香港国際空港に直結する唯一の空港ホテル。スパと客室が一体になったスパルームなど、フライトで疲れた体を癒してくれる設備が豊富です。
こんにちは、香港ナビです。香港の空の玄関口、香港国際空港はアジアを代表するハブ空港として、多くの飛行機が離着陸を繰り返しています。香港ナビをご覧の皆さんも、香港が最終目的地の人もいれば、トランジットで立ち寄るのみという人も多いはず。夜に香港に到着して、翌朝には香港を旅立つという人にとっては、空港にできるだけ近いホテルが便利。今日、ご紹介するリーガル・エアポート・ホンコンは旅客ターミナル1に直結、空港から歩いてホテルに行くことができるのはもちろんのこと、到着ゲートからホテルの入り口まで階段やエスカレーターも一切なし。長時間のフライトで疲れ切ったトラベラーのことを考えて作られた、まさしくベスト・オブ・ザ・エアポートホテルです。早速ご紹介しましょう。
リーガルホテルグループ(富豪國際酒店集團)は香港に5つ、上海に2つのホテルを擁する、香港を代表するホテルグループの一つです。五つ星の豪華さと格調の高さを保ちつつ、香港のローカル企業らしいフレンドリーなサービスが特徴です。
今回ナビが取材をしたエアポートホテルは1998年の香港国際空港の開港に合わせてオープンしました。ホテルのデザインも空港の現代的で開放感あふれる設計に合わせたそうです。こちらのホテルの総客室数はなんと、1,171室。もちろん香港で一番大きなホテルです。空港のすぐ隣に位置するため12階建てという香港の一般的なホテルと比べると、かなり低層な建物ながら1,000室以上もあるということは、つまり1フロアに100室以上の客室が並んでいるのです。チェックインをしてから客室にたどり着くまでに迷子になってしまいそう…。
■多くのビジネストラベラーに支持されるエアポートホテル
リーガル・エアポート・ホテルはビジネストラベラー誌アジアパシフィック版にてベストエアポートホテル(2001-2007年)に選ばれるなど、数々の旅行誌による読者投票の空港ホテル部門で常に上位にランクインしている実力派ホテルです。世界有数の香港国際空港と共に、香港の玄関口の双璧を成す存在と言えますね。
ロビーエリア
ロビーは建物の2階にあります。ロビーエリアはまるでショッピングモールのような大きな吹き抜けになっていて、ホテルの中というのが信じられないくらい開放的な作りです。ガラス張りになった天井からは、太陽がさんさんとロビーに降り注ぎ、とっても気持のよい空間。乗継ぎで香港に一泊する人の中にはこのホテルと空港だけを見て、「香港って南国リゾートみたいだな~」と、ゴミゴミした本当の香港を知らないままに飛び立っていく人も多いかもしれません。
レセプション横の壁にはリアルタイムのフライトインフォメーションが表示されています。
またフライトの遅延などによるレイオーバー時の宿泊ホテルとしても使用されます。そのため1,000室以上のキャパシティが必要なのですね。
-客室情報-
主なルームカテゴリーは、スーペリア、デラックス、プレミアそしてスイートです。建物全体が上空から見ると『D』の字型に作られていて、真ん中から半分がNorth Wing、もう半分がSouth Wingになっています。チェックインの際に、自分の部屋がどちらのウィングに位置しているかしっかりと確認しましょう。そうでないと、大きな建物をぐるりと一周してしまいますよ。ちなみに、チェックイン14:00、チェックアウト12:00と一応決まっていますが、24時間チェックイン、アウトが可能です。こちらのホテルでの1泊の定義は24時間。つまり夜の23:00にチェックインしたゲストは次の日の23:00までにチェックアウトすればいいというわけです。 (ただし、このサービスは、ホテルに直接予約した際にのみ適応されるサービスですので、ご了承ください。)
あ、飛行機だ!廊下にある窓からも滑走路を眺めることができます。目の前で飛行機が着陸する眺めに圧巻。しかも次から次へと世界中の飛行機が離着陸して、飛行機マニアにはたまらない隠れスポットです。
デラックスルーム ダブルベッド 29㎡
客室内はいたってシンプルな作りです。過度な装飾品や家具はなく、ビジネスホテルのような雰囲気。ビジネストラベラーが多いため、ワークデスクは大きくとってあり、十分なスペースがあります。各部屋にはウェルカムフルーツが用意されます。
このベッドの大きさを見てください。クイーンサイズを二つつなげた、キングサイズよりも大きな広々としたベッドが客室の半分以上を占めています。これぞまさしく寝るだけ、休憩するだけのために作られた客室!
すべての客室には置時計タイプの目覚まし時計があります。飛行機に乗り遅れないように、エアポートホテルならではの心配りです。
デラックスルームの客室からは滑走路や離着陸する飛行機を間近に見ることができます。もちろん全客室二重ガラスなどで外からの騒音は一切聞こえません。
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スタンダード、デラックスルームの違いは部屋の階数と景色のみ。こちらは、スーペリアルームからの景色。目の前に空港の駐車場が見えます。
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デラックスルームのツインベッドの客室。こちらも一般的なシングルベッドの2倍はありそうな、広々としたベッド。
この部屋からも飛行機がよく見えます。窓の外の景色の半分が青空だなんて、香港ではほとんどありません。
バスルームはいたってシンプル。全客室にバスタブがついています。黒の大理石は綺麗に磨き上げられ、汚れがほとんどありません。オープンから10年近く経つホテルにしては、なかなか清潔な水周り。
シャワーは固定式ですが、向きがある程度変えられるようになっています。
■共通の備品
セーフティーボックスはすべての客室にあります。スペアの枕もひとつクローゼット内にありました。必要なものはすべて揃っています。客室内のテレビではNHK放送が見ることができます。
■バスルーム共通の備品
無料のボトルウォーターはリクエストすれば追加してもらえます。
■インターネット情報
●客室内ワイアレス接続使用料金 HK$5/1分、HK$200/24時間
ケーブル接続料金 HK$6/1分、HK$240/24時間
●ビジネスセンターPC使用料金 HK$20/5分
(2008年8月現在)
リーガルクラブフロア
11階以上の客室はリーガルクラブフロアに属し、クラブラウンジを自由に使用することができます。ラウンジでは、朝はコンチネンタルブレックファスト、日中はアルコールを含むドリンク、夕方からはカクテルとスナックが無料で用意されます。ラップトップPCを持っている方は、ラウンジ内で無料のWi-Fi接続ができるほか、PCも数台用意されています。
リーガルクラブルーム 29㎡
クラブフロアの客室です。部屋のサイズはノーマルフロアと同じく29㎡と、他のホテルのクラブフロアと比べると少し物足りない広さです。その変わりに、ダークブラウンの落ち着いたトーンの家具類と、リネン類もワンランク上の素材を使用し、高級感を出しています。
機能的なワークデスクにはi pod用のスピーカーがありました。
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ミニバーは飲んだ分だけ無料で新たに追加してくれます。
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空港ビルより少し高い位置にあるため、さえぎることのない青空が広がっています。
ノーマルフロアのバスルームとサイズも仕様もほとんど同じです。
クラブフロア、スイートルーム、スパルームのバスルームアメニティはロクシタン製。
~付帯施設~
OM SPA
時差ボケで疲れた体をリフレッシュできる極上スパ。
営業時間:10:00~23:00
場所:3階
電話:2286-6266/2286-8688
フロントデスクの奥に進むと、そこは極楽タイムの入り口です。リーガルホテルグループの中でも唯一のスパという『OM SPA(オーエム・スパ)』は、タイのスパをイメージしたエスニックな雰囲気。アロマオイルの心地よい香りと目が合うと優しく微笑んでくれるスタッフたちとすれ違うだけで、なんだか心も体も癒されていくような気がします。ホテル宿泊客は通常料金の30%のディスカウントもあり。女性だけでなく男性用のメニューも充実しているため、多くのビジネストラベラーに支持されているそうです。
■ OM SPA NILVANA SUITE スパルームとゲストルームが一体化した客室。つまり、トリートメントを自分の客室で受けて、そのままベッドで眠れてしまう、という何とも贅沢な客室。お部屋の中にはジャグジー、マッサージベッド、シャワールームそしてキングサイズベッドにリビングスペースと、まさしく究極の癒しの空間。アメニティはクラブフロアと同じくロクシタン製品で統一されています。そのほか屋外デッキのついたスイートなどもあります。
■主なメニューマッサージ/エステ:フット/ボディーマッサージ、タイ式マッサージ、中国式マッサージ、ハイドロセラピー、フェイシャルトリートメントなど各種、HK$290~。
ステイパッケージ:スパルーム1泊と各種マッサージがセットになったお得なパッケージ。ジェットラグ リトリート、ラグジュアリーコンボなど各種、HK$2,068~。
Café Aficionado
藝廊咖啡室
営業時間:早朝6:00 ~深夜0:00
場所:G階
アラカルトメニューのほか、朝食、ランチ、ディナーの各ブッフェが地元客に人気。
Regala Café & Dessert Bar
営業時間:8:00~23:00
(ハッピーアワー 17:00~20:00)
場所:2階
ランチやアフタヌーンティなど、軽い食事ができる喫茶店。
China Coast Bar & Grill華岸酒吧扒房
営業時間:12:00~深夜2:00
(ハッピーアワー 17:00~20:00)
場所:G階
アメリカンスタイルの本格派ステーキが食べられるカジュアルレストラン。
Airport Izakaya空港居酒屋
営業時間:11:30~15:00、18:00~23:00
場所:G階
お刺身や寿司などの日本料理はもちろん、日本酒や世界のビールなどアルコールも充実。
Rouge紅軒
営業時間:11:00~23:00(月~金)、9:00~23:00(土日祝)
場所:1階
海鮮、ツバメの巣、ふかひれが食べられる広東料理レストラン。
Dragon Inn
龍門客棧
営業時間:11:00~15:00、18:00~23:00
場所:G階
上海料理、北京ダック、四川料理など中国各地の料理が楽しめる。
ビジネスセンター
営業時間:24時間
場所:2階
インターネット使用料金:HK$20/5分
中国ビザの手配、会議室の利用等、ビジネスに関するあらゆるサービスを提供。
ジム、スイミングプール
営業時間:ジム 24時間、スイミングプール 7:00~20:00(年中オープン)
場所:2階
室内、屋外の二つのスイミングプールは年中オープンしています。ジムは24時間オープン。宿泊客は無料で使用できます。
周辺情報
香港国際空港
アジアを代表する空港内には、2007年にオープンした第二ターミナルを含めて300店以上のお店やレストランが軒を連ねています。マンゴーデザートで有名な許留山や、香港オリジナルのアイテムが揃うディズニーストア、中華菓子の有名店奇華など、市街地まで出なくても、ガイドブックで紹介されている有名店で買い物をすることができます。
香港ディズニーランド
アジアで東京に次いで2番目にオープンしたディズニーランド。あまり混み合うこともなく、目当てのアトラクションにもわずかな待ち時間で乗れるとあって、ディズニーマニアにとっては穴場的存在のパークです。ホテルからはMTR東涌線で2駅、Sunny Bay駅でディズニーリゾート線に乗り換えです。
東涌シティーゲート
香港唯一の郊外型アウトレットがあるショッピングモール。空港からはバス、タクシーですぐです。市街地まで出るほど時間はないけれど、香港ならではのお得なショッピングを楽しみたいという人は、ぜひ行ってみてください。