夏といえばビール!残暑を吹き飛ばすにはビールが一番!香港で飲むことができるメジャーな銘柄を飲み比べてみました。
こんにちは、香港ナビです。あっという間に8月が過ぎ去り、残暑が厳しい9月となりましたね。香港は10月になるとだいぶん涼しくなりますが、9月はまだまだ夏まっ盛りです。暑い日の観光の後にはビールが一番!というわけで今回は、香港の酒楼(中華レストラン)で飲むことができるビールをピックアップして、飲み比べてみました。
■香港のお酒事情
香港では日本の「居酒屋」のような食べ物も飲み物も充実しているお店はあまりありません。食べる場所とお酒を飲む場所は比較的はっきりと分かれています。一般的な中華レストランではアルコールメニューにはビールしかない場合も多く、お酒は好きだけどビールは苦手という人にはつらい街です。
ちなみに香港人は付き合い程度ではお酒は飲むけれど、飲むことを目的に出かけるということはあまりないようです。ランカイフォンや湾仔で夜中に酔っ払っているのは外国人がほとんど。フラフラになって道を歩く人たちが少ない分、夜の街は日本より安全かな、と思うナビです。
今回は、香港で比較的ポピュラーな銘柄を中心にセブンイレブンで買ってまいりました。香港人はお酒が苦手ですが、コンビニのビールの種類は豊富です。
香港では、スーパーでもコンビニでも2つ買うと1個あたりが安くなるという商法が一般的です。ビールも例外ではなく、1缶だとHK$10なのに、2缶でHK$11.50(HK$1.50足せばもう1缶買える!)という、得しているのかまんまとお店の戦法にはまっているのか、よくわからない金額で売られています。
ただいま、飲み比べ中!
いつもの食べ比べは就業時間内に開催されるのですが、今回ばかりは仕事を終えてからのスタート。ただいま夜の6時45分です。今夜は日本人3名、香港人3名の6名での飲み比べ。そのうち自称酒飲みは3名(うち1名酒豪)、残り3名はお酒はあまり…という組み合わせ。
最初はみんな真面目に飲み比べています。毎回食べ比べ、飲み比べでつらいのが、同じ種類の食べ物、飲み物を続けて比べていると、何がなんだかよくわからなくなってしまうこと。しかも、今回は飲めば飲むほど、頭はぼっーっとしてきて…。
すきっ腹にお酒を飲むと酔いが早いですから。昼の飲茶の残りを食べながら、飲み続けましょう。
■そして時間は流れ…
ナビ饅頭の母はいつにも増して幸せそうな笑みをたたえています。
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ただの飲み会になっています。みんな、ちゃんと感想を書いてくださいヨ…。
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飲み比べ結果
第1位 カールスバーグ(嘉士伯/Carlsberg)
1缶(330ml)HK$7.20
「可能係世界上最好ロ既啤酒(たぶん世界で一番おいしいビール)」というキャッチフレーズでゴールデンタイムにCMをガンガン流しているカールスバーグが、ナビスタッフの中でも第一位となりました。日本でいうならキリンラガービールのような最もメジャーな銘柄のひとつです。今回飲み比べた6つの中で一番炭酸がきつく、ドライな飲み口だったため、お酒好きなスタッフからは「飲みごたえがある」と評価が高めでした。その反面、苦味が嫌いだからビールは苦手、というスタッフからは「飲みにくい」という声も。どこのレストランにも大概は置いてあるので、ビール選びに迷ったら、とりあえずカールスバーグにしておけば間違いなし?!
第2位 チンタオビール(青島啤酒/Tsing Tao Beer)
1缶(330ml)HK$10
北京オリンピックのオフィシャルスポンサーであり、中国で一番よく飲まれている青島ビールが第2位でした。中国ではバリエーションが豊富な青島ビールですが、香港ではこのスタンダードタイプが一番よく飲まれています。軽くて飲みやすいため、食事をしながらでもどんどん飲んでしまいそう。このビールは香港人、日本人スタッフ問わず安定して高得点をマークしました。せっかく香港に来たんだから中国ならではのビールを飲もう、という時には青島ビールを注文してみては?女性にも飲みやすいので、大勢で飲むときにおすすめです。
第3位 ハイネケン(喜力啤酒/Heineken)
1缶(330ml)HK$8.90
香港のレストランに必ず置いてあるビールのひとつハイネケンが第3位です。日本でもバドワイザーと並んで人気があるため、香港に来てもとりあえず馴染みのあるハイネケンをオーダーする、という方も多いのでは?他のビールと比べると「味が薄い」「少し甘味がある」というコメントや、ビール独特の苦みはあるけど飲んだ後の後味は苦くない、というコメントも。全般的には辛口な味わいが好きな日本人スタッフ、淡白な味わいが好きな香港人スタッフの中間地点ということで、よくも悪くもない平均的なビールという結果になりました。
第4位 ブルーガール(藍妹啤酒/Blue Girl)
1缶(330ml)HK$9.60
ドイツのブレーメン生まれのビール、ブルーガールが第4位。香港ではJebsen & Co., Ltdという有名な貿易会社が販売を行っています。苦さはほとんどなく、非常にライトな口当たりです。ビールが苦手なスタッフたちは一様に一番飲みやすかったとコメント。他のビール同様5%のアルコールは入っていますが、苦味がない分どんどん飲めてしまいます。香港人が同席する食事会ではブルーガールにすると喜ばれそうですね。
第5位 ブルーアイス(藍冰啤酒/Blue Ice)
1缶(330ml)HK$4.60
「これを飲むくらいなら、水を飲んだ方がまし」「これはビールじゃない」「水っすか?これ?」などなど最下位のサンミゲルよりも辛口なコメントが炸裂したにも関わらず5位にとどまったのは、ビール苦手派からの高得点のおかげ。実はこちらもサンミゲルの香港工場で製造されている、言わば香港の地ビール。悲しいかな、香港で作られているビールが下位を独占という非情な結果に。のどが渇いたときに腰に手をあててグビグビ飲むのがビールである!というビール好きには邪道という烙印を押されてしまいましたが、女性には人気がありそうな味です。
第6位 サンミゲル(生力/San Miguel)
1缶(330ml)HK$6.30
最下位はなんと、「香港のビールといえば?」「サンミゲル!」と多くの人が答えるであろう、かの有名なサンミゲルでした…。実はフィリピンのビールですが、香港生まれのビールと思っている人も多いようです(醸成は香港で行っているのであながち間違いではない?)。値段も他の輸入ビールと比べると安く、大衆的なビールといった感じ。ただしお味の方は、すごくライトで淡白な飲み口。一歩間違えると、気が抜けているんじゃないか?と疑ってしまうほどの軽さのため、日本人スタッフを中心に低得点でした。
いかがでしたか?今までレストランに行ってビールをオーダーするときは、店員に勧められるままに銘柄を決めていた皆さんも、ぜひ今回の飲み比べの結果を参考にして、お気に入のビールを見つけてくださいね!以上、その後仕事が手に付かず千鳥足で帰宅した香港ナビがお伝えしました。
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記事登録日:2008-09-05