香港で唯一のミニバス専用看板の店がキーホルダーなどを販売。香港らしいお土産として、香港市民のみならず海外からの客にも人気
みなさんこんにちは、香港ナビです。香港らしいお土産というのは色々ありますが、渡す相手がもし香港観光のリピーターだったらハードルが上がります。今回の巧佳小巴用品(Hawk Ltd.)の商品は、そんな人にも喜ばれるお土産を売っています。
なぜ香港リピーターに喜ばれるお土産なの?
フロントガラスに行き先が書かれている看板が掲げられているのがわかります
なぜここの商品が香港好き観光客向けのおみやげなのかと言えば、香港には16人乗りのミニバスが走っています。ミニバスのフロントガラスの前には白字の手書きで行き先が掲げられています。これを作っているのが巧佳小巴用品で、2016年からこの技術を生かして小さなキーホルダーの販売を始めました。ミニバスは香港に初めて行く人であれば、ミニバスを認識はしますが乗車することはあまりないでしょう。しかし、リピーターともなれば交通事情にも詳しくなり、ミニバスの存在をより知ることになります。しかも、漢字が大きく書かれている独特な雰囲気なので“香港らしさMAX”という感じだからです。
お店への行き方
店の入口
お店への行き方を説明しましょう。MTR佐敦(Jordan)駅A出口に向かいます。出口正面は佐敦道(Jordan Road)ですが右に曲がります。道なりにしばらく進んできます。すると5本目の交差点で炮台街(Battery Street)という看板が見えますのでそこを右に曲がります。しばらく道沿いを歩くと左手にミニバスの看板がたくさん掲げられているディスプレーが見えます。その左手に階段がありますが、そこが店の入口です。2階にお店があります。
“香港そのもの”がリーズナブルな価格で
オーナーの麦さん
この店を経営しているのが、麦錦生さんです。「元々はお店に掲げる看板などの広告制作会社です。1978年、会社を構えていたところの近くにミニバスの停留所がありました。当時、ミニバス専用の札はなく運転手が独自に書いていたのですが、あるミニバスドライバーから頼まれて作り始めたのがきっかけです」
店そのものは、数百平方フィートと大きくないのですが、ミニバス用の看板からキーホルダーまで壁一面に商品が並べられています。最初は、ミニバス専用でしたので、バスの行き先=地名がほとんどでしたが、キーホルダーが販売するようになってからは、「香港製造(Made in Hong Kong)」、「勇気(Courage)」、「猫奴(Cat’s Slave)」、「東京 日本(Tokyo)」といった地名以外の商品が数多く売られるようになりました。キーホルダーは横5.8 x 縦4.2cmで30ドル。特定の文字をカスタムメイドしてもらいたい場合、麦さんによる手書きは45香港ドル(製作日数は3営業日)、彫刻してもらう場合は90ドル(同7営業日)です。
ミニバスの看板も販売していまして、ミニバスのドライバーでなくても購入する事ができます。絵画ではないですが、壁に飾ったりすると部屋のアクセントになると思います。大牌(30 x 23cm)は150ドル、中牌(15 x 23cm)は82ドルなどとなっています。ミニバスの看板のサイズの特注も可能ですが、要相談です。またオクトパス(日本で言うSuicaのようなもの)用のケース(8ドル)の販売も始めました。下の写真を見てもわかるように日本の電子マネーも入りますので大丈夫です。
ワークショップも開催
麦さんが実際に使っている筆
2017年の3月からはキーホルダーなどを作るワークショップを始めました。2017年10月からは店の隣のスペースを借りてワークショップ専用の教室を作りました。週1回、1回あたり約2時間、200ドルです(生徒の数は25~30人位)。巧佳小巴用品がフェイスブックを通じて開催の告知をするそうで、受けてみたいと考えている人は申込んでください。まさに自分だけのオリジナルキーホルダーが製作できます。
麦さんが飼っている”看板猫”
いかがでしたか? 麦さんは本当にいい人でして、親切に対応してくれます。日本人客も増えているというですが、香港らしいおみやげの1つとしておすすめしたいと思います。以上、香港ナビがお伝えしました。