蘭桂坊(Lan Kwai Fong)と蘇豪(SOHO)の間にある、ペルー料理が食べらる珍しいレストラン
みなさんこんにちは、香港ナビです。読者の方はペルー料理を食べた事があるでしょうか? 日本でもなかなか食べる機会がないペルーレストランが香港にあります。名前は「TokyoLima」で、日本のテイストがたくさん入っている料理店です。
高級店の雰囲気だけど居酒屋のようなリラックスできる空間を意識
店名は両国の首都の名前がついていますが、ペルーはご存知のように日系の大統領が生まれたことがあるなど、日本と馴染みの深い国で、移民という意味では100年以上の歴史があります。また、日本以外にもスペインやイタリアなどの移民も受け入れている多民族国家でペルー料理はその世界各国の料理が融合した料理です。この店では日系ペルー人社会で受け継がれ、食べられてきた料理を中心に食べられます。
店は4500平方フィートと広々としています。座席数は125。また、カウンターが供えられたバーエリアがあり、食事をした後、お酒をさらに楽しむ事が出来ます。店内は黄色ライト、木の色を生かした茶色がベースの店内で大人のレストランという雰囲気です。店のコンセプトに、居酒屋風という言葉が出て来ます。写真を見てもわかるように実は店自体は居酒屋の雰囲気はありませんが、レストランでは、気軽に、そしてリラックスしてもらおうという店づくりがされています。
日本人の口にあうペルー料理
実際にどんな料理があるのか紹介していきましょう。「La Causa」(140ドル)は、カウサというペルーの伝統的な料理で、つぶしたジャガイモ、トウガラシなどを加えた料理です。ここでは、じゃがいもの代わりにビートルートを使い、その横にはアボカド、2つの上にはニンニクと赤トウガラシが入ったピリ辛のソースがかかっています。その上にエビの天ぷらがのせられているという、まさに日本とペルーが融合された料理です。
「Ceviche Nipon」(140ドル)は、海鮮料理のマリネで、ホタテ、エビ、シーバス、イカのフライ、キュウリ、ピーマンという具材に、しょう油やココナツ、レモンなどが混ざった特製ソースで食べます。全体的にさっぱりとした味のマリネなのですが、しょう油を使っている事で少し刺身という日本料理を感じさせてくれるものがあります。
「Portobello & Nasu」(3本=130ドル)は、シンプルにナスの串焼の事です。ミソ味のソースがなすの上にのっているのでなすのみそ田楽と言えば分かりやすいと思います。ガリが付け合わせにあるのが特徴です。
「Pollo a la Brasa」(230ドル)はペルースタイルのチキンのグリルのことです。独特なのはキムチとオレンジ・ジュース、鶏肉を12時間もかけてマリネして、それからグリルしたのもです。肉はジューシーで、オレンジの風味が聞いてさっぱりとしています。オレンジの味が鶏肉と想像以上に合います。
Pisco Flower
ドリンクでオススメはペルーのアルコールであるピスコ(ブドウ果汁を使った蒸留酒)がベースの「Pisco Flower」(95ドル)です。ピーチリキュール、レモンジュースとジンジャーエールで割った飲みやすいカクテルで、上に花が載せられていて可愛らしいドリンクです。ほかのアルコール類を見ると、ビール、ワインなどもありますが、日本を意識しているだけあって、日本酒は福寿、黒龍など14種類ほど用意されています。
いかがでしたか? ペルー料理はあまり馴染みがないだけに、まだ食したことがない人は国際的な料理が食べられる香港でトライしてみてはいかがでしょうか? 想像以上に口にあうと思います。日本酒などもかなり充実しているので、料理と一緒に、バーで楽しむ事もできるので、使い勝手がいいと思います。以上、香港ナビがお伝えしました。