日本でミシュラン星を獲得した話題のフレンチがK11MUSEAにオープン!
お店の外観
今日ご紹介するのは尖沙咀のオシャレスポット、K11 MUSEAにオープンしたフレンチ店『TIRPSE』。お店の名前「TIRPSE(ティルプス)」は、フランス語でSPRIT(精神)を意味する"エスプリ(ESPRIT)"を、逆さ読みにして名づけたそう。この可愛い響きの名前のレストランは、まさにフランス精神を持ち合わせている店なのです。
この「TIRPSE」、もとは日本の白金台にあった有名なフレンチ店。日本のTIRPSEは2015年にオープンした後、たった2ヶ月という最も短い期間でミシュラン星を獲得した店なのです。以来2017年に「Diners Club World Best 50 Restaurants」に選ばれたりと、数々の栄光を手にしてきた伝説のフレンチ店と言えるでしょう。
そんな名実ともに素晴らしい店が、香港の最新お洒落スポット・K11 MUSEAにやって来ました!これは是非とも試してみたいですね。
香港の絶景を見ながら味わうフレンチ
「TIRPSE」で楽しめるのは食事だけではありません。
K11 MUSEAと言えば目の前にあるのはさえぎるもののないビクトリアハーバー。お店はビルのハーバー側に位置している為、店内の大きなガラス窓からは真っ青なビクトリアハーバーと対岸のビル群を見渡すことができるんです。
とは言ってもテーブルはハーバー側ばかりではありません。でも心配されないでくださいね。たとえビクトリアハーバー側のテーブルでなかったとしても、お食事後はぜひテラスへ出て景色を見てから帰ってくださいね。アウトドアのテラス席からは、真っ青なビクトリアハーバーを見下ろすことができ、壮大な絶景を独り占めしたような光景を見ることができますよ。
海側席に座れば、食事をしながら景色も楽しむことができます
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シックでお洒落な店内(一例)
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アートなフレンチを、心と体で「見て」「食べて」「感じる」
ナビがお邪魔したのランチタイムは2種類のコース、Exective(HKD498), Luxury(HKD668)が設定されていました。少しでもたくさんの種類を食べたかったので、食いしん坊のナビが選んだのは品数の多いLuxuryコース。
今日はナビがいただいたランチセットをご紹介しちゃいましょう。
出てきたお料理を見て思ったことは、どれも繊細でとにかく美しいプレゼンテーションです!
まるで水彩画のような見事な色合いのお料理は、どれも芸術です。
味は伝統的なフレンチと、日本から取り寄せた和の食材をかけあわせた、深みがありながらも繊細なものばかり。自分の中の眠っていた五感を呼び覚まし、感覚を研ぎ澄ませて食べたい・・・そんな風に感じるお料理ばかりでした。
まずはアミューズブーシュ。爽やかな森林や、森の中の池を想像するプレゼンテーション。一口食べれるごとに、口の中に甘い、酸っぱい、苦いなどの様々な味が湧き上がってきます。まるでこれから始まる素敵なコース料理に備えて、感覚の研ぎ澄ませる準備体操をしているかのよう!
スターター「ロブスター、菜花、さんしょう」。どこから見ても360度美しい!そしてロブスターの身が、どうやったらここまでプルプルするのかという柔らかさと弾力なのです。
スープ「ホタルイカ、太陽卵、パルメザンチーズ、ソラマメ」とパン。スープはイカやソラマメがどこにあるのか見たくて、中をかき混ぜてしまってから写真を撮っています。メニューを読んだだけではどんなものが来るのか想像がつかないお料理ばかり!パルメザンチーズに卵にホタルイカ、なんてコンビネーションをどうやったら思いつくのでしょうか!出てきたお料理は味も盛り付けも、想像を超えた味わいと美しさのものばかり。
そしてオーダーが入ってから焼くパンはふっくら柔らかく、これまた絶品なのです。何度もお代わりをしたい位です。
メインコースは3種(魚、豚、牛肉)から選べる設定になっていました。今回ナビが選んだものは「サーモン、ウニ、ちぢみほうれん草」。濃厚な味わいのサーモンが、これまた絶妙の焼き加減で出てきます。新鮮なサーモンだからこそ、の焼き具合とお味をうっとりと楽しみました。