ちょっと遠出をして広州まで足を伸ばしてみませんか?広州でグルメ&ショッピング&日帰り。意外と簡単に行ける広州の行き方を紹介します。
こんにちは!香港ナビです。今日はチョッと足を伸ばして、中国本土の広州へのアクセスをお伝えいたします。 香港から広州へ行くにはパスポートが必要となります。 以前は事前に中国の入国ビザを取得する必要がありましたが、今は日本人パスポート保持者は15日間以内の滞在に関してはビザを取る必要がなくなったのでとっても身近になりました! 物価はもちろん香港に比べて格安ですが、チョッと簡体字がいただけません。正直言ってほとんど何が書いてあるのか分からない状態のナビ子。。。。冒険の一日になりそうですが頑張りま~す!!
まずはKCRの紅磡で待ち合わせ。今日は総勢3名のナビ子が一緒に広州へ! やっぱり1人ではチョッと勇気がないけれど、3人居れば何とかなるだろうってことで、イザ出発!
時間は9時半を少し過ぎたところ、ここから普通にKCRに乗って羅湖に行きます。実は香港から広州までの直通列車もあるのですが、あえて直通に乗らず、普通に羅湖まで行き、中国国内の汽車に乗り換えるという方法をご案内します。この利点は、直通電車なら事前予約をしないとなかなか空席がない、事前予約をして、万一乗り損ねたら切符がパーになってしまう、、と言うようなリスクが無いのです。あわてなくていいって言うのが一番の利点です。
前に深圳への行き方の裏技をご紹介しましたが、試された方がけっこういるので嬉しいナビ子。今日もまた、最初はファーストクラス、いったん上水で電車を降り、改札を抜けて普通車に乗り換えると言う方法を使います!!
これがファーストクラスの車内ですよ~! 静かです! 料金は普通に乗る2倍、でもオクトパスを利用すれば18ドルほどで上水にいけます。乗車時間約35分弱、コレだけ乗っているのだから値打ち物です。
実はなかなか広州のガイドブックって無いのですよ。ナビ子たちはあまり良くわからないけど中国語のガイドブックを持ってきました。さすが漢字民族、繁体字なら何となく意味はわかるような気がするのです。う~ん、今日のランチは何にしようかしらん。
上水に付くと電車をいったん降ります。実はこの裏技を利用している香港人も結構多いのですよ。なんだか一緒にファーストクラスを降りた人が、次の普通席に乗ってたりして苦笑いするケースもしばしば。そして上水ではタクシー乗り場に普段はあまり見ない緑色のタクシーが客待ちの列を作っていました。
再び改札を入ってプラットフォームに並びます。と、プラットフォームに【静音車廂】って書いてありました。はじめて見た、っていうか、初めて気がついたのでいったいどんな車両なんだろうと期待するナビ子。香港の人って声がでかい人が多いし、大声で話したら罰金とかの車両やろかぁなーんて言いたい放題。乗ってみると、別に普通。テレビもあるし、相変わらず大声で話している人もいるし。。。。意味のわからない【静音車廂】でした。
~香港から直通列車で行くにはどうしたらいいの~
直通列車の時刻表をKCRのホームページから抜粋しました。みなさん、注意していただきたいのは、Train No.の横に、(Ktt)って書いてあると、2階建ての綺麗な車両(写真右側)なのですが、それ以外の車両は左の写真になるのです。Ktt車両とXinshisu車両にはプレミアムクラスがありますが、正直言ってKtt車両以外ならプレミアムクラスに乗る必要は無いでしょう。ナビ的にはKtt車両なら普通席でも十分だと思いました。料金は普通席で大人HK$145、子供HK$73(2006年9月現在)
切符は何処で買うの
ちなみに午前7時、8時、9時台の直通電車はビジネスマン利用が多いため、当日に切符を入手することがたいへん難しいです。だからこの時間帯に直通列車ご利用を希望する方は、前日までに切符を買っておくことを強くお勧めします。購入場所は市内にある中国旅行社でも取り扱っていますし、KCR東鉄の紅磡駅にあるIntercity Passenger Services Centre ( 6:30 am -- 7:30 pm) 、同じくKCR東鉄の旺角駅(Mong Kok)、九龍糖駅(Kowloon Tong)、沙田駅(Shatin)のTicket Offices (7:00 am -- 7:00 pm)、もしくはKCR西鉄の天水囲駅(Tin Shui Wai)内Customer Services Centre(7:30 am -- 7:00 pm) で購入可能です。上記以外のKCRの駅では広州行き直通列車の切符は扱っていませんのでご注意ください。 また連休や旧正月前後もたいへん切符がとりにくいので、その時期に広州行きを計画されている場合はなるべき早めに買われることをお勧めします。
さて、深圳での通関等は深圳の行きかたを参考にしてくださいね。で、香港の出国、中国への入国が終わったら出口をでて、左へ進みます。
上には簡体字ですが、火車(汽車)駅へのサインが出てますので、サインにしたがって真っ直ぐ約300mほど進みます。左手には色々なお店が出ていましたがあまりお客さんは入っていないようでした。
300メートルほど行くと左手に汽車の切符売り場があります。列に並んで、順番が来たら『広州東、3貼』って書いた紙を見せて切符をゲット、席も3人並んで取れました。ちなみに切符は人民元で70元でした。汽車は15分から20分間隔で出ていました。
列車の待合室前には、荷物に危険物が無いかどうかのチェックがあります。飛行機にチェックインするときと同じ要領で、荷物だけレントゲンの中を通します。 ナビの持っていたバックは普通の大きさのショルダー、通すかどうか迷いましたが一応ベルトに載せました。水のボトルが入っていましたが、何も言われませんでした。
待合所は人民大移動か、、、と思うほどの人の山、山、山。。。一応、椅子があるのですが、座りきれない人々であふれかえっていました。上を見て歩いていると、座り込んでいる人や地面においてある荷物につまずくので注意してくださいね。ナビは3回ほどこけそうになりました。。。。
待合室の出口付近にある電光掲示板に、自分の乗る汽車の番号が出たら移動開始。 とにかく人民大移動についていけば何とか汽車には乗れるのでご安心あれ。
流れについていくと列車のプラットフォームでした。私たちは3号車、、、、あった、あった、と乗り場に行きます。乗車口では切符に昔懐かしいハサミを入れる係りの人がいました。ちなみに汽車を降りると、今度は改札で切符の回収があるのでなくさないようにしてくださいね。
必死のおもいで指定席まで行くと、すでに座っている家族が。。。。。何度も切符の席番号を調べるナビ子たち、やっぱりここ、私たちの買った指定席だ、、、と、この間約数分、でもまったく動く気配の無い家族。 ナビ子その1が『すみません、ここ私たちの席なんですけど。。。』って言うと、今頃気が付いたように、あ、そう、みたいな感じで席を立ちました。。。
自由席で乗ってくるお客さんの中には、お風呂で使うプラスティックの椅子持参の人がいたのでビックリ。。。これならゼッタイ座れる、完敗のナビ子3人組。
いよいよ広州東駅に到着です
実は列車が到着したとき、ここが広州駅なのか、広州東駅なのかまったく分かりませんでした。だって、、、プラットフォームで駅名の看板が見当たらなかったのです。本当です。きっとどこかにあるのだろうけど、必死にさがすナビ子たちには見つけることができませんでした。でもいっぱい降りるし、一応降りてみようってことで降りました。で、改札を出て、『よかった!!広州東駅だ!!』とやっと気が付くナビ子たちでした。。。。
さて、広州についたらナビ子たちは先ず帰りの直通列車の切符をゲットすべく、『長途列車入口』へ向かいます。改札を出て左に曲がると、左手に見えます。『長途列車入口』を入ったら右手に長いエスカレーターが見えるのでそれで2階にあがります。2階に行くと切符売り場があるので帰りの切符を買います。8時20分初がKtt車両なのでそれをゲット。この時点で既に午後1時。。。さて、次は街中にくりだしまぁす!!
せっかく広州まで来たので、地下鉄に乗ってみることにしました。目的地は広州一と言われる【白天鶴寶館 White Swan Hotel】へ。タクシーで行っても60元(約1000円弱)くらいらしいのですが、地下鉄で2駅前まで移動します。
地下鉄の乗り方
切符の自動販売機上で目的地をさがします。目的地が見つかったらそこを押します。料金が表示されるのでお金を入れます。おつりも出ます。
おもちゃのコインのような黒っぽく、薄くて丸いのが出てきます。それを改札で黄色いところにかざすと通れます。
地下鉄のホームとかは限りなく香港に似ていますね。路線も色で識別できて分かりやすいのですが簡体字が、、、、苦手です。。
赤いラインの烈士陵園まで行きます。この駅は目的地から2駅手前です。あまりに近いところからタクシーに乗るのが申し訳ないと思うナビ子たちでした。
出口をでたら、おお、さすが広州!道路が広いではないですか!!さっそくタクシーに乗り込み、漢字で書いた行き先をみせます。タクシーの中には、運転席と客席の間に鉄格子がはまっていてビックリしました。。タクシーはメーター制ですが、ガソリンの値上がりで1元のサブチャージがありました。メーター代金+1元を支払います。初乗りが7元、日本円で約100円です。。。安い!!!
憧れの白天鶴寶館 White Swan Hotelに到着、さすが広くて綺麗なホテルです!色んな種類のレストランが営業していますが、やはり広州にきたのだから中華料理をいただきましょう!!
3人だけだったのでスープとマーボー豆腐、お野菜、豚肉の煮込み、と白ご飯でお腹いっぱい。この豚肉の煮込み、ほんとうに、ほんとうに、家族にも食べさせてあげたい!!って思いました。マーボー豆腐は山椒がピリッと利いていて、これまた絶品! 4品だけだったけど全てとっても美味しくて大満足のナビ子たちでした。
さて食後、ホテルのショッピングアーケードをぶらぶらしたナビ子たち、またタクシーに乗って今度は陳家祠駅ちかくの茘灣廣場&華林玉器廣場へ向かうナビ子たち。さて何があるのかしら、わくわくです!
凄い数のヒスイ屋さん、、、ヒスイだけではなくアクセサリーのパーツを買いに沢山の仕入れの人たちで賑わっています。一番下の写真にあるとおりの左右全てがヒスイ屋さんとパーツ屋さんです。で、ちょっとお店の2階を見てみると、チョッとオシャレな住居だったりするのです。ちなみにここら辺は卸屋なので、一般の人にはあまり売ってくれません。それに何個いるのって聞かれて一つほしいって言うと香港と殆ど同じ値段を提示されます。
最初は思いっきり買うような顔をして、山盛りとって値段交渉、それから徐々に数を減らしていくと、安く買えるらしい。。です。
こちらのビルの中は殆どが半輝石などのアクセサリー店です。珊瑚の専門店や、銀製品の専門店、ありとあらゆるアクセサリーがありました。ナビ子は赤っぽいブレスレットをゲット、値段交渉で粘りまくった結果、60元になりました。。
そろそろ駅に行かなくちゃ
のんびりと2つのビル中を見て歩いていたナビ子たち、あっという間に数時間。。。綺麗なものを見ていると時間がたつのが早いのです。外に出ると、すでに夕暮れ、時計を見ると既に6時をまわっていました。ナビ子たちはバスに乗って烈士陵園まで戻り、駅前にあるフランス資本の大型スーパーマーケット、carrefour(カルフール)を30分ほど見学。う~ん、ベッドシーツとか、安い!!!思わず枕を買ってしまったナビ子その1、香港まで持って帰りました。枕を抱えて烈士陵園駅から広州東駅まで地下鉄で移動(乗車時間約25分)です。
到着したときに切符を買った場所に戻ります。すると切符売り場の後ろの廣場に長いエスカレーターがみえるので一番上まで上がってください。
エスカレーターを上りきったところに出国のカウンターへの入り口があります。そこから入って外国人のところへならんでください。出国の手続きが終わると待合所です。なんとカルフールで枕を買っていたナビ子3人、出国手続きをすませると、すでに8時15分、きゃーっ!!あと5分で発車だ~ってことで大慌てでございした。 出国の手続きは10分以上かかりますし、出国カードの記入などもありますから、なれない人は列車の発車時刻の30分くらいまえに到着されることをお勧めいたします。
あーよかった!間に合った!!本当にぎりぎりの間一髪で列車に乗り込んだナビ子たち。Ktt車両だったので2階建てで、ナビ子たちは2階のロマンスシートでした。列車が発車してまもなく無料のミネラルウォーターが配られました!おまけにビールの車内販売が1缶HK$15と良心的なお値段!そして、なによりすっごく冷えていました!!
香港の入国手続きを終え、出口をでたら午後10時半でした。長いような短いような一日でした。ナビ子は直通列車の快適さも、ローカル列車のバイタリティあふれる底力をも、身をもって経験しましたが、余裕があれば直通列車で行かれたほうが楽なのは確かです。直通列車の場合は切符を先に買うことがキーポイントです。そして、ただ乗るだけではなく、出入国の手続きがあることを念頭において、時間には余裕をもって行動されることをお勧めします。枕を買って列車に乗り遅れそうになったナビがお伝えしました!
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記事登録日:2006-09-21