1998年7月6日にオープンした香港の玄関口「香港国際空港」。大規模ながらも非常に機能的な設計により、誰にでも利用しやすい国際空港です。
こんにちは、香港ナビです。日本から香港に来る場合は、ほとんどが飛行機を使って来るのではないかと思います。ということは、香港に来たら、最初に必ず通るのが空港です。この香港国際空港は、現在すべての旅客機が到着する空港となっています。2001年から2005年まで、世界のベストエアポートに選ばれただけあって、旅行者にとって非常に便利なようになっています。それでは、香港国際空港の全容をとことん紹介しましょう。
香港国際空港について
香港国際空港は、香港の中国返還にあわせて1997年に開業すべく準備が進められ、実際に1997年中にはソフトオープンしていたものの、新しい香港の玄関口としてグランドオープンしたのは1998年7月6日のことでした。それまでは市内の九龍城近くにあった啓徳空港が使われていたのですが、市内に近い分手狭になってしまったことから、中心部から40キロ程度離れたランタオ島にある現在の空港に移転することとなったのです。啓徳空港名物であった、離着陸時に見える香港市街地の景色は見られなくなった代わりに、より便利で、かつそれ自体が魅力を持った空港として生まれ変わりました。
香港国際空港は、ソフトオープン時をはじめとして、開港当初は重大な初期トラブル続きでかなりイメージを落としてしまったのですが、その後は汚名を返上すべく改善を進めた結果、2001年から2008年まで連続して世界のベストエアポートとして、また2012年には韓国の仁川国際空港、シンガポールのチャンギ国際空港に次ぐ世界3位の空港として評価されています。アジアのハブ空港のひとつとしてその年間乗降者数の多さから2007年には第2ターミナルビルを、さらに2009年には小型機専用の搭乗施設である北サテライト・コンコースをオープンしました。
香港国際空港でもうひとつ特筆すべきことは、地球環境を考慮した設計だということです。例えば炭素の排出量を最小限に抑え、また空港内照明はLED使用、空調も全体に効率よく行き渡るように配置、廃棄物のリサイクル、節水など数え上げたらきりがないほどです。そういった意味でも、香港国際空港はアジアのみならず、世界にも誇れる空港と言うことができるでしょう。
第1ターミナルと第2ターミナル
香港国際空港には第1ターミナルと第2ターミナルがあります。第2ターミナルは出発手続き専用で、搭乗ゲートは第1ターミナルを利用しますが、航空会社によりチェックイン手続きをするターミナルが異なりますので、お間違えのないように。万一ターミナルを間違ったとしても第1ターミナルと第2ターミナルは隣接しており、歩いても5分ほどの距離です。なお、第1ターミナル、第2ターミナルを利用する航空会社は以下のとおりです。(2014年6月1日現在)。
■□■ 第1ターミナル利用の航空会社 ■□■
※第1ターミナル利用航空会社は変更することがあります。事前に香港国際空港のホームページでご利用になる航空会社のターミナルをご確認ください。
■□■ 第2ターミナル利用の航空会社 ■□■
※第2ターミナル利用航空会社は変更することがあります。事前に香港国際空港のホームページでご利用になる航空会社のターミナルをご確認ください。
第1ターミナルの紹介
香港国際空港のメインターミナルで、大手航空会社のほとんどのチェックイン手続きをここで行ないます。またすべての飛行機の搭乗および到着もこのターミナルになります。航空会社のチェックインカウンターをはじめ、ショップやレストラン、両替カウンター、銀行、郵便局などの施設もひととおり揃っており、搭乗はもちろんのこと、出迎えの際の待ち時間も有意義に過ごすことができます。
●○● 第1ターミナル【出発ロビー】案内図 ●○●
■ 出発ロビー (レベル7&8)
※2014年3月現在。
覚えておくと便利な【出発ロビー】の便利なサービス
あんなものがあったらいいなぁ・・・、こんなのがあれば便利なのになぁ・・・など、香港国際空港ではそんな利用者の立場に立ったさまざまなサービスを提供しています。常に進化している空港なので、今後もさらに便利なサービスが増えていくことが期待できますよ。
●
空港カスタマーサービスATMはどこ?あのお店はどこにあるの?こんなサービスありますか?空港施設に関して聞きたいこと、困ったことなどがあればまずはここで聞いてみてください。専門のスタッフが丁寧に答えてくれます。カウンターの横には空港サービスのパンフレットなどもあるので必要であればご自由にどうぞ。
カスタマーサービスは、出発ロビーに入ってすぐの真ん中にあります。「?」のマークを目印に。
●荷物の計量サービス
「買い物しすぎちゃったかなぁ・・・重量オーバーだったらイヤだなぁ・・・」そんな心配はご無用。荷物のチェックインをする前にスーツケースの重量が量れちゃいます。足元にある黄色い枠の中に荷物を置けば、目の前に重さがデジタル表示されます。これで重さに関する不安は解消ですね。
この設備は、AからKまであるチェックインゾーンのうちCからHにあります。壁と一体化しているので、見逃さないようにしてくださいね。
●郵便局例えば、荷物を別送したい場合は郵便局を利用しましょう。ダンボール(有料)や最低限の梱包道具は揃っています。もちろん手紙を出すこともできます。窓口が開いている時間なら切手はカウンターでも買えますが、自動販売機なら24時間いつでも購入可能。ちなみにポストカードなら日本まで3.7ドル(航空便)です。街にある郵便局よりも営業時間が長く、また日曜や祝日でもオープンしているので便利。
到着ロビー突き当たりの向かって中央より右側にあるショップエリアの中に入っていますが、ちょっと探しにくい場所にあるので上にある郵便局マークを目印にするか、わからない場合は空港スタッフに聞いてください。
【香港郵政局香港国際空港出張所】
7T 082, Passenger Terminal Building
月曜-土曜 8.00 a.m.-8:30 p.m.
日曜・祝日 8.00 a.m.-5 p.m.
●
セルフチェックイン機
最近はオンラインチェックイン、Eチケット、モバイルチケットなど搭乗券やチェックインの方法がどんどん変わってきています。なかなか進まない列に並んでイライラするカウンターでのチェックインも減少の方向で、自分でチェックインをするセルフチェックインが主流になってきています。ゆったりした空間にたくさんのマシンが並んでいるのですんなりチェックインができます。使い方がわからなくても、待機しているスタッフが親切に教えてくれますよ。
●無料WiFi
空港では無料WiFiサービスを提供しています。もちろん到着ロビーでも使用可能。
①データサービス(GPRS、3G)の機能をOFFにします。
②携帯のWiFi機能をONにし、「#HKAirport Free WiFi」を選択。
③ブラウザ(IEまたはSafari)を開き、有効なウエブサイトアドレスを入力します。
④「同意及継続 Accept and Contine」に同意したらここをクリック。これで使用できるようになります。
不明な点はホットライン2188-7799またはカスタマーサービスカウンターで確認してください。
●充電ポイント
PCや携帯電話などを充電できるポイントが数箇所あります。ただし残念なのは充電ポイントの数が圧倒的に少ないため誰かに使われている場合がほとんど。また使用できるプラグは平型のピンが3本ついたG型(BF型)のみで電圧も香港の電圧なので、PCやスマートフォンなどはアダプタを使用すればほとんどは問題ありませんが、日本の製品をそのまま充電することはできません。USBポート(携帯電話用)完備。
充電ポイントは、C、D、G、Fなどのチェックインゾーンの奥周辺に設置されています。
●まだまだあります!こんなサービス
【出発ロビー】にある主なショップ、レストラン
ここではその主なショップやレストランをご紹介します。数はあまり多くありませんが、到着ロビーにはフライト中にあると便利な物や本、新聞、ちょっとしたお菓子などをはじめ、各種レストランが揃っています。両替店もあるので、余った香港ドルを円やほかの外貨にここで交換することもできます。
ちなみに香港は基本的にデューティーフリー。タバコやお酒、香水などを除いては税金がかからないので、それ以外の買い物をする場合はパスポートコントロールの前に買っても、後で買っても値段は変わりませんよ。
●○● 第1ターミナル【到着ロビー】案内図 ●○●
■ 到着ロビー (レベル5)
※2014年3月現在。
香港に到着した飛行機の乗客は全員、この到着ロビーに出てきます。出口にはAとBの2ヵ所ありますが、いずれもさほど距離が離れていません。到着した飛行機の乗客がどちらの出口から出てくるかは案内板に表示されています。ただし預け入れ荷物のない人の場合は、違う出口から出てくることもあるのでご注意。そんなアクシデントに備えて、空港に出迎えに行く際はあらかじめ待ち合わせ場所をはっきり決めておくといいかもしれません。
覚えておくと便利な【到着ロビー】の便利なサービス
出発ロビー同様に、到着ロビーにも利用客の利便性を考慮した施設やサービスが備わっています。ツアーで香港に来る場合は、到着ロビーに長時間留まることはほとんどないので、これらのサービスを利用することはほとんどないかもしれませんが、個人旅行の人は何かとお世話になることもあるはず。ぜひ参考にしてくださいね。
●インフォメーションカウンター
A出口とB出口のちょうど中間あたりにあります。空港に関する質問などはもちろん、市内への交通手段などについてわからないことがあれば気軽に尋ねてみてください。カウンターの横には、「市内への交通手段」「中国への交通手段」「空港案内図」など役に立つ資料があり、いずれも無料。ただし英語と中国語のみで日本語の資料はありません。
●
MTRインフォメーションカウンターA出口およびB出口のすぐ前のほか、エアポートエクスプレスのホームにもあります。ここではエアポートエクスプレスのチケット販売やオクトパス(八達通)の販売・増額、ツーリストチケットの販売、乗り換え案内などのサービスを提供しています。なお
エアポートエクスプレスのチケットは、カウンター以外にも到着ロビーに自動販売機が数ヵ所設置されています。
●
ホテルリムジンカウンター宿泊するホテルのリムジンを予約した人(通常はボードを持ったスタッフが出口で待っています)、当日利用したい人などは、
B出口前にあるホテルリムジンカウンターに進んでください。カウンターはホテル別に分かれています。
●
シンセン(中国)空港行きバス、そのほかツアーバスカウンター
乗り継ぎでシンセン空港に向かう場合、またそのほかのツアーバスを予約した場合などは、
A出口正面にあるカウンターへどうぞ。カウンターには旅行会社の案内板が掲げられているので、それを目印にして自分の利用するカウンターに進んでください。不明な場合はインフォメーションカウンターでお尋ねください。
●グループピックアップエリア(団体待ち合わせ)
団体ツアーの場合、ガイドさんが出口でボードを持って迎えてくれることがほとんどだと思いますが、A出口とB出口の間にグループピックアップエリアがあります。見つけやすく、番号が大きく書かれた各掲示板には担当ツアーのボードが付けられています。この場所で待ち合わせの指定を受けている場合は、決められた番号の掲示板のところでガイドさんと落ち合ってください。
●モニターA出口、B出口それぞれに出口を映し出すモニターが設置されています。このモニターを注意深く見ていれば、例えばA出口で待っていてもB出口の様子が、またB出口ではA出口の様子がわかるので、「出迎えの際にどっちの出口から出てくるのかわからない・・・」といった場合にとても役立ちます。
●まだまだあります。こんなサービス!
【到着ロビー】にある主なショップ、レストラン
到着ロビーのショップは出発ロビーに比べてさらに少ないですが、コンビニやファーストフードなど何かと便利なお店が多いような気がします。出発ロビーと到着ロビーの間はエレベーターやエスカレーターで繋がっていますので、時間に余裕がある場合は自由に行き来することもできますよ。
~~~ 番外編・第1ターミナル喫煙エリア ~~~
香港では基本的に屋内は禁煙のため、禁区エリアにある喫煙所を除いては第1ターミナルの建物内に喫煙所はありません。ただし屋外に数ヵ所喫煙所エリアを設けているので、愛煙家の方はご安心ください。なお非喫煙エリアでタバコを吸った場合、最高で5000ドルの罰金が課せられるのでご注意を。
①第1ターミナル正面入り口
エアポートバスやツアーバスなどを利用した際にバスが停車する場所です。4ヵ所ある入り口のすぐ横にそれぞれ喫煙コーナーがあります。なおベンチがある喫煙エリアは空港ではここだけになります。
②エアポートエクスプレス到着階および到着ロビー階
エアポートエクスプレスを利用した場合、まっすぐ出発ロビーに進まずに左右の突き当たりにある自動ドアから一度外に出てください。通路に灰皿を置いた簡単な喫煙コーナーがあります。また到着ロビー階のB出口側にある出口から外に出たすぐの場所にも喫煙エリアがあります。
③エアポートバスおよびタクシー乗り場の近く
到着ロビーからエアポートバス乗り場方面(右手)またはタクシー乗り場方面(左手)に出るスロープを下り、、そのまま建物を出たすぐ横にあります。植木に囲まれているので少し見つけにくいかもしれませんが、喫煙エリアのマークが貼られているのでそれを目印に。
第2ターミナルの紹介
冒頭でも少し触れましたが第2ターミナルは2007年にオープンしたターミナルで、現在は主にLCC(格安航空会社)のチェックイン業務が行なわれているほか、レベル3は中国行きリムジンバスやツアーバス、および各ホテルを経由するホテルエアポート・リンクなどバス専用ターミナル(エアポートバス以外)になっています。第1ターミナルに比べると規模は小さいですが、店やレストランが多く、また圧倒的にお客さんが少ないのでゆったりと買い物や食事ができるのため、ある意味で空港の穴場的存在といえるかもしれません。ただお店は夜8時くらいから閉まり始めます。なおこのターミナルでチェックインした場合でも搭乗は第1ターミナルになるので、第2ターミナルを利用する場合は時間に余裕を持って行動してください。
■□■ 第2ターミナルへのアクセス ■□■●エアポートエクスプレスの場合空港駅では左右両方のドアが開きます。第2ターミナルを利用の場合は進行方向右手のドアから降りてください。
●エアポートバスの場合ほとんどのバスでは第1ターミナルに続いて第2ターミナルに停車します。第1ターミナルでは多くの人が降りるので、つられて降りないようにご注意ください。
●第1ターミナルからアクセスする場合間違って第1ターミナルで降りてしまっても問題はありません。第1ターミナルから第2ターミナルへは以下の方法でアクセスしてください。
①到着ロビーの中央にある出口(バス、タクシー、エアポートエクスプレス乗り場方面)を出た後、右または左のスロープを下り、「T2 Terminal 2」の標識に従って進みます。
②到着ロビーから繋がるエアポートエクスプレスの乗り場にある「往内地交通」方面のエスカレーターを下ります。
いずれの方法を利用しても5分ほどでターミナル間移動ができます。
●○● 第2ターミナル【チェックインロビー】案内図 ●○●
■ レベル5&レベル6
※2014年3月現在。
●○● 第2ターミナル【バス乗り場ロビー】案内図 ●○●
■ レベル3
※2014年3月現在。
覚えておくと便利な第2ターミナルのサービス
基本的なサービスは第1ターミナルとほぼ同じですが、第2ターミナルならではのサービスもありますますが、そのほとんどはレベル5&6に集中しています。サービスや施設について質問やわからないことがあれば、ターミナル内の随所にあるインフォメーションコーナーで確認するか、ターミナル中央付近にあるカスタマーサービスでお尋ねください。
●
パッキングサービス荷崩れしそうな荷物や、割れ物・壊れ物、大きな荷物などをラップでぐるぐる巻きにしてくれるサービスです。また外部からの衝撃を緩衝する効果もあるので、例えば大きめの陶器やたくさんの茶器などを買ったときに役に立ちそうです。
●
空港遺失物センターどんなに気をつけていても、思わず起こってしまうのが失くしものや落としもの。空港内で失くしものをした、拾いものをした場合にお世話になるセンターで、第1ターミナルでの遺失物もこちらでの扱いになります。できることならお世話になりたくないですねw。
●祈祷室日本人の場合はほとんど縁がないとは思いますが、宗教的な理由などによりお祈りが必要な人たちのために祈祷室を完備しています。第1ターミナルの南出発ゲートのすぐ横奥にも祈祷室があります。まさに国際空港ならではのサービスと言えます。
●有料ラウンジ第1ターミナルと第2ターミナルを結ぶ通路にあります。多くのエアポートラウンジは禁区エリアだったり、特別な人しか利用できない場合が多いですが、こちらはお金を払えば誰でも利用可能です。飲み物や食べ物のサービス、インターネットサービス、シャワーなどの設備が備わっており、出発前、到着後いずれでも使用できるのがうれしいですね。
●一時荷物預かり所こちらも同じく第1ターミナルと第2ターミナルを結ぶ通路にあります。トランジットの際に一時的に荷物を預けたい、必要な物だけ持って身軽に動きたいときなどに便利です。料金は荷物1個1時間につき12ドル、24時間の場合は140ドルと良心的。支払いは荷物引取り時になります。
●エアポート・ホテルリンク乗り場空港と市内を結ぶ交通手段にはいくつかありますが、エアポート・ホテルリンクは空港と主要ホテルを直接結ぶ豪華リムジンバスで、ホテルの正面まで直接行くことができます。エアポートバスとは異なり、また乗り場もこの場所のみとなるので、利用する場合は間違えないようにしてください。
●まだまだあります。こんなサービス!
【荷物の計量サービス】
|
|
【機内持ち込み荷物スケール】
|
|
【ファミリートイレ】
|
【無料WiFi】
|
|
【インフォメーションカウンターとインフォメーションコーナー】
|
|
【自動外貨両替機】 ※日本円も使用可能。
|
※上記は第1ターミナルと共通のサービスです。 |
【航空会社直通電話】 ワンプッシュで各航空会社のオフィスにつながります。無料。
|
|
【靴修理・合鍵コーナー】 セブンイレブンの一角にあります。
|
第2ターミナルにある主なショップ、レストラン
第1ターミナルと大きく違う特徴は、第2ターミナルは禁区エリアに入らなくてもショップやレストランが多いこと。お土産品ショップはもちろんのこと、ブティックや貴金属、電気製品、ドラッグストア、コンビニなどに加え、ナント映画館やミュージアム、有料展望台などもあります。さらにゆったりしたフードコート、ミシュランを獲得したレストランまであるんですよ。
【阿鴻小吃】 ミシュラン獲得店。本店は並ばないと入れませんが、ここならほぼ待ち時間ゼロ!
|
|
【フードコート】 ファーストフードから和食まで何でも揃います。空港にしては値段がお手頃。
|
【杏花樓】 滞在中に食べ忘れた中華スイーツがあったらここでどうぞ。もちろんマンゴープリンもありますヨ。
|
|
【スターバックス】 ここにもありますw。ちょっとした時間つぶしにはぴったりですね。
|
~~~ 番外編・第2ターミナル喫煙エリア ~~~
第2ターミナルの喫煙エリアは1ヵ所のみです。エアポートバスが到着するレベル5の屋外に灰皿が数箇所設置されているので、そこで喫煙してください。ここを逃すと、あとは搭乗エリアの喫煙室のみになります。
香港国際空港へのアクセス
市の中心部と空港までの距離は約40km。主な交通手段には以下の方法があります。それぞれの交通手段の詳細については、【空港⇔市内ホテルまでの交通事情】を参考にしてください。
●エアポート・エクスプレス(機場快線) 空港と青衣、九龍、香港の各駅を時速135キロの高速で結んでいる電車で、セントラルにある香港駅までは約24分。早朝から深夜まで運行しており、速くて時間も正確です。
●エアポートバス香港島、九龍、新界といずれの地区にも乗り換えなしで直接行くことのできる便利さと、手頃な運賃が魅力的です。停車バス停の数が少ないA系と、空港施設を回るために時間がかかる代わりに運賃の安いE系統の2種類があります。そのほか深夜に運行されるN系統もあり。
●タクシー目的地までいちばん確実なアクセス手段ですが、エアポート・エクスプレスやエアポートバスに比べると圧倒的に料金は高めです。時間の制約のある人や、荷物を持っての移動が大変な人などには便利です。
いかがでしたか?
今回改めて空港を隅々まで回ってみて、開港当初には見かけなかった設備やサービス、ショップなど、新しい発見がたくさんありました。きっと目先だけにとらわれず、利用者の声を真摯に受け止めた結果なのでしょう。おそらくこの先も、香港国際空港はますます便利に、そして進化し続けることと思います。さらなる今後に期待したいですね。
以上、香港ナビがお伝えしました。