天后誕に欠かす事のできないゴージャスな『花炮』を展示
今日ご紹介するのはMTR西鐵線の終点、MTR屯門駅近くに位置する『花炮展覽館』。
花炮というものは華南地域の特徴的な紮作(紙で作られた奉納儀式などに利用されるもの)で、海の神様である天后誕には欠かせない存在です。そんな花炮を展示しているのが、屯門駅から徒歩10分ほどの場所にある天后廟廣場の中にある花炮展覽館です。
どこにある?
場所はMTR西鐵線の屯門駅から徒歩で約10分の場所。出口Aを出て、目の前の川を渡り少しいくと工場ビルの先に天后廟廣場が見えてきます。広い天后廟廣場にあるのは、古い天后廟と『花炮展覽館』のみ。ナビが訪れた時はガランとしていますが、天后誕の時などお祭りの際は多くの人が集まるそうです。
海に囲まれた香港、昔は漁業が盛んでした。その為海の神様である天后廟も数多く、各地に点在しています。こちら天后廟廣場にある天后廟は、《屯門后角天后廟》と呼ばれています。
この廟は600年以上前に建設され、香港の中でも古い天后廟の1つとして知られています。
花炮展覽館に入ってみましょう
天后廟の横にひっそりと建っているのが、今日ご紹介する花炮展覽館。
館内には大きな花炮が3つと、パネル・ビデオが数点展示されています。
花炮は特に天后誕になくてはならない紮作と言われています。高さは1.8メートル程度のものから、大きなものでは6メートル近いものまで様々。
竹で組み立てた基礎の上に多くの縁起物で飾られており、まさに豪華絢爛です。
展示数自体は少なく、また飾られている花炮も3つではありますが、間近でこれほどゆっくりと花炮を見学する機会は滅多にないと思います。
その細かな紮作技術や、表面に飾られている多く縁起物、そして香港ならではと言える色彩豊かなで豪華な花炮を見学するのは、香港の伝統文化に触れる絶好のチャンス。香港文化に興味がある方や、まだあまり知られていない場所へ行きたい方などには良いかもしれません。
開館時間は、火~金が10:00~18:00、土/日/祝が10:00~18:30、月休館となっています。