初めて香港式ミルクティのおいしさの醍醐味を知るのだそう。
ダイエットと言って砂糖を入れずに飲んだら、本当のおいしさが分からないですよ~今日はお砂糖たっぷりで是非味わってみてください。でも香港式ミルクティの飲みすぎは胃を痛めるのでほどほどにね。
蘭芳園(セントラル)
女性用のストッキングを使ってミルクティーを淹れるので有名な茶餐廳。
太興焼味餐廳(セントラル)
ロースト肉の専門店ですが、何故かここの奶茶は有名です。特に冷たく冷やしたアイスミルクティーはプレゼンテーションが面白いです。
港式奶茶のインスタントがスーパーで買えます。おみやげに便利です。
太興焼味餐廳の缶入り奶茶
お店と同じ味が楽しめると
華僑の間でも買い求める人が多いとか・・・・
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2006-03-24