ランタオ島に残る清時代の砲台
今日ご紹介するのは、ランタオ島の空港近く、東涌にある史跡「東涌炮台」です。
東涌炮台は香港法定古蹟 にも指定されている史跡です。
歴史に興味があるかたは一度訪れてみても良いかもしれません。
ただ最寄駅からかなり歩くため、この場所だけを訪れるのではなくランタオ島内の散策の間に立ち寄るのがよいと思います。
東涌炮台 (トンチョンフォート)って何があるの?
東涌炮台への入り口ゲート
東涌地域は珠江デルタの入り口に位置ことで、昔から重要な場所とされてきました。この「東涌炮台」が作られたのは1932年、清の時代となります。
炮台としての役目を終えた後は、海軍本部、警察署、そして東涌鄉事委員會や学校として利用されてきました。
「東涌炮台」の敷地に入ると、廃校となった「旧東涌公立小学校」の建物が今もなお残されています。
なお、「東涌炮台」は1979年に香港法定古蹟として登録されました。
中に入ってみましょう
「東涌炮台」は毎週火曜日は閉鎖されていますが、以外の日は時間内であれば無料で入場できます。
石壁の中へ入って行くと、ものものしい様子の外観とは違って、白く可愛らしい小学校の建物が目に入ってきます。この小学校の建物が数棟残されているほか、学校前の敷地はバスケットコートとして今も利用されているようです。
また建物の一部は展示室となっていますが、ナビが訪れた日はコロナ感染予防の為か、閉鎖されていました。
石壁の上へ登ってみることができます。敷地の周りをぐるっと一周する事ができますが、高所となりますので安全に気をつけながら歩いてみましょう。また砲台の直ぐ近くへ行くことも可能です。
ちょうどバスケットボールのゴールの左下方向に大砲があります。そして大砲の先には高層マンションが建てられています。
昔は何もなかったのであろう土地ですが、現代ではこのような景色に変わりました。大砲の先に高層住宅とは、なんとも不思議な光景です。
なお、こちらの「東涌炮台」までバスで訪れる場合は、ニューランタオの11番バス(大澳行き)・3M番(梅窩行き)に乗車をして、下嶺皮停留所で下車します。
ナビは東涌エリアのハイキングの途中に立ち寄ってみたのでバスは利用しませんでしたが、近くの逸東モールからは徒歩15分程度でした。