香港名物とも言われる「オープントップバス」。さてその実態はいかに??屋根なし2階建てのオープントップバスをたっぷりご紹介します。
こんにちは、香港ナビです。香港旅行の目的と言えば、グルメにショッピング、そして百万ドルとも、東洋の真珠とも形容される夜景の観賞でしょうね。ビクトリアハーバーや、ピークに立って遠くに眺める煌めきもまばゆいものですが、その煌めきの中に入って、景色を体験してみるっていうのはいかがですか?そう!香港に来たら絶対に体験していただきたいのが、ギンギラギンの香港をさりげな~くドライブする「オープントップバス」なのです。香港の公共交通機関にある2階建てバスについてはご存知の方も多いはずですが、屋根のないオープントップバスについてはあまり知られていないかも。そこで今回は、「よくある質問」形式で、皆さんにナビお勧めのオープントップバスについて詳しくご紹介してみましょう!
どんな種類があるの?
実は、たいていのオープントップバスは観光目的のみに走っているもので、公共交通機関ではありません。ですから、乗車したい時にいつでも気軽に乗車できるというものではなく、香港を走っていながら香港人は乗ったことがないというのが実状なのです。バスツアーに参加した旅行客だけの特権とも言えるんですよね。オープントップバスツアーを催行している旅行会社の所有するバスの種類は様々で、参加ツアーによって異なります。香港の公共交通機関で使用しているバスをそのまま改造したものや、観光用バスとして座席などが大木間になっているものなど、それぞれに個性があってなかなか興味深いですね。
どうしたら、乗車できる?
ナビで予約してツアーに参加しよう!
一番手っ取り早くて便利な方法は、もちろんこれ!ナビでツアーの予約をして参加することです。オープントップバスでの約30~40分間のドライブを主体に、ドライブの前にディナーを食べたり、欲張ってピークまで行って夜景を見たり、露店街を散策したりとほかのオプションもたくさん選べる、それぞれのニーズに合わせたお得なツアーが揃っています。香港滞在中に、時間を有効に使ってしかも香港らしさをおもいっきり満喫したいなら、ぜひお勧めですよ~また、全ツアー日本語が堪能なベテランガイドさんがお出迎えから見送りまでしっかりお世話してくれますから、夜のツアーといえども安心です。
大型の観光用の2階建てバスをオープントップバスとして使用しています。どっしりしていて見た目もスマート。グラデーションを使ったブルーの車体もおしゃれですね。1階のシートは、通常よりも少し大きく、クッションも効いていて座り心地満点。2階のシートも、座った時の腰や背中のカーブに合わせた背もたれで座りやすく、安全ベルトも付いています。
大きくてがっちりした観光バスを改造したもの
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危険が内容に安全ベルト付き
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香港の夜に溶け込むようなブルーの車体
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1階の座席も広くて座り心地よし!
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このバスに乗って参加できるツアー
香港の公共交通機関で使用している2階建てバスを改造したタイプのバス。四角くて全体的にすっきりした車体です。1階の中は一般の車両と全く同じですので、普段香港人が使っているバスに乗った気分が味わえます。でも何と言ってもこのバスの見た目がいいですよね~赤い車体に黄色の文字、そしてトレードマークのパンダととてもユニークでかわいいです。このバスを見ただけで、楽しくなってきますよね。
1階の座席は、香港の公共の2階建てバスと同じです。
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2階の座席には注意書きが。
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このバスに乗って参加できるツアー
その他のおすすめツアー
人力車観光バス
予約しなければならないツアーのほかに、香港島の名所を巡る観光を目的にした「人力車観光バス」が、2009年10月からスタートしました。香港のバス会社「新世界第一バス」が運行しています。こちらは日中の運行で、二路線のルートに16か所の法定古跡と10か所の歴史建築物が網羅されています。1周約50分ほどですが、乗車1回から、何回でも乗車できる一日乗車券もあるので、好きなところで降りて散策しながら1日香港島めぐりもできます。
このほかに、セントラルフェリーピアから、ピークへ向かうピークトラムの駅までを結ぶ公共の15C番のバスが、オープントップバス仕様です。ピークトラムへ行く予定で、ほんの少しでもオープントップバス気分を味わいたい方なら、このバスに乗ってみてください。
どんなところが見られるの?
オープントップバスツアーが回るコースは、ツアーによって違いがありますが、九龍の場合の主なコース例をあげてみましょう。まずは、尖東のDFSギャラリア前かニューワールドミレニアム香港ホテル(旧日航ホテル)を集合場所とする場合は、出発してから一旦梳士巴利道をビクトリアハーバー沿いに東に戻ります。ここが景色の壮観さに思わず「わあ!」と歓声の上がる第一ポイント!さらにMTR紅磡駅でUターンして同じ道を西に戻るときには、一段高くなった道路から見下ろす景色にまた溜息。道が混んでいなければ運転手さんも心なしかゆっくり走ってくれますよ。そして、その後に短いトンネルがあるのですが、そこを通るときにはまるでジェットコースターに乗っているような気分が味わえます。そしていよいよ、九龍のメインストリート、彌敦道(ネイザンロード)へと入っていきます。もうこの時には、初めてのドキドキも通り越して、気分はもうウキウキワクワクです。興奮して立ち上がりたくなってしまいますが、走行中は絶対に立ちあがってはいけないので注意してください。佐敦を過ぎたあたりで、必ずバスが一旦ストップして写真撮影タイムがありますからご心配なく!そして、旺角の山東街で西に入り、それまで広々としていたネイザンロードとは違って、狭くて雑多な上海街を南へ戻ります。ここでは、香港庶民の生活感を手に取れるような距離で感じられるのではないでしょうか?そして最後は、窩打老道を東に進んで約30分から40分のドライブはフィニッシュ!名残惜しいです・・・
オープントップバスのドライブの終点である旺角は、九龍で一番賑やかな露店街である「女人街」でも有名なところ。ここを散策してよりディープな香港に触れてみるのもいいですね~
番外編
香港島の足として庶民に利用されているトラムにも、実はオープントップがあったんです。もちろん、こちらも観光や個人のパーティーなど貸切でしか利用できませんが、機会があったら乗ってみたいですよね。でも、トラムは2階の窓も自由に開閉できるので、普段でもオープントップ気分を味わえるかも!?
いかがでしたか?とっても、刺激的でパワフルな香港を高い目線で覗いてみると、このパワーの源がどこから来るのか、ちょっとわかってくるかもしれません。何回乗っても、又乗りたい。まるで遊園地の乗り物みたいな魔力がオープントップバスにはありますね~まだ、体験していない方、ぜひ今度トライしてみてください。以上香港ナビがお伝えいたしました。