新生ピークタワーへ行ってみよう!長らくの改修期間を終え、リニューアルされたピークタワーをご案内します!
こんにちは!香港ナビです。香港一の観光名所ともいえるビクトリアピークのシンボル、ピークタワーが1年半以上の期間と1億香港ドル超の費用をかけての全面改装を終えて、新しい姿をお披露目しました。吹き抜けのスカレーターに壁面をガラス張りにするなど、地の利を活かしてのたっぷりの採光がぴかぴかのタワー内を一段と明るくしています。眺望だけが目的のひとも、新しいピークタワーはスルーできませんよ~。
吹き抜けのエスカレーターと両脇にライトが流れていくエスカレーターを乗り継いで頂上まであがると、そこが展望台です。もともとはビルの5階部分にあった展望台を、頂上に移したことで360度の展望が可能となりました。
天気の良い昼は九龍半島の奥の新界(ニューテリトリー)の山々まできれいに見え、香港の緑の多さに驚かされるはずです。また、ここからの夜の眺望は100万ドルの夜景と称されているのはあまりにも有名ですね。
望遠鏡も各所に設置されています。支払いはコインかオクトパスカードで。やややけっぱちな日本語での説明が笑えますね。
開業以来110年を超えても無事故で運営を続けるピークトラムの往来も真上から眺めることができます。
展望台のすぐ下。3階には、映画『フォレスト・ガンプ』をテーマにしたレストラン「ババ・ガンプ・シュリンプ(Bubba Gump Shrimp)」が中華圏に初出店。
その下2階には、広東料理の「天一酒家(Tien Yi)」、和食の「巨八(Kyo Hachi)」と、スタイリッシュなレストランが向き合っています。
もちろん、どの店も窓を大きくレイアウトし、食事をしながらからの展望台と同じ眺望を楽しめるよう工夫されています。
旧タワー同様、さまざまなおみやげ店が並んでいますが、通路を広く、また各店舗のレイアウトも整然としていてとても気持ちのいい造りです。
ピークにある数々のお土産店の中でも、ピークタワーとピークトラムのオフィシャルグッズを販売している「ピーク・テンプテーションズ(Peak Temptations)」のポップなグッズは見逃せません。「ピークに行ってきたよ!」とさりげなく主張できちゃうアイテムを探してみてください。
地下1階へ行くと、「マダムタッソー蝋人形館(香港杜莎夫人蠟像館)」が現れます。今にもキックを繰り出しそうなブルース・リーと記念写真を撮ったら、その奥にある受付でチケットを購入してください。世界の政治家や文化人、ベッカム、ヨン様など世界のスター、ジャッキー・チェンやケリー・チャンなどの香港スターなどたくさんの有名人と出会えますよ! 日本でも人気の高い台湾のスター、ジェイ・チョウ(周杰倫)も新しく登場したばかりです。
月~金 土、日、祝
大人 HK$115 HK$120
子供(3~11歳) HK$65 HK$70
シニア(65歳以上) HK$65 HK$70
ピークトラムの乗車券と入場券がパッケージになったものもあります。上りのピークトラム乗車駅のカウンターで購入できます。
マダムタッソーと同じフロアには健康志向のレストラン「eating plus」が。マダムタッソーで歩き疲れたら、野菜やフルーツなどヘルシーな素材を使った食事やドリンクなどを楽しんでくださいね。
※閉店<2009.6.22>
このフロアには郵便局も開設されていますので、絵葉書などを送ってみてはいかがですか?
1階にある「パシフィックコーヒー(Pacific Coffee)」の大きな窓からもこの眺め。ゆったりとしたソファーチェアに腰を下ろしてのんびりと下界を見下ろせば、一杯のコーヒーも特別な風味になりそうですね。ただし、窓際の席の争奪戦は激しいのでご了承ください~。
いつでも気軽に入れるのがありがたいファストフード。ピークタワーに登場したのは「バーガーキング(Burger King)」です。普通のバーガーメニューのほか、別途カウンターを設けてデザート類も提供しています。
そのほか、フレッシュジュースを中心に販売している「Jungle Juice」、多種多様な手作りジェラートが並ぶ「Gino’s Gelato」など、ちょっと休憩するのにぴったりな店が並んでいます。
ピークタワー周辺もご案内しちゃいます!
[ピークギャラリア(山頂廣場)]
こちらは、ファッション、雑貨、おみやげ、レストラン、スーパーマーケットなどが軒をつらねるショピングモールです。おみやげはヒスイを使ったアクセサリーや中国雑貨が中心ですが、中華菓子をその場で作って販売している店もあるので、街なかでそういった店に出会えなかった方はのぞいてみてくださいね。また、輸入書を中心に置いてある大手書店「Dymocks」も入っているので、地図やポストカードなどを探している方は立ち寄ってみてください。
こちらに入っている有名レストランといえば「カフェデコ(Café Deco)」です。数々の映画のロケ地となっているレストランで、中でも代表的なのはレスリー・チャンの主演映画『君さえいれば/金枝玉葉』。映画公開当初からレスリーファンには聖地的な店となっています。改装されたため当時とは若干雰囲気がちがいますが、それでも行ってみる価値はあるでしょう。
子供用の遊具を設置したスペースもありました。パワーをもてあまし気味のお子さんたちのストレス発散にいかがですか?
[ピークルックアウト(太平山餐廰)]
ギャラリア、タワーを見守るように、どっしりと構えて建つ石造りのロッジ風レストラン「ピークルックアウト(太平山餐廰)」があります。
19世紀から歴史を刻み続けた「ピークカフェ」が2001年にオーナーの交代により生まれ変わり、新たなピークのシンボル的存在として君臨しています。
夜になると無数のライトによって、とってもロマンチックな雰囲気に彩られます。
[Lions Pavilion(太平山獅子亭)]
ピークタワーを左手に見ながら、遊歩道を少し降りると、「太平山獅子亭」という展望エリアが現れます。ここは元祖展望台ともいうべきところで、ビクトリアタワーが存在しなかったころは、ここから眺望を楽しんでいた元祖展望台ともいうべきところです。
ピークタワーから太平山獅子亭を見下ろすことはあっても、その逆はあまりないかも? ピークタワーを見上げるとこんな感じです。
太平山獅子亭までの遊歩道には、この勾配のきつい山のどこをどう回ってくれるのか大いにナゾな人力車が待ち構えていたり、草を虫の形に編む細工を販売しているひとあり、絵を売っているおじさんは商売を忘れて完璧な熟睡モード。なにやらのんびりとした雰囲気が漂っています。
あまりにも有名すぎ、定番過ぎて香港リピーターはあまり訪れる機会がなかったかもしれません。狭い狭いと思っていた香港も、スコーンと抜けきった空の下眺めてみると「やっぱり広くて奥深い」と思わずにはいられません。生まれ変わった展望台からの眺めは360度。ぐるりと香港を見渡すと「また来たい!」と香港への思いが募るはずです。以上、個人的には夕暮れ時のピークがおすすめの、香港ナビがお伝えしました。