香港発の香港人ファッションデザイナーによる今注目のジーンズブランド。日本未上陸の香港オリジナルファッションを探せ!
こんにちは、香港ナビです。今日ご紹介するKOYO JEANSは、香港初の香港人デザイナーによるジーンズブランド。1992年にアパレルのキャリアをスタートさせたKoyo William Cheung(張國威)が立ち上げ、アジアやオーストラリア、ヨーロッパを中心に着実に人気を集め、今では世界に30店以上の支店を持つジーンズブランドとして知られています。2007年にはパリの高級デパート「ギャラリー・ラファイエット」にショップをオープン。ヨーロッパでの成功をきっかけに、故郷に錦を飾るべく2008年に香港にも第一号店をオープンさせました。
始まりは聯合廣場
Koyo William Cheung(張國威)は、世界中にショップ展開をする今や人気デザイナーですが、最初のお店は太子にある聯合廣場の小さなお店だったそうです。聯合廣場というと、旺角や尖沙咀にあるローカル系ショッピングモールに並んで、ファッション好きの若者が1坪程度に区切られた小さなスペースの中で自分たちのファッション感を最大限に表現しているモールのひとつ。デザイナーやバイヤーになることを夢見る若者たちの中で、若きKoyo William Cheungも試行錯誤を繰り返していたそうです。そして、たゆまぬ努力と持って生まれたファッションセンスが開花し、まずは香港以外のアジア、ヨーロッパで人気が出て、逆輸入のような形で近年香港に戻ってきたのです。
ブランドのコンセプトは”Destroy and Reborn”
アイテム展開はメンズ、レディースそしてアクセサリーやバッグ類。ショップ内のディスプレイを見てみると、決して若者だけではなく30~40代でも着こなせそうなシンプルなラインナップです。新しいけれどどこか懐かしい、ヴィンテージ感を大切にしたデザインにこだわっているというKOYO JEANSのコンセプトは、おしゃれをしてみたいけど、どんな風に着こなしたらいいかわからない、という最近のお父さんたちもトライしてみたくなる近寄りやすさがあります。
尖沙咀ハーバーシティ内のショップ
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黒を基調にしたクールなディスプレイ
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■メンズ
ジーンズの枠を超えてトータルでアレンジできるようにトップスのラインも充実しています。アジアサイズのS、M、L、XLと、大柄な男性でも余裕のサイズ展開。セーターはHK$798~と冬物にしては手頃な価格設定です。
セーターそれぞれHK$798。 ジャケットのインナーに着るのにちょうどいい厚さ
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大きなブランドロゴも日本未上陸だから珍しさがあっていいかも
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■レディース
レディースのサイズ展開はアジアサイズのS、M、L。メンズ主流のブランドのため、レディースは少し品薄感がありますが、それでもトップスのバリエーションは一通り揃っています。
■ジーンズ
ずらりと並んだジーンズはHK$700~1000。意外な安さにちょっとびっくりしてしまいました。デザインやシーズンにもよりますが、香港で一番の売れ筋はHK$800前後のものだそうです。レディースはHK$600~から。ヴィンテージ加工を施し、生地、縫製、加工にこだわったジーンズは、もちろん一番の人気アイテムです。
■シューズ/バッグ/帽子
メンズのシューズもあります。値段はHK$800~1,000。ゴールド、シルバーでコーディネイトされたシューズは、地味になりがちな足元のおしゃれなアクセントになりそうです。メンズ用のバッグはHK$500~800。全体的に黒が基調の2008年の秋冬アイテムですが、シーズンによってモデルチェンジするそうです。
できればカバンを持ちたくないという男性にはウェストバッグを HK$528
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小ぶりなショルダーバッグは休日のお出かけにちょうどいいサイズ HK$868
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■アクセサリー
ここ数年でアクセサリーも手がけるようになったということで、ショップの中心にあるガラスケースの中にはキーホルダーやレザーのバングル、ネックレスなど男性用の小物類がディスプレイされています。デザインやディーテールにこだわっているにも関わらず、値段はHK$228~388ととてもお手頃。恋人や友達へのお土産にちょうどよいですね。その他ジーンズに欠かせないベルトも揃っています。すべてのアクセサリーは「KOYO」のロゴつき。
レザーのバングルは白黒ともにHK$388
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シルバーのネックレスやブレスレットはHK$228~
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腰もとのアクセントになるキーチェーンHK$358
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黒、茶、こげ茶、スタイルに合わせて選べる牛皮のベルト HK$428~468
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いかがでしたか?香港の若者が確実にキャリアを積み重ねて作り上げたブランドには、作り手の思いがひしひしと感じられます。香港のテレビドラマや雑誌撮影に頻繁に衣装提供している香港で最も熱いブランドの一つ、日本にはない香港のファッションはこれからも注目度大ですね。以上、香港ナビがお伝えいたしました。