ランカイフォン、ソーホーに続く、セントラルの注目ストリート。週末や休みの日には、おしゃれに敏感な若者でにぎわいます。
歌賦街(Gough Street)
こんにちは、香港ナビです。みなさんは歌賦街(Gough Street)に行ったことがありますか?きっと通りの名前を聞いてもぱっと思いつかないかもしれません。でも、ここは観光客にも有名な店舗がいくつもある有名な通りなのです。小さな通りではあるものの、実は有名な通り、それが歌賦街です。それでは早速、歌賦街について皆さんにご紹介したいと思います。
歌賦街ってどこにあるの?
歌賦街はセントラルのおしゃれエリア、ソーホーの北に位置する通りです。中環(セントラル)と上環(Sheung wan)の境目となる鴨巴甸街(Aberdeen street)より上環寄りに位置します。歌賦街への行き方は、MTR港島線上環駅E2出口を出て、目の前にある新世紀広場を抜け、皇后大道中(Queens Rd Central)へ出ます。皇后大道中を渡り、左側にある威靈頓街(Wellington Street)へ入ります。1本目の鴨巴甸街を上がって行き、2本目の通りが歌賦街です。
MTR上環駅E2出口を出ます
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新世紀広場を進みます
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歌賦街ってどんな通り?
元々この通りは、印刷業を営むお店が集まる通りで有名でしたが、数年前からそのほとんどが姿を消し、今では1,2件の店舗が残されるのみとなりました。ソーホーから近く、また、観光客が多く集まる好立地条件を利用して、おしゃれな家具屋さんや、レストラン、バーなどが軒を連ねるようになり、今では、ソーホーに次ぐ、おしゃれエリアとして知られるようになりました。
行列のできるレストラン
歌賦街には、香港通なら知らない人はいないほど、有名な行列のできるレストランが2軒あります。ひとつは牛肉バラ麺で有名な九記牛腩。ナビが取材に行った日も、開店時間前からすでに長蛇の列ができていました。創業から60年もの年月が経っているにも関わらず、未だにその勢いは衰えていません。
もうひとつは、行列のできるトマトラーメンの有名店、勝香園。その親しみのある味と香港でしか味わえない独特の味から、B級グルメの王道と言っても良いでしょう。こちらは大牌檔と呼ばれる香港風屋台です。看板メニューであるトマトラーメン、サンドイッチなどの軽食が食べられるお店です。
他にはどんなお店があるの?
歌賦街を歩いていて一番気になるのはおしゃれな家具屋さんと雑貨屋さんが多いこと。ヨーロッパのスタイリッシュな家具を専門に取り扱うお店や、香港ブランドとして有名な雑貨・家具店の「Homeless」など、見ているだけでも楽しめるお店がたくさんあります。
ヨーロッパのおしゃれな家具
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香港ブランドHomeless
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Homelessは数件の店舗があります
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外装もおしゃれですね
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香港の老舗レストランの他にも、ここ数年でオープンしたバーやレストランなどもあります。古い香港風の建物(唐楼)を改装し、すっかりおしゃれな姿に変えてしまっていて、そのアイデアには驚かされます。
不定期に行われるイベントも楽しいです
通りの途中にある階段のある広場を利用して、若者たちやアーティストによるイベントが開催されていることもあります。古い街並みを今後に残していくためのイベントなど、興味深い活動が多く行われるのもこの辺りならではだと思います。
いかがでしたか?それほど大きな通りではありませんが、ちょっと入ってみると色々なお店があり、他の通りとは全く異なる装いを見せてくれます。そしてそこにはこだわりを持った人たちが営むお店があり、見ているだけで楽しむことができます。上環または中環を観光に訪れた際に少し足を延ばして訪れてみてください。以上、香港ナビがお伝えいたしました。