世界で5番目にオープンした香港ディズニーランド!ここでしか味わえない中国とアメリカ文化のコラボを体験しよう。
こんにちは、香港ナビです。2005年9月に世界で5番目にオープンした『香港ディズニーランド』。空港やゴンピン360のあるランタオ島の東端に位置し、海山といった自然に恵まれた環境の中にあるリゾートです。当初は、他と比べて『小さい』『狭い』と言われていましたが、その後拡張工事も着々と進み、規模もパワーアップ。今や香港旅行のプランでは欠かすことのできない観光名所になりました。香港の季節行事に合わせたて趣向を凝らした様々なイベントが展開され、香港人もリゾート気分を満喫に来るテーマパークです。香港ナビでもイベントのたびにご紹介していますが、今回は改めてじっくり詳しく香港ディズニーランドの特徴やアトラクションを検証してみました!
まずは、香港ディズニーランド全体を見てみましょう。エントランスを入って、ディズニーランドを一周できるディズニーランド鉄道を目の前に見ながら、トンネルをくぐってさらに進むと、ミッキー&ミニーと写真撮影ができるスポット、お土産や宝石等のショップやレストランが並ぶストリート『メインストリート・U.S.A.(Mainstreet U.S.A.美國小鎮大街)』を中心に、時計回りに、ジャングルで冒険気分が味わえる『アドベンシャーランド(Adventureland探險世界)』、子供から大人までかわいい夢のような気分になれる『ファンタジーランド(Fantasyland幻想世界)』、SFの近未来都市気分な『トゥモローランド(Tommorowland明日世界)』の、3つの世界に分かれています。どの世界もユニークなそれぞれの特徴があって、楽しそうでワクワクしますよね~
エントランスからメインストリートへ
『香港ディズニーランド鉄道(Hong Kong Disneyland Railroad)』
入場してすぐに目に入ってくるのは、『香港ディズニーランド鉄道(Hong Kong Disneyland Railroad)』です。園内を外回りに1周する観光蒸気機関車で、停車駅は入口すぐの『メインストリート駅』とちょうど反対側に位置する『ファンタジーランド駅』の2か所となっています。ゆったりのんびり景色としてのディズニーランドを楽しむことができますよ。
鉄道のトンネルをくぐって中へ進んでいくと、いよいよメインストリートへ。その前に、最初のキャラクターとの撮影ポイントの目印は、この丸い白い屋根のガゼボ!運が良ければミッキー&ミニーのお出迎えに遭遇できるかも!?また、ここからタウンスクエアまでを1900年代のタクシーと囚人を運ぶのに利用されたパディワゴンの2種類のクラシックカーが走っています。そして、このサークルを中心に、左手に『シティーホール』、右手にディズニーのアニメーションの歴史を紹介したミュージアム『ディズニーランドストーリー』があります。
『シティーホール(City Hall)』
ここは、ディズニーランドのインフォメーションセンターです。メインストリートへ入る前に、ここへ立ち寄って地図やショーの予定、イベントの詳細など、園内のインフォメーションをチェック!合理的かつ充実したプランをここで最初に計画してくださいね。それに日本語の地図もあるんですよ!また園内のレストランの予約や紛失物、迷子などの受け付けもここでしているんです。グループ旅行だったら何かあった時には、ここを集合場所にしておくっていうのもいいですよね。
メインストリートU.S.A
20世紀初頭、ちょうどウォルト・ディズニーが少年時代を過ごした古き良き時代のアメリカ中西部のストリートを再現しています。今にもカーボーイが馬に乗って走ってきそうな雰囲気??このまっすぐ続くメインストリートの両側には、ディズニーのキャラクターグッズならなんでもそろっちゃうお土産物ショップを始め、自分だけのオリジナルグッズも作れるフォトショップ、ディズニー初といわれる宝石店、キャラクターにちなんだ焼き立てのパンや香港名物のエッグタルトもあるベーカリー、中華料理や多国籍料理のレストラン等がずらりと軒を連ねています。
またここでの最大のイベントは、『ディズニー・オン・パレード』を見ることでしょうね。パレードのスタートはファンタジーランドですが、まっすぐに続くメインストリートで見るのがやっぱり壮観です!総勢100名を越えるキャストたち、マーチングバンドに巨大なパレードカー、そしてキャラクター達が総出演するこのパレードは、もう心もわくわくでついつい一緒に踊りたくなってしまいます。毎日開催されますが、時間は季節やイベントによっても違いますので、園内でチェックしてください。
アドベンチャーランド(探検世界)
『ジャングル・リバー・クルーズ(Jungle River Cruise)』
メインストリートを通って、時計回りに進むとそこは『アドベンチャーランド』です。熱帯原始林や岩、川、滝に囲まれた未開のジャングルを再現したエリアは、まさにライオンキングやターザンの世界!自分も主人公になったつもりで冒険旅行する気分で回りましょう。まずは、船に乗ってジャングル探検!密林の中を走る土色をした川を進んでいくと、途中水しぶきや火山の爆発、ワニなどにも遭遇するドキドキのアトラクションです。ちなみに広東語、北京語、英語のガイドさんの船に分かれていますので、確認して乗船するようにしてくださいね。
『ターザンのツリーハウス(Tarzans Tree House)』
クルーズで回った川の中心にある島ターザン・アイランドに、ターザンのツリーハウスはあります。島までは、いかだに乗って渡っていくので、ハウスへたどり着くまでも冒険気分です。ターザンの家は、自由に入ることができるようになっていて、中にはターザンのアニメに登場する様々な器具や原始的な楽器もあります。また、家の屋上は、園内で一番高い場所になっているので、ここからの展望GOOD!
『リキ・ティキ(Liki Tikis)』
細長い木でできた像がいくつも立ち並ぶ場所があります。これは、南洋の神様をかたどったもので、様々な形や表情をしています。この辺りに一歩足を踏み入れると、周りから突然水しぶきが降ってきますよ!濡れないように注意してください。暑い季節が長い香港とはいえ・・・・
『フェスティバル・オブ・ザ・ライオンキング(Festival of the Lion King)』
ブロードウェイでも大好評を博したミュージカル版のライオンキング、そのダイジェストともいうべき約30分間の縮小バージョンが毎日上演されています。ジャングルにしかない!?藁ぶき屋根のシアターは、2250人収容できるスペースです。舞台を中心に、客席は360度取り囲むようなベンチシートで迫力満点!広東語と英語を交えた香港ならではのステージも興味深いですよ。本格的でスケールの大きなパフォーマンスは、何回見ても飽きません。またシアターの隣には、キャラクターグッズショップと東南アジア&広東料理のタヒチアンテラス・レストランがあります。
ファンタジーランド(幻想世界)
小さい子供のころの夢やおとぎ話の世界を再現した『ファンタジーランド』。ディズニーのキャラクターたちが住む魔法のようなファンタジーの世界です。華麗なプリンス&プリンセス、空を飛ぶダンボ、くまのプーさんたちと現実の時間から離れて、しばしパステルカラーの夢の世界へ!
『シンデレラの回転木馬(Cinderella Carousel)』
遊園地と言えば、回転木馬!ファンタジーランドの中央に無くてはならない存在です。色とりどりに飾られた白馬に乗って白雪姫やシンデレラのようなプリンセス気分!?を味わいましょう。
『空飛ぶダンボ(Dumbo the Flying Elephant)』
サーカス団の曲芸をするゾウの子として生まれながら、生まれつき耳が大きくていじめられっ子のダンボ。でも、その耳を使って空を飛び、一躍スターになるという、サクセスストーリー??そんなダンボに乗って空を飛んでみたら、どんなことでもできないことはないって気分になりますよ、きっと。
『アリスのティーパーティー(Alices Tea Party)』
普通の遊園地ならコーヒーカップ、というところでしょうが、ここではアリスのティーカップになります。幾何学模様の阿アリスの不思議な国の世界に、思わず目が回りすぎないように気をつけましょう!?
『ザ・ゴールデン・ミッキーズ(The Golden Mickeys)』
ディズニーの映画やアニメで人気の歌、シーン、キャラクターをふんだんに盛り込んだ豪華なパフォーマンスが行なわれています。照明やコスチュームもきらびやかに夢のようなミュージカルショーが繰り広げられます。(公演時間は日によって異なりますので当日ご確認ください。)
『ミッキーのフィルハーマジック(Mickeys PhilharMagic)』
専用グラスをかけて映画を観賞する3Dは、今ではそんなに珍しいことではありませんよね。でも、香水の香りや風が吹いてきたりと、立体的な映像以外にも体感できるシアターはそうどこにでもあるってもんじゃないですよね!いたずら心いっぱいの3Dシアターです。
『眠れる森の美女の城(Sleeping Beauty Castle)』
カリフォルニアのレプリカとして建設された、お城の高さは23メートル。残念ながら世界のディズニーランドのお城の中で一番低いのです・・・(ちなみに一番高いのは東京のシンデレラ城で、56.39メートルです。)でも、ファンタジーランドの中心のエントランス、そしてこのディズニーランドのランドマークとして無くてはならない存在なのです。昼間はピンクとスカイブルーのコントラクトが美しく、夜はライトアップと花火で一段と輝きを増していきます。
『ファンタジーガーデン(Fantasy Garden)』
香港ディズニーランドにしかないオリジナル・スポット。5つのテーマを持った庭園でミッキーと仲間たちをはじめ、チップ&デール、プーさん、ムーラン、マリーなど、日や時間によって、様々なキャラクターたちが待っています。運がよければ、チェイニーズ姿のキャラクターに会えるかも!? 思いきりハグしたり、サインをもらったりすることができます。その他にも、プーさんの大好物ハチミツのポットをかたどったカートに乗って、プーさんと仲間たちの森を旅する
『くまのプーさん大冒険(The Many Adventures of Winnie the Pooh)』や、キャラクターショップ、レストランも2つあります。
トゥモローランド(明日世界)
いよいよ3つ目の世界は、近未来都市!国際都市として有名な香港の街並みでもここに比べればかなり遅れていそう。未来は何でも可能になるという、ディズニーの世界が体験できる宇宙と未来世界への入口!スペースアドベンチャーが待っています!
『オービトロン(Orbitron)』
小型宇宙船に乗って星と星の間を旋回するアトラクション。操縦レバーが付いていて、飛行の高さを自分で自由に変えることができますから、ほんとに宇宙飛行士になったみたいな気分が味わえます。一家に一台小型宇宙船という時代ももうそんなに遠くないかも!?
『バズ・ライトイヤーのアストロブラスター(Buzz Lighter Astro Blasters)』
数あるアトラクションの中でも、採点システムがあるのはこのアトラクションだけ!おもちゃの戦闘機に乗って、自分で自由に360度回転させながら、搭載されたレーザーガンで敵のZマークを打ちます。ガンさばきの腕前次第で得点が増えていくというわけです。これは、お父さんのほうが白熱しちゃいそうですね。
『オートピア(Autopia)』
未来感覚のゴーカートです。実は、このアトラクションの提供はあの『HONDA』なんですよ!2006年7月にニューアトラクションとして登場しました。
『スペース・マウンテン(Space Mountain)』
5つのディズニーランドすべてに有る人気のアトラクションです。でも、香港は他と違って唯一のコースター系。星が輝く宇宙空間の高速飛行体験ができます。席にスピーカーを搭載しているので、臨場感な増える音響効果が迫力満点です。ナビも大好き!また、ハロウィンのイベント期間中には、この宇宙空間にもお化けが登場したりしますよ。
『スティッチ・エンカウンター(Stitch Encounter)』
『リロ&スティッチ』が登場してから、このユニークで憎めないキャラクターが人気急上昇のスティッチ。いたずらでおとぼけなキャラは、ドナルドのお株を奪う勢いです。そんなスティッチと一緒に、冒険を楽しむシアター・ショーです。3D効果はもちろん、スティッチと話したり、質問したりと一緒に参加できます。
そのほかに、フライドチキンや香港だけの販売のチャーシューバーガーなどファーストフードレストランや、麺やチャーシューライスなど香港式の中華レストラン、キャラクターショップがあります。
香港ならではのイベント!
旧正月(1月中旬~2月中旬ごろ毎年異なります)
年明けには中国で一番賑やかな旧正月のお祭りとディズニー・マジックが融合した、香港ディズニーランドならではのユニークな大イベントが行われます。中国伝統のドラゴンダンスショー、チャイナ服を着たミッキーが中国太鼓を叩くパフォーマンス、風水や干支などの縁起物をフューチャーしたデコレーションなど、毎年、様々な趣向を凝らしたエンターテイメントはどれも素晴らしく、ここでしか体験できない一年で最も活気に満ちた旧正月のお祝いが楽しめます。
スプリング(3~5月)&サマー(6~8月)イベント
春は、VIPなイベント、スターゲスト・プログラムを体験することができます。ショーやアトラクションに優先的に入れるスター待遇のパスや、ディズニー・キャラクターとの特別なグリーティングも楽しめるパークガイドツアーなど信じられないようなマジカル・モーメントが作れます。大切な人との思い出づくりにぴったりなプログラム。(※すべて別料金が必要になります)夏は、夏の風物詩となったミッキーのウォーター・ワークスのパレードや、ミニーたちと一緒に遊べるプレイ・パーティーなど、パークは香港の暑い夏を楽しむプログラムが目白押し。夏休みを満喫するリゾートにぴったりなイベントばかりです!
ハロウィン(9月中旬~10月)
このときだけは、パステルで可愛いディズニーランドがダークなこわ~いパークに変身!園内にホーンテッド・ホテルが登場したり、昼間は普通のスポットが、夜になるとゾンビやパンプキンメンが現れるデーモン・ジャングルに変わったりします。お馴染みのアトラクションも、お化けが飛び出したり、コスチュームが変わっていたりとゴースト・バージョン何に注目。 もちろん、ハロウィーン・パレードや、美味しくて可愛い特別メニュー&グッズも香港ならではのこだわりに溢れています。
クリスマス(11月中旬~1月上旬)
この時期は亜熱帯の香港にも雪が舞い降り、美しい氷の彫刻まで登場してしまいます。クリスマス限定のパレードや花火、ミッキーのクリスマス・ハウスのほか、毎年、香港ならではのロマンティックな演出もお楽しみのひとつです。オーロラ姫のロイヤル・クリスマス舞踏会が開かれたり、パークがキラキラ光って見えるホログラム・ビューアーがゲストに配られたこともあるんですよ。また香港のクリスマス・イベントは年明けまで開催しています。
香港ディズニーランド・リゾート内には、ビクトリア様式の高級リゾートホテル「香港ディズニーランド・ホテル」と、古き良き時代のハリウッドをテーマに、アールデコ様式を取り入れた「ディズニー・ハリウッド・ホテル」の2つのリゾートホテルがあります。どちらも、外観から内装の細部までこだわり抜かれた優雅さです。エレガントな女王気分で最高級の中華料理を食べるもよし、ハリウッド・スター気分で華やかなドレスで写真を撮るもよし、香港バケーションの滞在拠点としても、絶対に泊まりたい魅力満載のホテルです。
その他の情報
香港ディズニーランドまでの行き方
香港国際空港から香港ディズニー・リゾートへは、タクシーで15分。エアポートエクスプレスで1区目の青衣駅で乗り換え(MTR東涌線)、ディズニーランド・リゾート線で終点までで約30分ほどです。また、香港市内からもMTR東涌線&ディズニーランド・リゾート線を利用していくのが一番早いです。そのほかにも、公共バスも利用可能です。(香港市内通過はR11,R22)ナビでのパッケージもお得です。
入場券(2012年11月8日現在)
1日 大人HK$399 子供(3歳以上、2歳以下は無料)HK$285 老人(65歳以上)HK$100
2日間(発行から1週間以内の2日間) 大人HK$499(12歳から64歳) 子供HK$355(3歳から11歳) 老人HK$170(65歳以上)(2013年3月31日まで実施、2013年旧正月期間は使用不可)
年間 240日(月~金、平日のみ可)HK$650 340日(土日祝日可)HK$1650 365日HK$2400(使用できる日時等の詳細は、ご確認ください)
香港ディズニーランド入口前に有るチケット売り場(会場1時間前から販売開始)のほかに、コンビニのOK便利店、MTR香港駅(月~金9:00~20:00、土、日9:00~17:00)で販売しています。発行後、6か月以内利用が可能です。
また、HPからも予約できます。(予約1時間後から利用可能)
開園時間&園内イベント
季節やイベントによって異なります。毎日違っている場合もありますので、要注意。一般的には10:30~19:30。イベント期間中は、夜間時間が延長になることが多いです。事前に必ずチェックしてください。
いかがでしたか?朝から1日かけてじっくり回るか、それとも午後から夜まで盛り上がるか、ホテルもディズニーで満喫するか・・・・いずれにせよ、まだ香港ディズニーランドに来たことのない方は、次のプランにはぜひ加えてくださいね。もちろん、何回行っても大歓迎です!以上、香港ナビがお伝えいたしました。(提供写真使用)