国際イベントが数多く開かれる香港のランドマーク
こんにちは！香港ナビです。ビクトリア湾にせり出した流線型がつならなる近代的な建物、それが香港コンベンション＆エキシビジョンセンター（＝HKCEC 香港会議展覧中心）です。1997年７月１日、香港返還式典が執りおこなわれ、ニュースなどの映像でご覧になった方も多いでしょう。その名称から「観光には関係ないかも…」と思われがちなのですが、いやいや、けっこう見どころあるんですよ。アジア最大のイベント会場HKCECの魅力ご案内します！
香港の一大プロジェクトで完成
1988年にオープンしたビルに、さらに48億ドル（6億2千万米ドル）を投入。香港返還式典のためにニューウイング部分を新設し、現在のような形になりました。5つの展示ホール、2つの会議ホール、2つのワールドクラスの劇場、52の会議場などを有し、複合タイプの会議展覧施設としてはアジアで2番目の規模を誇ります。国際貿易港の香港らしく、1年じゅう展示会や見本市など何かしらのイベントが途切れなく行われています。
青と白を基調としたシンプルで清潔感ある配色の内部は、ゆったりとした幅の通路や高い吹き抜けでとても開放感のある作りになっています。稼働率の高いエスカレーターで移動もスムースです。
ビクトリア湾に羽根を広げる海鳥
遠目にも目を引く斬新なデザインは、海鳥が羽ばたこうとする姿を模しています。ビクトリア湾に面した北側部分はすべてガラス張りになっており、このガラスカーテン・ウォールは世界最大。このHKCEC内部からガラスカーテン・ウォール越しに見る眺めはすばらしく、左右にビクトリア湾と九龍半島の景色が広がる大パノラマを体感できます。
受賞歴豊富な広東料理レストラン
HKCECのメインダイニング「金紫荊 Golden Bauhinia」は「Best of the Best 香港料理大賞」を何度も受賞した本格的な広東料理レストラン。ベーシックなものから独創的な料理まで幅広い広東料理が揃っていて、大きな窓からビクトリア湾の絶景を眺めながら食事を楽しむことができます。
月曜～土曜 12:00～15:00／18:30～23:00
日曜祝日 11:00～15:00／18:30～23:00
セットランチ 98HKドル～ セットディナー 198HKドル～
電話（852）2582-7728
正面入り口エスカレーター脇にある「ハーバーロード」はサンドウィッチ（25ドル～）にコーヒー(15ドル)の簡単な食事ができるカフェテリア。
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シアターへ向かう通路にある「ハーバーキッチン」は香港風のかけご飯や麺（30ドル～）、飲み物（16ドル～）のメニューが揃ったカジュアルなレストラン。
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金紫荊広場
HKCEC内を突き抜け、北側にでるとそこは金紫荊広場です。香港返還記念に中国政府から香港の永遠の繁栄を願って贈られたバウヒニアの花（紫荊花）の像が置かれ、記念撮影をする人たちで賑わっています。バウヒニアは香港の国花で国旗にもデザインされていますね。HKCECをぐるっと囲むように広がるこの金紫荊花広場にはプロムナードがあり、昼は散歩をする人や釣りを楽しむカジュアルな雰囲気ですが、夜は一転。ライトアップされた美しいHKCECの下に恋人たちが集い、ビクトリア湾の波の音を聞きながら九龍半島側の夜景を眺めるロマンティックな雰囲気に包まれます。
夜になると雰囲気は一転
「会議展覧中心」という名称ではありますが、夜になるとぐっと雰囲気が変わり、コンサートや映画のプレミア上映イベントなどのエンターテイメントを楽しむこともできるのです。香港のアーティストはもちろん、海外から来港するアーティストの多くが、このHKCECをコンサート会場に選んでおり、2005年では、スティング、ノラ・ジョーンズ、アヴィリル・ラヴィーン、ルチアーノ・パバロッティ、韓国のピ（Rain）などが香港っ子たちを魅了しました。シアターでは日本映画「ＮＡＮＡ」のプレミア上映も行われ、主演の中嶋美嘉、松田龍平も出席した華やかなイベントに、メディアとファンが多数押し掛け、会場を熱気で包んでいました。スケジュールがあえば、ぜひこんなイベントにも足を運んでみてくださいね。正面玄関左側に「ＨＫ TICKEING」のブースがあり、スケジュールの確認やチケットの購入ができます。
香港のランドマークとしてすっかり定着したHKCEC。スターフェリーの中から眺める外観も素敵ですが、ぜひ中に入って近代建築の髄を見学してみてください。世界各国から人が集まり、香港であって香港でないような空間が広がっていますよ。以上、香港ナビがお伝えしました。
湾仔・太原街市集
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