外国人好みのチャイナテイストのお土産や激安衣料品が手に入る海沿いのマーケット。屋根付きの路地に路面店が並んでいるから、雨の日の観光もOKです。
こんにちは、香港ナビです。香港観光で、外すことができないのがマーケット巡り。熱気あふれるマーケットを歩けば、エネルギッシュな香港にやって来たことを実感できること間違いなしです。観光客向けのマーケットといえば、九龍の女人街や男人街が有名ですが、香港にはもうひとつ有名なマーケットがあることをご存知でしょうか?今日ご紹介するスタンレーマーケットは、その名のごとく、香港島南部の海沿いの観光地、スタンレーにあるマーケットです。西洋人観光客の多いスタンレーマーケットは、女人街や男人街と比べて、人も少なく、ゆっくりと買い物を楽しむことができるマーケット。それでは、早速行ってみましょう。
ロケーション
スタンレーマーケットは、香港島南部に位置する海沿いの観光地「スタンレー(赤柱)」にあります。中環、湾仔、銅鑼湾など香港の中心地から、バスやミニバスで約30-40分。道中は高層ビルが林立する街並みから、緑あふれる山を越え、ビーチが点在するサウスサイドのリゾート地へと、様々な香港を楽しむことができます。
行き方
スタンレーマーケットには、香港島の中心地(中環、湾仔、銅鑼湾など)から、二階建てバスやミニバスや行くことができます。スタンレーマーケットから観光をはじめるなら、スタンレーマーケットの入り口にある「赤柱村、赤柱村道」で下車してください。ほとんどの観光客は、このバス停で下車します。
香港島・中環(セントラル)から
交易廣場(エクスチェンジ・スクエア)バスターミナル
●6X 所要時間約35分、HK$8.4
●6、6A、73、66 所要時間約45分、HK$7.9~HK$8.9
●260 所要時間約30分、HK$10.6
※MTR金鐘(C1出口)駅前のバス停(金鐘花園Admiralty Garden)などからも乗車可。
香港島・銅鑼湾から
銅鑼湾登龍街ミニバス乗り場
●40番の緑色ミニバス「赤柱市集」行き 所要時間約35分、HK$9
九龍半島・尖沙咀から
● 973 所要時間約80分、HK$13.6
屋外に屋台がずらりと並ぶ、女人街(レディースマーケット)や男人街(テンプルストリート)と異なり、スタンレーマーケットは屋根が付いた路地に、外国人好みの土産物店や洋服店などの路面店が軒を連ねています。店員たちは無理な客引きをせず、広東語が飛び交うナイトマーケットのような賑やかさはなく、ゆっくりと商品を見て歩くことができます。店員との駆け引きやしつこい売り込みが苦手な人にはおすすめです。また、西洋人観光客が多いため、店員はみな英語を話します。非常にコンパクトなマーケットなので買い物をしなければ、すべての路地をまわるのに15分もかかりません。女人街や男人街が、チープなアクセサリーや小物が多いのに対して、このマーケットでは、外国人が好みそうなチャイニーズテイストのシルクドレスや絵画など、質のよいおしゃれな商品が揃っています。もちろん、定番のばらまき用のお土産や香港らしいもたくさん売られていますよ。
バス停から坂を下っていくと、すぐにスタンレーマーケットがあります。この赤柱新街(Stanley New Street)をはさんで左右に路地が続いていますが、左手のメインストリート、赤柱大街(Stanley Main Street)に多くの店が並んでいます。まずは、メインストリートから歩いてみましょう。
どこのお店にも所狭しとたくさんのものが並び、外まで商品があふれ出ています。また、500円ほどのTシャツなど、と驚いてしまう価格のものがいっぱい。特に子供服の種類の多さと安さにはびっくり。さらに、お土産にぴったりのリネンやシルク製品やレース、またストールなども驚きの価格で買うことができます。
マーケットを進んでいくと、途中に左に入る道があります。この道に入り、また左に曲がって、まっすぐ進むと、最初に歩いた赤柱新街(Stanley New Street)に戻ります。
赤柱新街に戻ったら、次は右側の路地に入りましょう。数十メートルの短い路地には子供服のお店が数件並んでいます。この路地を抜けるとマーケットは終了。海沿いのレストランやバーが並ぶおしゃれなエリアになります。
スタンレーマーケットの観光アドバイス
日が落ちる頃には、ほとんどのお店が店じまいを始めるので、スタンレーマーケットに行く場合は時間に注意してください。特に週末は夕方になると、市街地へ帰るバスが非常に混み合います。午後3時ごろから出かけて、マーケットを見た後、マレーハウスや海沿いのレストランでディナーをするなど、時間をずらしてみるのもおすすめです。
女人街ほど人は多くはありませんが、観光客向けのマーケットですので、スリや置き引きには十分に注意してください。値札が付いている商品は基本的には値段交渉はできず、値段交渉を楽しみたいという方には、物足りないかもしれません。また、絵画を扱うお店や高級ブティックでは、カメラ撮影不可のサインがある場合が多いので注意しましょう。
トイレ情報
スタンレーマーケットの周辺には二つ公衆トイレがあります。ひとつは、バス停を降りてすぐ目の前にある赤柱市政大廈。もうひとつは、マーケット左側の路地を突き抜けた左手にある公衆トイレです。トイレットペーパーもあり、きれいに清掃されています。
いかがでしたか?マーケットと言っても、九龍のナイトマーケットはまったく異なる大人な雰囲気のスタンレーマーケット。チャイナテイストのおしゃれなお土産を探しているなら、ぜひ足を運んでみてくださいね。以上、香港ナビがお伝えいたしました。