『花園街』、『金魚街』、2つの名物ストリートを貫く通りは、人も車もひっきりなしに行き交う活気あふれる通りです。
こんにちは、香港ナビです。今日ご紹介するのは、アウトレット商品や若者向けの激安ショップが立ち並ぶ花園街と、金魚から高級観賞魚用の立派な水槽まで揃う通称『金魚街』を貫く形で伸びる弼街(Bute Street)。ショッピングビルあり、美味しそうなスナックスタンドあり、店頭のディスプレーを見れば季節が分かるお店ありと、さまざまな表情を見せてくれる賑やかな通りです。
それでは、早速スタートしましょう。
MTR荃灣線・觀塘線「太子(Prince Edward)」駅B2出口を出たら、そのまま、まっすぐ進んでください。
最初の横断歩道を渡ってさらに進むこと150mあまり先、最初にぶつかる通りが『弼街(Bute Street)』です。
始創中心は街歩きのオアシス?
それでは、まずは右手に見えるショッピングビル「始創中心(Pioneer Centre)」をチェックしてみましょう。
「始創中心」には、飲食店からファッション、雑貨、ちょっぴりマニアックなお店まで、大小さまざまなお店がたくさん。一軒一軒覗いていたら、かなりの時間がかかることでしょう。
香港のバスやタクシーのミニチュアを扱う、おなじみ80M巴士専門店も入っています。
疲れたら、台式珍珠[女乃]茶の「仙踪林」辺りで一休みなんていかがでしょう?今の季節なら、ギンギンに冷えた室内で暑さをしのいだり、急な大雨のときの雨宿りなどにも最適です。
それからもう一つ。香港ではビル内のトイレに鍵がかかっていたりすることが多く、お店でもなかなか気軽に貸してくれるところが少ないので、トイレ探しは結構大変。でも、ここに来ればもう大丈夫。覚えておいて損はありませんよ。「始創中心」は、まるで街歩きのオアシスみたいですよね。
マンゴ系のデザートでおなじみの「許留山」、漢方茶や龜苓膏(=亀ゼリー)の涼茶舗、お昼時を過ぎても賑わっている麺屋さん…。胃袋がいくつあっても足りそうにありませんね。
揚げ物やカレー味の魚蛋を売る小吃スタンドや、焼きたてのお菓子を売るお店が何軒も。とにかく活気があります。せっかくですから、香港っ子のまねをして、気軽にB級グルメを味わってはいかが?歩きながら食べるのが、香港スタイルですよ。
探しているときはなかなか見つからないお祝い事に使う紅包袋や玉を専門に扱うお店、美術用品の専門店もありました。
香港でチープコスメをお探しなら、まずはチェックしたい「BONJOUR」は、ここにもありました。
そして、こちらのおもちゃ屋さんは季節ごとに店頭のディスプレーが入れ替わる、とっても楽しいお店。ここに来れば香港のそのときそのときのメイン・イベントが分かると言っても過言ではありません。今は夏ですから“海やプールのシーズン”と言うことで、浮き輪がメインですね。
ナビが特におすすめするのは、旧正月前やハロウィンそしてクリスマス。日本では考えられないぐらいお手軽なお値段で、可愛いグッズや衣装が手に入ります。写真では一軒だけですが、この通りには、このようなおもちゃ屋さんが3軒ほどあるんですよ。まるでおもちゃ箱をひっくり返したようなディスプレーは、お祭り気分を盛り上げてくれます。もちろん、お店の中には普通のおもちゃも売っています。うず高く積まれたおもちゃの中には、掘り出し物があるかもしれません。
おもちゃ屋さんのすぐ脇のこの出入り口は、『新世紀廣場』と言うショッピングセンターへ続く連絡通路。KCRの「旺角(Mongkok)」駅へもこの通路から行くことができます。行きはMTR、帰りはKCRなんていうのも楽しいかも知れませんね。
弼街はミニバスの拠点
この通りには、いつでもたくさんのミニバスが並んでいます。赤いのもあれば緑のもあり、目的地も様々です。こんなに小さい車体でも、結構距離を走る新界方面や香港島まで行くミニバスもあります。このバスの数が、この界隈がいかに賑わいのある場所かと言うことを証明してくれている気がしませんか?赤いミニバスを乗りこなすのは香港上級者でも至難のワザですが、せめて一緒に記念撮影でもいかがでしょうか?赤いミニバスは地元の人たちの足。香港らしい写真が撮れるかもしれません。でも、発車するバスの妨げにならないように、気をつけてくださいね。威勢のいい運転手に大声で怒鳴られますよ!
いかがでしたか?“喧騒の街“香港らしい賑わいを感じていただけたでしょうか?『花園街』『金魚街』を訪れる際は、ぜひ『弼街』も歩いてみてください。きっと楽しい(orオイシイ)発見があるはずです。以上、香港ナビがお伝えしました。