ハッピーアワータイムから、盛り上がるおしゃれでヒップな日本酒バー。斬新で趣向を凝らしたおつまみ料理も人気。
こんにちは、香港ナビです。香港人は日本料理が大好き。以前は、本当の日本の味を食べたかったら、ホテルの高級日本料理レストランか、日本人がオーナーのお店を探さなければなりませんでしたが、今や、居酒屋、ラーメン屋、うどん屋、カレー屋、回転寿司、洋食レストランなど日本の大手チェーン店がそのまま香港に進出してきて、メインの繁華街はもちろん、ローカルなショッピングモールにまで出店しています。でも、今回ご紹介するのは、なんと日本酒バー。ステレオタイプの日本料理レストランとは違った、ヒップでおしゃれなハッピーアワーから盛り上がる『ZANZO』をご紹介しましょう。
今ホットな注目エリアに!
このお店があるのは、香港島の『銅鑼湾』と『天后』の中間付近に位置し、第二のソーホーとして注目を集めている『大杭(Tai Hung)』エリア。唐楼と呼ばれる築40年以上の低い住宅が密集するエリアですが、その1階に、カフェやバー、日本料理店などが集まり、ハッピーアワータイム以降には、仕事帰りのホワイトカラー達で盛り上がる、人気のスポットになりました。そんなエリアの一角にあるこのお店も、日が暮れた頃からが本番!きれいにライトアップされて、雰囲気はサイコーです。
おしゃれな日本酒バー
一見すると、カウンターバーのようですが、バーに飾られているのはほとんどが日本酒!メインのカウンターを始め、周りのテーブルや椅子も、木目調で統一。和のテイストをプラスしています。店内は、さほど広くありませんが、立ち飲みスタンドが店の中と外にあり、タバコは外で吸うことができます。
日本の居酒屋とは違って、腰を落ち着けて飲むと言うより、会社帰りにちょっとカウンターで日本酒カクテルを飲んで、うちへ帰るというような気軽さがあります。現に女性のお一人様のお客様も多いんだとか。週末には、気の置けない仲間たちとワイワイ集まるグループもありますが、基本的にはお酒を飲むことが主流のようですね。
こだわりのメニュー
メニューはお酒に合うようなおつまみ的料理が主流ですが、素材や盛り付けのプレゼンテーションには、お店のコンセプトとともにこだわりがあります。日本料理のシェフとして30年余りの経験のある料理長が、本格的な日本料理の基本は押さえつつ、日本にはない新しい発想でどんな国の人にも合うような工夫を凝らしたメニューを考案。1、2ヶ月に一度メニューは新しく変えています。日本の食材にこだわりつつ、盛り付けや付け合せのソース等も斬新で、日本では味わったことのない新鮮な味が楽しめます。
乾焼北海道帯子 HK$65
醤油、酒、みりんでよく味付けされた大きな北海道産のホタテに、特殊な製法でドライされたおぼろ昆布をプラス。見た目にもきれいだし、ホタテがとってもやわらかく、ジューシーです。おぼろ昆布の磯の香りも食欲をそそります。石のうつわも日本から取り寄せたものです。
檸檬醋鯛魚 HK$75
鯛の刺身ですが、からしポン酢と大根おろしで味付けされています。最初はポン酢のゆずの香りから始まり、からしのピリ辛が後からやってくる、いろんな味がミックスされています。でも、新鮮な鯛の味を邪魔することなく、刺身が苦手な外国人にもお勧めな一品。
大根おろしにからしポン酢で味付け
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いっしょに一口で、パクッと!
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秘製南美醤汁和牛西冷沙律 HK$70
なんと、サラダに贅沢な和牛の照り焼きをプラス。テリヤキソースがしっかりサラダにまでかかっているのですが、さらにメキシコからし、一味唐辛子等を混ぜて作った特性のソースをプラスしました。お酒のつまみにこのソースのピリ辛加減もたまりません。お好みにあわせて!
山椒脆昆布 HK$20
よくお湯を注いで醤油を入れておぼろ昆布汁として飲んだことの有るナビですが、こんな風に加工されているものを見たのは初めてです。日本から、特別に取り寄せているんだそうですよ。一味唐辛子をかけて、ピリ辛具合を聞かせています。磯の香りがとっても風味のよいおいしさで、何枚でも食べられます。
お酒の種類も必見!
ZANZOオリジナル日本酒も
小樽の小さな酒蔵と提携して、この日本酒バーのオリジナル日本酒があるんですよ。日本酒は、小瓶になっているので1本ずつの注文になります。他にも、酒蔵から直接取り寄せた日本酒がいろいろあります。実は、『zanzo』という名前の由来は、酔っ払ったときに見える景色って残像っぽくぼやけて見えますよね?そんな意味からネーミングされているんですよ。ストレートばかりでなく、日本酒とラムネとペパーミントを合わせたり、生姜のリキュールを使ったチューハイ等、女性や日本酒が苦手な方にもよく合うメニューが揃っています。
いかがでしたか?海外の日本料理レストランで、なーんちゃって風と言うか、外国人から見た日本料理で正直がっかりくることもありますが、こちらは眼からうろこの新しさやおしゃれさが返って新鮮でとっても素敵ですよ。以上香港ナビがお伝えいたしました。