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香港初の『ショッピングモール美術館』が刺激的にオープン。『アート・ナチュラル・カルチャー』をマッチさせた新しいショッピングモール。


こんにちは、香港ナビです。2009年12月に九龍のショッピングメッカ尖沙咀にオープンした『K11』は、他のショッピングモールとは一味違った、香港初の『ショッピングモール美術館』として、独自のスタンスで展開してきました。季節ごとの多彩なイベントにも、海外やローカルのアーティストとのコラボレーションを中心に行っています。オープンから3年余りを経て、変化してきたアートな横顔を再取材してきました。以前から変わらない一貫した方向性の中に、特に新しくなった特長をプラスしてご紹介していきましょう。
ビッグスクリーンが、モールの外にも中にもあるのが、印象的。

ビッグスクリーンが、モールの外にも中にもあるのが、印象的。

たくさん植物を飾ったり、鳥のさえずりや水流の音をBGMとして流したり、ナチュラル感を演出。

たくさん植物を飾ったり、鳥のさえずりや水流の音をBGMとして流したり、ナチュラル感を演出。

目指すのは、アート・ナチュラル・カルチャーの融合

都会のど真ん中に位置するこのショッピングモールのコンセプトは、「アート・ナチュラル・カルチャー」のコラボレーション。34万sqft、全6階の広さの中に、その3つを集めることによって、ただショッピングを楽しむというだけではなく、現代人の生活に必要不可欠なもの全てを提案していくことがメインテーマなのです。アート面では、20の常設アート作品の他、特設展示も随時行われます。ナチュラル面は、植物を多く飾ったり、木製家具やインテリアを使うなど緑の自然を中心に、水の音や鳥の声、スクリーンのビジュアルでまるで森の中を散歩している雰囲気を演出。カルチャー面では、海外やローカルのデザイナーによる最先端のブティックが揃い、現代のファッションやライフスタイルを網羅しています。


インフォメーションカウンターは、1階にあります インフォメーションカウンターは、1階にあります

インフォメーションカウンターは、1階にあります



オブジェ

まさに置物として鑑賞するオブジェから、実際に触れたり、座ったりすることが目的の実用的なものまで様々なタイプのオブジェがそこここに見られます。あまりに自然に何気なく置いてあるので、特別に感じさせません。でも、何と言っても一番目を引くのは、中心に大きく天まで伸びる茎や葉を連想させるこのオブジェ!アートと自然の見事なミックス&マッチです。


入口の吹き抜けを飛来する鳥たちも、ショッピング中?

入口の吹き抜けを飛来する鳥たちも、ショッピング中?

インフォメーションカウンターの前に置かれた馬のオブジェ

インフォメーションカウンターの前に置かれた馬のオブジェ

ステンレススチールと竹で作られた作品は、「Hands(手)」

ステンレススチールと竹で作られた作品は、「Hands(手)」

ステンレススチールにをブルーで色付けして波と風を表現

ステンレススチールにをブルーで色付けして波と風を表現



『Sweet Dlight Mona Lisa』

2010年、フード・アートで著名なマリウス・ベネット氏を招き、6,000枚のトーストを使ってレオナルド・ダ・ヴィンチの名作『モナリザの微笑み』をK11に再現しました。ソフトクリームを手にしているところがお茶目ですが、微笑みそのものは本物そっくり。地上階の入り口の壁に大きく描かれたその作品は、遠くから見るとわかりませんが、近づいていく見ると、朝食に食べてる食パンと同じ!?びっくりですよ~


美しいモナリザの微笑みそのもの!?

美しいモナリザの微笑みそのもの!?

ほんとにトーストです!

ほんとにトーストです!


不思議な形に、どこに座るのか?一瞬ためらってしまいますね

不思議な形に、どこに座るのか?一瞬ためらってしまいますね


アートな椅子がいっぱい

オブジェの延長上にあるおしゃれでユニークな椅子が、ちょっとした空間のいたるところで見られます。ショッピングに疲れた体をひととき癒してくれる椅子にも、ただすわり心地や機能性だけではなく、遊び心を加えています。どこに座るのかなと躊躇せず、座りたいように座りたい所に座ればいいという、椅子というものの一般的な概念をも少し覆すような潔ささえ、感じられる気がします。アートとは、常識破りからスタートするものなのかもしれませんね。


大自然の中にある歪な形をモチーフに、人工的でない美しさと機能性を表現 大自然の中にある歪な形をモチーフに、人工的でない美しさと機能性を表現 大自然の中にある歪な形をモチーフに、人工的でない美しさと機能性を表現

大自然の中にある歪な形をモチーフに、人工的でない美しさと機能性を表現

K11ならではの新しいショップ

K11 セレクト(1階101店舗)

6軒のローカル・セレクトショップが、50種類以上のローカルデザイナーによるファッション、雑貨、生活雑貨にいたるまで、ユニークなアイティムが一堂に集まったスペシャルコーナーと言えます。他では変えない、今香港で注目のブランドから、これから爆発する気配のある青田買い的なブランドまで見ていて飽きないものばかり。また、D.I.Yが人気を受けて、ペインティングや、ハンドクラフト、クレイなど、アートなワークショップのスタジオが2つあるのも特徴です。季節ごとに様々なデコレーションや独自のイベント等もこのコーナーで行われます。


ブランドは盛りだくさん

ブランドは盛りだくさん

6軒のセレクトショップと2つのアート・ワークショップ

6軒のセレクトショップと2つのアート・ワークショップ

ファッションの流行の兆しがわかる

ファッションの流行の兆しがわかる

ローカル・デザイナーズ・ブランドも注目

ローカル・デザイナーズ・ブランドも注目

ワークショップ・スペース ワークショップ・スペース

ワークショップ・スペース


K11  デザイン・ストア(1階105,111店舗)

アートとショッピングをコラボさせた、新しいコンセプトが人気のショッピングモール『K11』にある、デザインストア。香港のオリジナルデザインはもちろん、世界各国で注目すべきデザイナーやブランド、最新のグッズを選りすぐって取り揃えています。ランプや家具等の大型グッズを始め、文具やコスメ、キャラクターグッズ、アイディア商品等、ほかでは見たことのないユニークなアイティムで溢れています。


向かい合わせに2店舗あります 向かい合わせに2店舗あります

向かい合わせに2店舗あります


HKID ギャラリー(3階310A店舗)

香港で独立して活動を行っているアーティストたちのハンドメイド作品を集めて販売しているギャラリーです。まだまだ、量産できるまで知名度が上がっていないものなので、だからこそユニークで一点しかない貴重なアイティムが揃っています。アクセサリー、バッグ、文具、雑貨、アート作品など、決して広いとはいえないスペースにぎっしり。ひとつひとつ見ていてると、知らない間に時間が過ぎてしまいそう。お値段も手頃なので、お気に入りがあったら、迷わずゲット。


グルメも注目!


各階のコーナーに集中しているダイナーも20軒あり、日本料理だけでも炉端&鉄板焼き、居酒屋、ラーメン、とんかつと盛りだくさんの上に、ベトナム料理、イタリア料理、フランス料理、ステーキ、点心、カフェ、アワビの専門店までと、目移りしてしまう揃いようです。




いかがでしたか?常に新しい変化を楽しむように、様々な表情を変えていくショッピングモール。リピーターの方も、香港初心者も、在住の方も、何回訪れてもどこか違っているところがありますので、立ち寄って見てください。以上香港ナビがお伝えいたしました。

記事更新日:2013-01-27

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スポット登録日:2010-01-13

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