香港理工大学

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香港の産業界から信頼の厚い実学志向の大学。MTRホンハム駅すぐそば、学生食堂を探しながら香港の大学をお散歩してみました。

こんにちは、香港ナビです。MTRホンハム駅のすぐ近くにある赤いレンガの建物に皆さん、見覚えはありませんか?この建物、香港理工大学という学校のキャンパスなのです。香港大学めぐりシリーズ第二弾は、九龍半島の中心に位置する香港理工大学をご案内したいと思います!

大学までのアクセス

ホンハム駅のA出口から出て、歩道橋の矢印に沿って進むと簡単にキャンパスにたどり着くことができます。香港島サイドからバスで行く場合は、ホンハム海底トンネルを通るバス(101,104など1から始まる3ケタのバスはすべてホンハム海底トンネルを使って海越えをします)を利用し、トンネルを抜けてすぐのバス停で降りて下さい。バス停を降りると進行方向側の歩道橋を上がってください。歩道橋の東側がMTRホンハム駅、西側が大学の入口です。

大学の歴史

香港理工大学の前身は、1937年に創立された、「香港官立高級学院」という湾仔にあった専門学校です。1947年に、「香港工業専門学院」へと名称を変更しました。当時は名前のとおり、理科系と工業系のコースしかありませんでした。1957年に現在のホンハムに移転し、1994年、正式に大学として認可されました。現在では文系、経済経営系、芸術系など学科は多岐にわたっています。卒業後に即戦力となれる実学的な教育を徹底しているため、香港産業界からの評価も高いそうです。年々受験生の間で人気は高まり、今では香港内で学生数が最も多い大学にまで発展しました。
約93,500?あるキャンパス。香港大学や中文大学から比べるとかなりこぢんまりとしていますが、都会の真ん中にあるという交通の便のよさから、この大学を選ぶ学生も多いそうです。
大学正面の入口には噴水があり、中央には4つのPからなる大学のシンボルが見えます。

数々の有名デザイナーを輩出したファッション&デザイナー学部

正面階段を上り、大学の中へ入ってみましょう。階段の途中にファッション&デザイン学部があります。香港にある9大学の中でもデザイン関係は理工大学が、一番レベルが高いと言われています。毎年卒業前には、この学部のデザイナーの卵たちが、卒業作品によるファッションショーを行うそうです。
赤いレンガで覆われた数々の校舎。校舎ごとにそれぞれの名称とアルファベット1文字がつけられています。この“J”と書かれた校舎はマカオのカジノ王スタンレー・ホーの名前がつけられています。これは、スタンレー・ホーが出資をして建てられた校舎だそうです。
6階建ての「包玉剛図書館」。MTRの入口から一番近い建物なので、学生たちの待ち合わせスポットになっているようです。

李嘉誠楼(Li Ka Shing Tower)

図書館を背にして右側の校舎は、香港で有名な大富豪、長江グループ創始者、李嘉誠(リー・カーシン)によって建てられました。2001年に建てられたこの校舎は、他のものと違いガラス張りのモダンなデザインになっています。今年は学校創立70周年記念行事を行っているようです。大学の歴史やこれまでの研究結果についての展示会が行われていました。
ナノテクノロジーを使用した、すぐれた殺菌効果を持つマスク。これも理工大学で開発されたそうです。香港でマスクというと、SARSを思い出してしまいますね…。
こちらの大学で最先端の研究がされているものの一つ、オプトメトリー。研究の末開発された、誰でも簡単に視力のテストを行うことができる、簡易視力測定器。コストが非常に低いため、発展途上国での普及が期待されるとのことです。ちなみに、この簡易視力測定器は、第53回世界創新科技博覧会で金賞を受賞したそうですよ。

学生会館の中には大学オリジナルグッズ。学生食堂もご紹介!

李嘉誠タワーのすぐ向かい側の建物には、セブンイレブン、銀行、本屋が入っています。その上は、学生会のオフィスになっています。地下へ降りると、生協がありました!生協の中には大学のロゴがついているファイルなどオリジナルグッズが購入できます。ショーウィンドウには、ガウンを着た卒業テディベアも飾られていてとってもキュートです。オーダーメイドで卒業年と、自分の名前を刺しゅうしてくれるそうですよ。ガウンの襟の色はそれぞれの学部によって違いますが、色もリクエストができるとのこと。一生の思い出になりそうなステキなプレゼントですね。
こちらは、邵逸夫体育館(Shaw Sports Complex)です。運動部が受賞した数々のトロフィやカップが飾られています。 こちらは、邵逸夫体育館(Shaw Sports Complex)です。運動部が受賞した数々のトロフィやカップが飾られています。 こちらは、邵逸夫体育館(Shaw Sports Complex)です。運動部が受賞した数々のトロフィやカップが飾られています。

こちらは、邵逸夫体育館(Shaw Sports Complex)です。運動部が受賞した数々のトロフィやカップが飾られています。

体育館の右側には、通称「旧Can(古いキャンティーン)」があります。キャンティーンというのは食堂のこと。“大家楽”というローカルのファーストフードが学生食堂を経営しています。外の大家楽よりちょっぴり安いお得な食堂。外部の人でも自由に入ることができますよ!
スイミングプールやテニスコート、バスケットボールコートもあります。 スイミングプールやテニスコート、バスケットボールコートもあります。

スイミングプールやテニスコート、バスケットボールコートもあります。

もう1つの学生食堂がある、文康大楼(Communal Building)

こちらの建物の中にはもう一つの学生食堂、「新Can(新しいキャンティーン)」が入っています。こちらは、美心(Maxim)が経営しています。テレビルームもあり、学生たちの憩いの場となっています。

賽馬会綜藝会(Jockey Club Auditorium)

このホールはこちらは卒業式などの会場となり、小規模のショーも行われます。卒業式の日には、階段で記念撮影をする卒業生たちであふれかえります。
この電話、飾り物ではありません。本物の公衆電話なのです。しかも、香港内の通話は無料。電話番号の前に「9」をダイヤルしてくださいね。電話の下には、インターネットのケーブル接続口まであります。ホンハム周辺で、緊急でインターネットを使い時にはひとつの選択肢になるかも?ですよ。
手荷物用のクロークがあるので、大学探索の時に、使用してみてはいかがでしょう?

いかがでしたか?九龍半島の中心にある香港理工大学は、交通の便利がとてもよくて、社会のニーズに合わせた実学的な教科を学ぶことができるため、産業界からの評価も非常に高い大学です。社会人向けのオープンコースもあるので、香港在住日本人の皆様もぜひ“入学”してみてはいかがですか?旅行者の皆さんも、ホンハム体育館(香港コロシアム)までコンサートを観に行くついでに、たまには香港の学生たちに交じって学食を食べに行ってはいかがでしょう?以上、香港ナビがお伝えいたしました。
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記事登録日:2007-09-19

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スポット登録日:2007-09-19

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