香港の通貨

香港ドル(HKD)1HK$=100¢≒15.0円 (2007年4月現在)

< 紙幣 >
香港で使用されている紙幣の額面は10ドル、20ドル、50ドル、100ドル、500ドル、1,000ドルで、香港上海銀行(香港上海匯豐銀行 HSBC)、スタンダード・チャータード銀行(香港渣打銀行 Standerd Chartered Bank)、中國銀行(中國銀行香港分行 Bank of China)の3行からそれぞれ発行されています。額面によって紙幣(印刷)の色は統一されていますが、デザインが違うので少し戸惑ってしまうかも知れませんが慣れるとそう問題にはなりません。
 
  1000ドル 黄
  500ドル 茶
 
  100ドル 赤 / 50ドル  緑(旧:紫)
 
  20ドル 青(旧:茶緑)
 
  10ドル
  緑色タイプの古い紙幣と 紙質も斬新で破れにくいプラスチック素材の新しい紙幣(紫色の印刷)使われています。
 
< 硬貨 >
10セント
20セント円ではなく花びらのようにカーブを描いた縁
50セント(以上銅色)、
1ドル
2ドル(銀色)円ではなく花びらのようにカーブを描いた縁
5ドル(白銅色)、厚みがあり横から見るとサンドイッチのように3層になっています。
10ドル(青銅色)シルバーとゴールドカラーの2トーンですがこちらも厚みがあります。
 
 
両替について
日本から香港ドルに換金してくる必要があるでしょうか?香港到着時刻が深夜だったりすると、空港の両替所が閉まっている場合も考えられますから念のために空港から市内ホテルまでのタクシー代程度300ドル~400香港ドル(4500円~6000円)あれば安心ですが、それ以外は香港に着いてからでも問題ないと思います。街中にも両替所がたくさんありますし、場所によっては日本円でも買い物ができるショップもありますし、高額の現金を持ち歩くよりはクレジットカードを利用する方が安全ともいえます。しかし観光スポットではどこの国も同じでスリがいたりしますので、持ち物にはくれぐれも注意してスキを見せない行動をとることが大切です。
 
  両替レート
  両替のレートは空港やホテルでは一般的に悪いと言っていいでしょう。銀行以外にも両替所が香港各所にありますが、場所によりレートの差がとても大きいことがあります。レートが悪いのは、香港島サイドでは銅鑼灣にあるタイムズスクエア周辺の両替所、反対にレートがよいのが、チムサーチョイにある重慶大厦(チョンキンマンション)の1階にある両替所です。両者で同日に両替した場合、1万円につき500円以上の差が出ました。(2005年12月)重慶大厦はインド系、アフリカ系、東南アジア系など様々な人種が集う場所なので少々気後れすることもありますが、入り口付近にあるため、比較的気軽に利用することができます。スリなどにはもちろん警戒が必要です。

  空港の自動両替機
  香港国際空港の到着ロビーには自動両替機があります。(日本語の説明もあります)
空港内の両替所 
電話:2854 4938 Fax:2261 0111 営業時間 0530-2400

  空港にある銀行のATM (Auto Teller Machine)
  中國銀行(Bank of China) 
レベル7 チェックインホール(出発ロビー)G通路 24時間利用可能

恒生(ハンセン)銀行(Hang Seng Bank) 
レベル7 チェックインホール(出発ロビー) D通路
レベル6 出発ホール 60番ゲート付近 24時間
香港上海銀行(HSBC)
レベル7 チェックインホール(出発ロビー) G通路 GTCC 24時間利用可能

スタンダードチャータード銀行(香港渣打銀行Standard Chartered Bank) 
到着ホール B 24時間利用可能
バンク オブ アメリカ(Bank of America) 
レベル6 出発(東)ホール (バカラ ショップの向かい) 24時間利用可能

  香港国際空港内にある銀行
  中國銀行 Bank of China  
レベル7 チェックインホール(出発ロビー)(ATMの機械もあります)
電話:2326 1883 Fax:2326 2998 
営業時間:月~金 0900-1700
土 0900-1300

  市内の銀行の営業時間
  銀行によりますが月~金は夕方5時くらいまで、土曜日でも12時半頃か1時頃までは営業しています。
換金は香港に銀行口座があれば換金手数料をとられずにすみますが、なければ手数料をとられますが街中の両替所よりも安い場合もあります。香港の銀行は場所と時間によっては長蛇の列でかなり混みますので、昼食前後などは避けて行った方がいいかもしれません。

  クレジットカードのキャッシングで現金を引き出す
  暗証番号の設定などを予めしておく必要がありますので、渡航前に日本でお確かめください。

  香港のVISA提携銀行
  HSBC (HongKong & Shanghai Banking Corporation),
Bank of China,
Bank of East Asia,
citibank,
Standard Chartered Bank

  MasterCard提携銀行
  HongKong & Shanghai Banking Corporation, Ltd. 他

  香港のJCB提携銀行
  HSBC, 恒生銀行 他

 
 
チップについて
香港ではイギリスの影響を受けているせいか、チップの習慣がまだ根強く残っています。ホテルやレストランではたいていチップを渡しています。チップ額の基準はありません。良いサービスを受けたらチップをはずみ、逆にサービスが悪くて不愉快な思いをしたら渡す必要もないでしょう。
 
  レストランで
  ほとんどのレストランでは、10%をサービスチャージとしてお勘定の上乗せされるので、チップの額はお釣りとして戻ってきた小銭から残す程度でよいと思います。目安としては飲食代の5%くらいを返せばよい。ただチップはサービスに応じてするものですからあまり神経質にならず、感謝の気持ちで額を決めるのがよいかと思います。旧正月の時は香港ではお年玉をあげる習慣がありますので、市販の赤いお年玉袋に10ドル札か20ドル札を入れて持っておいてレストランなどであげると非常に喜ばれますよ。
ローカルな食堂、ファストフードレストラン、屋台などではチップは不要です。

  トイレで
  ホテルやレストランのトイレには手を洗う時に水道の蛇口をひねって水を出してくれたり、ペーパータオルを渡してくれる「年輩の女性」がいる所も多くあります。目安はHK$2~5、でもなくてもイヤな顔はされませんよ。


  ホテルで
  ホテルではいろいろとチップを渡す機会が多いかも知れませんのであらかじめ小銭を用意しておくといいでしょう。荷物を運んでくれたベルボーイには荷物1個につきHK$10くらい。ベッドメイキングには、毎朝1人につきHK$5~10程度をサイドテーブルに置く。ドアマンにタクシーを呼んでもらう時にもHK$10くらいルームサービスで運んでくれた時にもHK$10程度が好ましいです。

  タクシーで
  別途チップは必要ありませんが、メーターの料金に端数が出ている場合(たとえばHK$35.20ならHK$36.00を渡して)お釣りはもらわないのがふつうです。運転手のほうで切り上げてお釣りを渡してくることもよくありますので、気分を害さないように!