活気あふれる灣仔らしいお茶屋さん!
こんにちは、香港ナビです。香港の短い冬も終わり、もうすぐ楽しみな新茶の季節がやってきますね!皆さん、香港でお茶を買うときはどこへ行きますか?観光客向けの おっしゃれーなお店もいいけれど、パッケージだけ可愛くて・・・って事も多いですよね!かといって深圳まで行く時間の余裕もない。そんな時にふと訪れてみたくなる、活気みなぎる街灣仔にある、とっても灣仔らしいお茶の専門店「KI CHAN TEA COMPANY 祺棧茶行」を今日はご紹介します!
歴史があるのに普段着テイストのお茶屋さん
昼でも夜でも人通りのとっても激しい交差点にあるこのお店は、創業1942年の老舗。間口こそ小さいながらも昔ながらの卸売りの風情を感じさせます。 創業当時からお店は灣仔にあったのですが、現在の店舗に落ち着くまでに2度引越ししたそうです。
オールドな雰囲気の掛け時計。お店の人によると現在の店舗に引っ越して来た時にはもうあったので、四十数年は経っているんですって!皆さんよりもこの時計の方が長く生きてるかもしれませんね。
創業当時の写真。昔なのに街並みがおしゃれで素敵ですよね!小売用の茶缶にもこの写真が使われています。モダンなパッケージもいいけれど、歴史好きな方へのおみやげなどにはこういったレトロな雰囲気のものもきっと喜ばれますよね!
お茶飲んでのんびり?いえいえ店員さんは大忙し!
取材に行った際、話しかけられないくらい店員さんは大忙し!みんなものすごくテキパキ仕事をこなしてます。
お茶を見たり、お茶を入れる袋を作ったり、接客したり、茶をパッキングしたり。八面六臂の活躍です!男性店員のみなさんはなぜか緑色のシャツを着ていたんですが制服かな?小さいお店なのに制服があるなんて(それも男性だけ)なんだか面白いですよね!
購入したお茶は店員さんの制服と同じ色のバッグに入れてくれます。
実はとっても希少価値?
この何気ないお茶缶、なんだかすてきでしょ?普通はもっと軽くてピカピカしたものが多いんですよね。これは錫で作られたもので、もう今はどこにも売ってないそうです。ちょっとくすんだ色に歴史を感じますよね!ナビが「欲しいな~」と言うと、「売らないよ~」って断られちゃいました。残念!
同じ錫の茶缶で、もっと大きくて立派なものは店内の一等地に飾ってありました。こちらももちろん非売品だそうですけど。
非売品シリーズ?ということでお次はこちら、プーアール茶。元々、年月を経るほど高価になっていくこのお茶ですが、こちらは何年経っているのか店員さんも知らないほどのものだそう。一体何年物なのか興味津々ですね!どんな味がするのかしら?
気軽に試飲させてもらっちゃいましょう!
人通りの多い立地からか、みんな気軽にお店に入って気軽に試飲していきます。外国人も香港人も関係ない!って感じのオープンな雰囲気。私たちも何もリクエストしなかったけど3種類ものお茶を飲ませてもらいました!
まずは日本人にもお馴染みの凍頂烏龍茶。
お次は白茶の一種「高級牡丹茶」。白茶は朝飲むと喉越し爽やかで、喉がすっきりしていいよ、なんてことも教えてくれます。
緑茶の一種ですが、ジャスミンフレーバーの「白龍球」。ジャスミン茶はちょっと苦手な人もこれくらいの淡いテイストなら大丈夫かも。
他にもご紹介しきれないくらい、いろんな種類のお茶が狭い店内に所狭しと置かれていて、上を見たり下を見たりで首が痛くなっちゃいそう!!
日本ではあまりお目にかからない「竹殻茶」も。これはお茶を竹殻(竹の子の皮)で巻いた粉茶ですが、ちょっと見た目ユーモラスな風情もあって、見ただけで話が盛り上がりそうですよね!
ここは場所的には金鐘と銅鑼湾のちょうど間あたり。ブランドショッピングの合間にちょっと寄り道して、灣仔のローカルムードを満喫しつつ、お土産や自分用に面白そうなお茶を探してみませんか?以上、香港ナビがお送りしました。