尖沙咀の中心、金馬倫道沿いにある新オープンのホテル。ナチュラルカラーで統一されたオシャレな客室は一人旅の女性におすすめです。
こんにちは、香港ナビです。今日ご紹介するのは、ローカルのオシャレな若者が集まる尖沙咀、金馬倫道(Cameron Rd)にあるホテル・ベニト。ホテルを一歩出ると、尖沙咀のど真ん中。ローカルブティックが軒を連ねるグランビルロード(Granville Road)、隠れた名レストランが点在するモディーロード(Mody Road)、外国人が集まるナッツフォードテラスなど、食べる、買う、飲む、遊ぶ、すべてを満喫できる最高の立地です。去年オープンしたばかりだから、客室内もとってもキレイ!何よりうれしいのが、客室内でのインターネット接続が無料ということ。ビジネスにも観光にもバッチリなホテル・ベニト、早速、ご案内しましょう!
ロビーエリア
客室数78室という、この辺りのホテルとしては非常に小規模です。そのため、ロビー、レセプションもとってもこぢんまりとしています。カウンターには椅子が用意されていて、ゆっくりと座ってチェックインをすることができます
(現在カウンターは高くなっております)。大きなホテルでは、チェックイン集中時間になるとレセプションに長蛇の列ができて、聞きたいことがあるのに聞けずに鍵をもらってハイ、サヨナラ、ってことも多いですよね。宿泊するのであれば、聞きたいこと、わからないことをゆっくりと質問できる雰囲気って、基本的なことですがやっぱり大切です。
笑顔が素敵なスタッフたち
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ロビーに飾られたオーナーの銅像
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2007年冬にオープンしたこのホテル、もともとオフィスビルだったところを約3年かけてデザイン、改装をしたそうです。客室内は、とってもスタイリッシュで女性なら誰もが入った瞬間に満足できるはず。ちなみに、ホテル・ベニトというのは、オーナーのお名前だそうですよ。
客室情報
78室ある客室は、スタンダードダブル/ツイン/シングルルーム、デラックスダブル/クイーン/シングルルーム、そしてファミリールームに分かれています。
スタンダード(ダブル)ルーム 16㎡
ビジネスや一人旅にぴったりサイズ。余分なスペースはありませんが、歩くスペースや身支度をすべてベッドの上でしなければいけない、というほどではありません。ベッドも日本のシングルよりも幅が広め。このサイズなら、男性でも窮屈に感じることはないでしょう。
カーテンを閉めているにも関わらず、淡いメープル材の家具と床で統一されているため、とても明るく感じます。香港のホテルでは絨毯が一般的ですが、こちらはフローリングを使用しています。なんだか新鮮ですね。
コンパクトながらもドレッサーとして使用できるライティングデスクもちゃんとあります。
ウェルカムフルーツは全室に配られます(現在は行われておりません)。
真新しい水周りには、もちろんカビも汚れもありません。ピカピカのお風呂はそれだけでポイント大幅アップ。一部の客室を除き、基本的にバスタブはありません。シャワーブースのみですが、取り外し可能になっているため、不便は感じないはずです。
スタンダード(ツイン)ルーム 16㎡
ホテルのスタッフの説明ではツイン、ダブル共に同じサイズということですが、なんとなくツインルームの方が広く感じます。窓が大きく取られているからでしょうか?
◆ツインベッドルーム
ベッドの幅は、セミダブルぐらいはありそう。ふかふかの枕が二つずつあるなんて三つ星ホテルにしてはなかなか贅沢です。
ツインベッドを置くスペースを確保するために、客室内は広くなっていますが、その分バスルームは狭くなっています。どうりで、ツインベッドルームの方がダブルベッドルームと同じサイズにも関わらず、客室が広く感じたわけです。
◆ダブルベッドルーム
ダブルベッドは二人で使用するには少し狭いですね。大柄な方が一人で泊まるときにはこちらのお部屋がオススメです。
ドアの後ろにも小さなクローゼットが隠れていました。
シャワーブースは長方形です。そのため少し広くなった感じがします。トイレ周りも、ほかの四つ星ホテルと同じくらいの大きさは確保されていて、バスルーム内で着替えをしても窮屈感はなさそうですね。
カーテンを開けると、金馬倫道の雑踏が見下ろせます。夜中に何か食べたい!って思ったら、すぐに出掛けて24時間営業している茶餐廳に飛び込めばOK。夜が長い街だから、午前中はひっそりと静かな通りです。朝から夜中まで外に出て香港を満喫する方には申し分のない環境といえそうです。
デラックス(ダブル)ルーム 20㎡
こちらはデラックスルーム。かなり部屋が広くなって、客室内のデザインもさっきまでのシンプルなものから、ちょっと凝ったものに変わりました。窓辺に一人掛けチェアも追加されて、ホテルらしくなりましたね。ライティングデスク兼ドレッサーの隣にはスーツケースをそのまま置けるラッゲージラグもあり、2、3泊ではなくちょっと長めに香港に滞在するときには、このタイプはおすすめ。ホテルほどコテコテとしたよそ行きの部屋ではなく、だからといってシンプルすぎもしない、ちょうどいい感じです。
こちらの客室(810号室)ともう一部屋(710号室)にのみバスタブがついています。深めのバスタブなので、お湯をたっぷりとためて一日の疲れを癒すことができます。もちろん隅々までぴっかぴか。
共通の備品
ドライヤー各部屋に用意されています。一部客室にセーフティボックスはありませんが、レセプションにて貴重品を預かってもらうことができます。冷蔵庫の中は空になっているので、冷たい飲み物は近所のコンビニで事前に用意しておくとよいでしょう。
バスルーム共通の備品
シャンプーとボディーソープはありますが、コンディショナーはありません。ホテルを一歩出ると、Sasaやワトソンズがすぐ近くにあるので、現地調達でも大丈夫ですよ。
インターネット情報
客室内ケーブル接続は無料です。ケーブルはご自身で用意してください。
1階にあるラウンジには無料で使用できるPCが2台あります。ここでは無料ワイアレス接続も可能なので、自分のPCを持ち込んでもOKです。
(2008年6月現在)
周辺情報
ホテルの周辺は、キンバリーロード(Kimberley Road)、グランビルロード(Granville Road)、ネイザンロード(Nathan Road)など、九龍の中でも特にショッピングやグルメで有名な通りに囲まれています。また、マクドナルド、吉野家、KFC、ワトソンズなどファーストフードやドラッグストアもたくさんあります。
交通の便も、ネイザンロードまで出ると九龍、新界方面へのバスが、またカオルーン公園を抜けると、マカオ・中国行きフェリーが出る中港城、そして徒歩5分ほどのところには、中国行きの列車の始発駅、MTR尖東駅もあり、どこへ行くにも便利。
いかがでしたか?『ホテルはただ寝るだけ』だけではなく、お金を払うのであれば、そこそこ快適に、そして安全に宿泊したいという、特に一人旅の女性にはオススメのホテルだと思います。これからの雨季、そしてその後の湿度99%蒸し風呂のような香港の夏は、ショッピングの合間に気軽に部屋に戻って休憩ができるホテルは本当に助かります。ぜひ、今年の夏の香港旅行でホテル・ベニトを選んでみてください。以上、香港ナビがお伝えいたしました。