『東方の真珠』といわれる美しさを実感するならここを訪れるしかない!?香港を見下ろす眺めは、昼夜を問わず圧巻です!
香港といえば、この夜景!
こんにちは、香港ナビです。香港と聞いて、誰もが最初に思い浮かべる光景といえば、きらびやかな夜景。そして今流行の3D映画のようにニョキニョキ飛び出したような連立する高層ビル群の摩天楼でしょう。そのどちらの光景も、一番素晴らしい角度で見ることが出来る場所として有名なのが『ビクトリア・ピーク』です。香港島の観光名所として、初めて香港を訪れる観光客の9割以上が訪れる定番のスポットですね。一体、どんなところなのか、詳しくご紹介していきましょう。
香港島で一番高い山
『ビクトリア・ピーク』とは、イギリスのビクトリア女王にちなんで名づけられた、夜景を展望するためのエリアの名称ですが、山全体は『太平山』という名前なのです。香港島の中では一番高い山で、標高が552メートルあります。『ビクトリア・ピーク』は、広東語では簡単に『山頂(サーンデェーン)』と呼ばれていますが、実際の展望できるエリアは山の頂上ではなく、少し下がったギャップの部分に位置しています。そこには『ピークトラム(山頂車)』が走っており、ピークトラムの終着駅で、展望台のある『ピークタワー』やショッピングモールの『ピーク・ギャレリア』などがあります。
行き方
ピークトラムの駅
ピークまでの行き方で、一番ポピュラーなのは、セントラルの花園道にある駅から『ピークトラム』を利用することです。1888年にピークに住むイギリス人のために作られたという歴史の古いケーブルカーですが、距離にして約1.4キロ、標高差363メートルを約10分ほどで繋いでいます。なんと言っても山を登っていく急勾配の斜度が27度で、短い時間の乗車ながら体感してみないとわからない乗り心地が堪能できます!また、バスで行く方法もあります。セントラルにある交易広場のバスターミナルから15番のバスが直行しています。また香港駅から1番のミニバスも利用できます。
チケットは当日駅で購入可能!オクトパスも使えます
|
|
車両は2両編成です
|
ピークの見どころ
ピーク・タワーピークを訪れる観光客のために、展望台、ショッピングモールなどの複合施設として1972年に建設されました。1996年に現在のデザインへと改装工事が着工され、2006年に正式オープンしました。『ピークトラム』の終着駅としてそのまま繋がっていますので、トラムでピークを訪れる方は、必ずここを通ることになります。中には、展望台はもちろん、ブルース・リーやジャッキー・チェンという香港ゆかりのスターが多い『マダムタッソー蝋人形館』や、おみやげ物などのショップ、レストランがあります。
一番上の展望台は、別途料金が必要です
|
|
レストランやカフェからも眺めがいい場所があります
|
レトロな中国式
獅子亭展望台1976年に作られた展望台です。『ピークタワー』に比べると少し低い位置に当たりますが、展望台としての眺めはここからでも十分です。方角別にエリアや建物の説明のパネルもあって(年季が入っていて、ちょっと醜いところもありますが)いつも、観光客でにぎわっています。香港は、意外に曇りや霧、霞のかかった天候が多いので、空気の澄んだ晴れ渡った景色を見られる機会は少ないんですよ。でも、やっぱりここからの眺めは見のがせません。
歴史を感じる入り口
|
|
ツアーなどで訪れる時は、ここが集合場所
|
残念ながら、天気が悪いことも・・・
|
|
晴れた日にはこんなに美しい光景が!
|
ピーク・ギャレリア1993年にオープンしたショッピングモール。『ピークタワー』の向かい側に位置しており、バスでピークを訪れる際には、この中にバスターミナルがあります。ピークタワーがトラムの駅で、こちらがバスターミナル。同じようにブティックやお土産物ショップ、レストランがあり、九龍ではなく、離島を望む展望エリアも有って、まさにお互いがライバル的存在なのかも!?いずれにせよ、ピークにきたらここも寄らずにはいられない場所ですね。
昔のトラムの車両を再利用
香港島(ビクトリア・ピーク)ビジターセンターピーク・ギャレリアのすぐ前の広場にある、昔のピークトラムをの車両を再利用して作られたビジターセンターです。昔の面影をそのままに、中には香港観光に欠かせない無料のマップや資料がおいてありますので、もらうことも出来ます。時間帯によっては、スタッフもいますので、観光情報を問い合わせることも出来ます。また、車両内での写真撮影も可能です。
ピーク・ルック・アウト(太平山餐廳)
『ピークタワー』『ピーク・ギャレリア』という現代的なデザインの大きな建物の側に、1901年に建てられた建物をそのまま利用したレストランがあります。現在は、文化財としても指定されている歴史ある建物なのです。この建物は、ここで移り変わるピークの歴史を見てきたともいえますね。
いかがでしたか?オプションツアーなどに組み込まれていることが多いので、サクッと景色だけしか見る時間がない場合もあるかもしれませんが、始めて香港を訪れる方でも簡単にいける場所なので、ぜひじっくりここで時間を過ごしていただきたいですね。以上香港ナビがお伝えいたしました。