セブンイレブンかサークルK、香港を代表するコンビニ対決。軍配はどちらに上がるのか?意外とおいしかった2007年最後の食べ比べ。
こんにちは、香港ナビです。やっぱり旅の楽しみは食にあり!2007年もナビでは香港のいろいろな食べ物、飲み物を比べて皆さんにご紹介してきました。中華デザート系の“湯丸”“牛乳プリン”“楊枝甘露”“亀ゼリー”、 スーパーマーケットやコンビで気軽に購入できておみやげにもぴったりな“出前一丁” “アイスレモンティー”“エッグロール”“ミルクティー”。ちょっと日本では味わえない、しかもリーズナブルなお値段のものを選りすぐって食べ比べてきました。参考にしていただけましたか?
さあ、2007年最後の食べ比べは、宿命のライバルに登場していただきましょう!香港でコンビニといえばこの2つ、7-11(セブンイレブン)とOK(サークルK)です。そして香港を代表する食べ物といえば点心。今回は、コンビニならではの『レンジでチンする点心』を食べ比べます。2007年を締めくくる好対決!栄冠は果たしてどちらに??
点心の中でも王道をいく必須メニュー5つを選びました。人気者だからこそ、手軽に食べられるようにレンジで温めるだけの商品が販売されているんですね。量も適当で値段も手ごろなので、OL、サラリーマンのランチに、学生や子供のおやつに、そして深夜の夜食にと香港人ご用達のコンビニフードです。
ただ今、食べ比べ中!!
ナビの電子レンジ初公開!日頃からこれで、お弁当やテイクアウトの食べ物を温めていまーす。
今日の食べ比べは、スタッフ内でも好評でした。見てください、この上機嫌なナビ饅頭3世!このアイドル風上目使いの表情を見れば、もうおわかりですね
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大きさや形もチェック!念入りです。
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すっかり飲茶気分で和気あいあいな雰囲気。
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点心といえば、お茶も飲まなきゃね。ちゃんと用意してあります。
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あれ、なんかテーブルの上の食べ物が増えてない?今日はランチタイムに合わせて食べ比べたので、途中からみんな自分でオーダーした麺や持参のお弁当を広げ始めました。
セブンイレブンvsサークルKあれこれ比較してみました
セブンイレブンの袋は、ロゴやコピーはオレンジ色。“要飲凍ロ野?”とは、“冷たい飲み物要りますか?”という意味。
サークルKの袋は、赤。こちらでは“OK(オーケー)”と呼びます。“便利店”とはコンビニのことです。そのままですね。
結果発表!!
セブンイレブンとサークルK。点心対決の始まりです!
今回はセブンイレブンVSサークルKの戦いですから、香港ナビの独断と偏見で、勝ち、負けをそれぞれつけていきたいと思います!それでは、スタート~!!
一回戦!
蝦餃(ハーガウ) 海老蒸し餃子
セブンイレブン 6個入りHK$8.9
薄皮なのに弾力があって、エビのぷりぷり感も味わえます。少し小さめなのが玉にキズですが、インスタント食品にしては、十分合格。
チンする前後では、皮の透明感が違います。もっちりした感じがでていませんか?(左:調理前、右:調理後 以下同じ)
サークルK 4個入りHK$8.5
皮が分厚く、サイズも大きくて、エビの食感がしっかりとあります。この勝負は、ほぼ引き分けです。やっぱり、新鮮なエビじゃないとどちらもエビのおいしさがでないんでしょうか?
分厚い皮は、チンした後少しべたついた感じです。
二回戦!
焼売(シュウマイ) 蒸しシュウマイ
セブンイレブン 蟹子焼賣(ハーイジイシュウマイ) 6個入りHK$8.5
小粒ですが、肉汁がジューシーで皮が薄く少し固めの食感がシュウマイの味を引き立たせます。レストランで食べるシュウマイに近く、圧倒的な支持を得ました。ただし、小粒なのが物足りなさを感じさせます。
チンする前と後で、ジューシー感が違います。少し、油っぽい感じ。
サークルK 蝦肉焼賣(ハーヨッシュウマイ)4個入りHK$8.5
大きくて、やわらかい食感ですが、皮が厚く味が粉っぽい感じです。安っぽさが不評でした。
チンする前と後で、見た目はあまり変化なし。油っぽい感じはありません。もともとやわらかい(粉が多い)。
三回戦!
小籠包 (シウロンバーウ) ショウロンポー
セブンイレブン 6個入りHK8.5
皮が厚い。肉汁が少し油っぽくあまりジューシーとはいえません。ただ、中の肉の味がおいしいのと、小さいのであまり油が気にならないようです。
チンした後も、あまり肉汁はでていません。
サークルK 4個入り HK6.9
かなりの好勝負でした。皮が柔らかく、肉汁もいっぱいで肉の味がよく出ています。大粒なのも食べ応えがあっていいです。これは両者甲乙つけがたかったのですが…。
チンした後に、周りに肉汁がでてきました。あまり、脂っこくありません。
四回戦!
糯米雞(ロウマイガイ) 鶏肉入り中華ちまき
セブンイレブン 1個HK$12.5
タレの味がよくもち米にしみていて、冷めてもおいしいです。濃い味が好きな香港人にも、しょうゆ系の味になじみのある日本人にもぴったりな味です。
サークルK 1個HK$11.5
全体的に味がうすく、もち米がべたべたした感じです。大き目の鶏肉と卵が入っています。
五回戦!
咖厘魚蛋(ガレイユダーン) カレー味白身魚のすり身団子
実は、これは点心の中に入れていいものか???でも、香港人のおやつの買い食い系ナンバーワンの人気を誇るなくてはならない食べ物なのです。
セブンイレブン 10個入りHK$8.0
弾力があって口当たりもよく、カレーの味がおいしいです。すり身団子もしっかりと魚の味がしてとってもおいしい。
サークルK 10個入りHK$7.9
粉っぽくて弾力性がなく、魚の味がしません。カレーも辛いだけでカレーの風味がありません。魚蛋にはうるさい香港人からブーイングあり。全員一致で『ま○い』というコメント。
番外編
珍珠難(チャンジューガイ) ミニ鶏肉入りちまき
セブンイレブン2個入りHK$10.4
これは、“糯米雞(ロウマイガイ)”のミニ版。味は、同じくらいおいしいです。小腹がすいたときにいいかも。
いかがでしたか?今回はセブンイレブンの圧倒的勝利でしたが、それもそのはず。実は、セブンイレブンは“公仔點心”という香港の冷凍点心の老舗と提携しているので、セブンイレブンの点心の味は香港人にもお馴染みなんですよね。だから、サークルKにはちょっときびしかったかな?
香港といえば飲茶はつきものですが、レストランでの飲茶は一人や少人数では行きづらいものです。飲茶の時間が終わってしまって、でもちょっと食べたいな、と思うときもあるはず。そんな時、手軽に楽しめる点心として、コンビニの点心も選択のひとつに加えてみてはいかがでしょうか?以上、来年はどんな食べ比べバトルを繰り広げようかと…思案しつつ、香港ナビがお伝えいたしました。
サークルK
香港各地に支店があります
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セブンイレブン
香港各地に支店があります
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2007-12-27