ロモグラフィー

Lomography

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トイカメラを使って独特のノスタルジックな写真を撮るロモグラフィー。天気のいい週末は下町香港を撮る旅に出かけませんか?

こんにちは、香港ナビです!百万ドルの夜景、そびえ立つ高層ビル群、街の雑踏、モデル風の美女から下町のおばちゃんまで、味のある被写体が山のようにある香港。みなさんはどんなカメラを使って香港の風景を切り取っていますか?
こんな一風変わった写真ってどうやって撮るのでしょうね? こんな一風変わった写真ってどうやって撮るのでしょうね?

こんな一風変わった写真ってどうやって撮るのでしょうね?

今日はデジタル時代まっただ中にあって超アナログなカメラを扱うお店が香港にできている!とのことで取材に行ってまいりました。スピードが常に求められるここ香港。何故、今あえてスローライフ的なアナログカメラが求められるのか?秘密にせまってみたいと思います。

Lomoカメラって?

まずは基礎知識から。ロモカメラと聞いてピンとくる方はなかなか少ないと思います。LOMO(ロモ)とはロシアの光学機器メーカ“レニングラード光学器械合同”によって製造されるカメラ製品のブランドで、時をさかのぼること1936年に世界初の35ミリフィルム一眼レフを製造した会社です。この会社が製造する「LOMO LC-A」型カメラというのが通称「ロモカメラ」と呼ばれるもので、1985年頃から前衛芸術家たちがロモブームを世界的に起こし、現在もアマチュア写真家やトイカメラ愛好家に根強い人気のカメラなのです。
ではでは、ロモカメラでいったいどんな写真が撮れるのでしょうか?お店の売れ筋ベスト5を見ながらご説明いたしましょう。

@人気商品その1
代表作LOMO LCA_ HK$1980
もともとロシアで製造されていた「LC-Aカメラ」が2005年に突然製造中止の危機を迎えます。全世界のロモグラファー(ロモカメラを愛する人たちの呼び名)達は、それまでに製造されたロモカメラを世界中からかき集めて、修理を行うなどしてロモカメラを存続させようと全力をあげて取り組みます。しかしそれではロモグラファーの数も減っていくばかりで限界がありました。

そして、「ロシアがダメなら中国だ!」というわけではないのでしょうが、中国でクラッシックカメラを製造する工場を探し当て、ロモカメラと全く同じ製品を作ってもらうことに成功。こうして出来上がったのが、じゃ~~ん!この「LCA+カメラ」なのです。
ではでは、どんな写真が出来上がるのかというと、ご覧のようにちょっとなつかしい昔の写真のような味のある写真が撮れます。なんでもない日常もこのカメラで切り取るとなんだか雰囲気が出るので不思議です。デジタルでは出せないこの光の加減やボケ具合がロモカメラの作品が「芸術写真」とも呼ばれる理由かもしれません。

@人気商品その2とその3
fisheye HK$400 と fisheye No.2 HK$500
魚眼レンズっておもしろいですよね。ドワッと画像の中央部分が膨らむことでいろんな見え方をします。こちらは、その魚眼レンズのついたカメラ「fisheye」と「fisheye No.2」です。
「No.2」とは初代fisheyeの改良版に名づけられたカメラです。今までのfisheyeだとシャッターを押す時にのぞく窓が、魚眼レンズのイメージでは見えないので、結果は撮ってみたとこ勝負だったのですが、改良版だとのぞき窓から魚眼レンズの風景がきちんと見えるようになって便利度UP!
「え?では初代はもう売れないんではないか?」というナビの疑問は不要でした。お店の方いわく初代には初代の「不便さ」というもどかしさがあって「これがまたイイ!」とのこと。そして初代版は色がおしゃれなのでギフト用にも需要が高いそうです。
魚眼レンズで写すとこのように平凡な景色もドラマチックに変身します。 魚眼レンズで写すとこのように平凡な景色もドラマチックに変身します。 魚眼レンズで写すとこのように平凡な景色もドラマチックに変身します。

魚眼レンズで写すとこのように平凡な景色もドラマチックに変身します。


@人気商品その4
Action Sampler HK$290(フラッシュ付はHK$470)
カメラのレンズが4つも並んでいるこのカメラ。一枚の写真に4分割された画面が写ります。撮影のコツとしてはペットや小さな子供など動いているものを写し、さらに自分も撮影しながら前後に動いてみたりすると・・あら、不思議、とってもおもしろい写真がとれるそうです。お店の方はカメラをお手玉のように右手から左手に投げながら撮影したりと色々な写し方に挑戦していました。が!!もちろん、そこまでしなくても普通に写して全く問題なくおもしろい写真が撮れるそうですのでお試しください!

@人気商品その5
Super Sampler HK$400
同じくレンズが4つあるカメラなのですが、配列からもわかるように4分割のされ方が違います。
初心者にはこちらのカメラの方が格好いい写真を簡単に撮れるとのこと。色もカラフルで持っているだけで楽しくなりそうなカメラです。
ちなみに4分割でダメなら8分割でどうだ!とのことで8分割写真が撮れるカメラ「OKTOMAT」(HK$320)というのもあります。さらにおもしろい写真が撮りたい人におすすめ。

@人気商品その6
Colorsplash Camera HK$585
レンズの数も1つだけだし、なんの変哲もないカメラに見えるこのカメラ。しいて言えばフラッシュの部分が横に突き出しているなぁぁ~と思っていたら、おっと、変わる変わる。色が変わります。フラッシュの光の色がこのように青、緑、黄色、オレンジと手動で変えられるカメラなのです。
独特の光を放つ雰囲気の写真ができあがります。見慣れた景色もフラッシュの色を変えることで全く違う景色に写ることでしょう。

店内はサロンを兼ねています。

「ロモグラフィー」というお店がショップもさることながら、ロモグラファー達が自由に集まってくつろげる場所にしたい、という思いからサロンのような役割をも持って生まれました。ちなみに2階はオフィスになっています。
ゆったりとおかれたソファー。机の上にはトイカメラに関する様々な本が置かれていて自由に読むことができます。なんとコーヒーの用意まで!
ところで、店内の壁一面に貼られたロモグラフィー写真ですが、お店をオープンするのにあたって、香港のロモグラファーが大集結。3日間という限られた時間の中、香港の景色を全力で撮影して集めた写真なのだそうです。ロモ初心者の方でも「こうやって撮ったらいいんだ!」とインスピレーションを与えてくれる写真がいっぱい。まるでアートギャラリーのようです。
帰り道は「骨董街」ともよばれるハリウッドロード(荷季活道)をテクテク歩いて帰りました。気のせいかここもあそこも絶好の被写体!ロモグラフィーでいろんな刺激を受けたあとは、さっそく手当たり次第撮ってみたくなるから不思議です。
ちなみにロモグラフィーのお店がある上環(ションワン)はお茶の問屋さんが多くあることでも有名です。帰り道に立ち寄ってみても楽しそうですね!

以上、香港ナビがお伝えしました!

記事更新日:2009-01-19

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-07-12

スポット更新日:2015-11-26

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