中環(Central)のショッピングモール、IFC Mall内にある台湾で人気の麺とスペシャルティーのお店
みなさんこんにちは、香港ナビです。今回、紹介するのは中環(Central)の高級ショッピングモール国際金融商場(IFC Mall)にある「KiKi麺店(KiKi Noodle Bar)」と「KiKi茶(KiKi Tea)」です。気軽に麺を食べ、しかもスペシャルティーを飲めることからオープン以来、人気の店です。
レストランへの行き方
まず、地下鉄(MTR)の香港駅のA出口に向かいます。A出口はIFC Mall直結なのですぐわかると思います。A出口横にはエスカレーターがあるので上がります。さらにもう一度、エスカレーターを上ります。すると左手に大手ドラッグストア萬寧(Mannings)店の1つであるmaninngs Plusという店が見えます。その前の道をまっすぐ歩いていきます。ひたすら歩くと、右は吹き抜けになっていて、その左奥に、KiKi麺の店が現れます。
オーナーの1人は台湾女優の舒淇。ヌードルとお茶の店
ここでテイクアウトも可能
KiKiは1991年に台湾にオープンした四川料理のレストランです。「有名芸能人たち」がオーナーでその1人が台湾のトップ女優、舒淇です。健康志向を強く打ち出した麺の店が「KiKi麺店」で2018年に台北でオープン。油や塩分を控えめにしているほか、添加物などを全く使用せずに小麦粉と水のみで製造し天日干しした麺などが人気を呼んでいます。
一方の「KiKi茶」は、お茶の店ですが、例えば、甘さを引き出すにも天然の黒糖などを使っています。日本でブームを引き起こした台湾のタピオカミルクティーも独自のお茶のブレンドをするなどこだわりのお茶となっています。その2つが一緒になった店がIFC Mallの店になります。
店は1100平方フィートで座席は32。店自体がドアを持たないオープンな空間でお店に気軽に立ち寄ることができます。また、東側は吹き抜けのガラス張りになっていて明るい空間にもなっています。木をふんだんに使っているので、やさしいぬくもりも感じさせる店です。店の西側には、基本的にKiKi茶専用のカウンターが設置されていて、ここでテイクアウトでお茶のメニューも注文できます。
多彩なヌードルとお茶
料理を見て見ましょう。「胡麻棒棒雞拌小醋麺(De-Boned Chiken Mixed Noodle, Sesame Souce)」(118ドル)は、鶏肉の切り身をマヨネーズなどで味付けした一品。ごまがたくさんかかっているので香ばしさもあるほか、ほんのり酢がはっているのでさっぱりした味付けになっています。「川味牛肉湯麺(Sichuan Style Beef Noodle in Soup)」(128ドル)は、KiKiの出自でもある四川料理のヌードル。見た目は赤いですが、見た目よりは辛さ控えめです。もちろん四川料理らしく山椒をつかっているのでピリピリ感はあります。チンゲン菜が辛さ的にも麺料理としても、見た目としてもアクセントになっています。
贅沢なのは「鮑魚花膠濃湯雞灌麺(Abalone and Fish Maw Noodles in Chicken Soup)」(138ドル)は、鮑2つと広東料理で使われる乾物の1つで高級食材である花膠(魚の浮き袋)が麺の上にあるチンゲン菜の上に載せられた料理です。じっくり煮込んだチキンスープと一緒にたべます。鮑は読者の方も味を知っていると思いますが、魚の浮き袋はあまり食べたことがないので説明しますとプリプリとした食感が特徴の食材です。そして「蟹黄油拌麺(Crab Egg Gravy Mixed Noodle)」(138ドル)は、蟹肉、ネギ、カボチャ、カニっ子でつくられた特製ソースを麺にかけて食べます。アクセントにビネガーなどがついてきます。蟹肉のソースは蟹の味や風味だけでなく口当たりもとてもマイルド。それだけに味麺とよく絡みます。今回のメニューのなかでは日本人の口に一番あるかもしれません。
ヌードルのほかご飯類、腸粉(Rice Roll)があるほか、鳥のから揚げなどサイドメニューも充実しています。
デザートは「伯爵戚風蛋糕配黒糖珍珠(Earl Gray Chiffon Cake, Brown Sugar Pearls)(68ドル)はシフォンケーキでアールグレーのクリームがかかっています。ケーキの上にはタピオカがたくさん載せられています。日本のケーキのように甘さ控えめで食べやすいです。
ドリンクでは「紫薯雪絨芋圓白桃烏龍(Purple Sweet Potato Cream Mousses on Peach Oolong & Mini Taro Balls)」(38ドル)は、ダイジョをつかったクリームが白桃の味がするウーロン茶の上に乗っている不思議な色使いのお茶です。グラスの下にはタピオカの代わりにタロイモでできた餅があり、とてもモチモチしています。そして、台湾のお茶と言って外せないのが「皇牌珍珠奶茶(Signature Hong Kong Style Milk Tea With Brown Sugar Pearls)」(33ドル)は、いわゆるタピオカミルクティーですが、香港のミルクティーはストッキングでお茶を濾すなど独特です。そこに台湾のタピオカ文化が上手に融合したドリンクが生まれました。
いかがでしたか? IFC Mallにあるので、観光であれば立ち寄る中環地区ですから、お腹がとても空いたとき、小腹が空いたとき、どちらでもいける使い勝手の良い店です。のどが乾いたらカウンター越しにKiKi茶のドリンクを買うというのも1つの手でしょう。以上、香港ナビがお伝えしました。