5つ星ホテルの中にあり、ミシュランの2つ星のお墨付きレストランと聞けば、ロケーション、味は言わずもがな!
こんにちは、香港ナビです。香港に来たら、本格的な中華料理を食べたいという方も多いと思いますが、中でも豪華でゆったりした気分で、高級感溢れる中華を満喫したい!というキヨブタ志向の方にぜひとも足を運んで頂きたい、素敵な中華レストランをご紹介します。5つ星ホテル「カオルーン・シャングリラ」の中にあり、ミシュランのお墨付きのレストラン「シャン・パレス(香宮/Shang Palace)」です。ここまで書けば、ロケーション、味は言わずもがな!しかも、内装工事を終えたばかりとあって、レストラン内もとってもゴージャス!
ポイントは、レッド&ゴールド!
2012年9月に、約4ヶ月をかけた内装工事が終了し、リニューアルオープンしました。シャン・パレスのイメージカラーは、赤と金。両方とも、中国では縁起がいい色として、お正月や結婚式等縁起を担ぐ時に使われる色ですね。店内のインテリア類はもちろん、食器やカバー等も同系色で統一され、ともすれば派手になりがちな色合いも、センスのよいゴージャス感を漂わせています。また座席数が100席あまりとそれほど大規模ではない上に、テーブルスペースを大きくとってあるので、落ち着いてゆったりと食事が楽しめます。
門のような入り口
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洋風のシャンデリアもマッチ
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縦に細長いフロア
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個室には名前がついています
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また、VIPの個室が4室あります。それぞれに名前があり、3室は12名掛けの丸テーブルが1つ、残りの1室は20人尼で収容できる大きな部屋です。会議やパーティー等にも多く利用されているそうで、入り口にはワインセラーも完備しています。
ミシュランが選んだシェフ
ミシュランの2つ星を獲得している料理の要と言うべき、料理長の莫(モク)さんは、お若くみえますがこの道35年のベテランシェフ。2年前にこのレストランに来る前は、19年間シンガポールで腕を振るっていたんだそうです。香港で学んだ伝統的な中華に、辛い、甘いと言ったはっきりした濃い味が好まれるンシンガポールという暑い国での食習慣や、西洋的な食材を使用するプレゼンテーション、味覚のフュージョン感覚がプラスされ、独特のメニューへと変化していったようです。そして、その経験がここで遺憾なく発揮され、また中華の本場だけでは考え付かなかったような発想の新しい中華を生み出しています。
メニュー紹介
午後には、飲茶の点心メニューも揃っています。ただし、こちらの点心は一般の点心とは違って、見た目も美しく、材料や調理法にも独特なものがあります。まるで、ケーキやパイのような感じですね。その他のどの料理も、まず運ばれてきた時に、食べるのがもったいないと思ってしまうくらい、盛り付け方が美しいんです。メインの定番メニューは変わりませんが、だいたい3ヶ月ごとに、季節の特別メニューがあり、セットメニュー等も旬の食材に合わせて内容を変えています。また、メニューには日本語も記載されていますので、ご安心を。
香宮點心拼盤(海贍珊瑚餃、波蘿又焼包、三色帯子餃)美しい芸術作品のような点心のプレートですが、これはセットメニュー等で出されているもので実際にメニューであるわけではありません。ただし、真ん中の「パイナップルパン風チャーシーまん」は(3つ)HK$42で、単品メニューがあります。右の「海胆の蒸し餃子」や左の「三色貝柱の蒸し餃子」は、他では見たことありませんね。シェフのオリジナルですよ。中身の海胆は貝柱も日本のもの!日本と中国のコラボが、こんなにおいしく美しく!!
香宮甜品三重奏(黒蒜慕絲、合桃酥、水果串) HK$60この三種のデザートは、季節によって内容は変わってきます、今回は、スイス産のブラック・ガーリックを使ったムース、フルーツのお団子風、クルミクッキーをセレクトしています。どれも、点心とは思えませんよね!彩と言い、形と言い、じっくり鑑賞してから食べなければなりませんね。
麥片乳龍蝦球 HK$138
オートミールを衣風にプラスし、サクサク感いっぱいのクリスピーな揚げ具合が特徴の一品。しかも、大振りのロブスターは身がしっかり引き締まりつつ、プリッとした食感を残していてジューシーなのです。一口食べると、贅沢だなーと思わずほくそ笑んでしまいたくなるお料理です。また、料理が運ばれてきた時には、後ろに隠れたロブスターの姿も感動ですし、盛り付けのプレゼンテーションは脱帽ものです!
阿拉斯加蟹肉官燕南瓜盅 HK$280
丸ごと一個の日本産のかぼちゃを使用しています。その中にアラスカ産の蟹肉とふんだんに燕の巣を使った豪華なスープを入れました。もちろん、かぼちゃの身も食べられます。日本、アラスカ、中国の食材がまたしても、シェフの手によって、中華料理の一品に変身!美味です!
賽螃蟹香烤鱈魚 HK$180
日本産のたらのオープン焼きに貝柱と卵白をふわっと炒めた中華のメニュー「賽螃蟹」をあわせたメニューです。しかも、味付けにバルサミコソースを添えているんですよ。盛り付け方も、フランス料理風ですよね。
いかがでしたか?いやー、さらに新しくゴージャスで上品に生まれ変わった店内で、伝統と斬新さがマッチしたミシュランの2つ星のお料理を堪能する贅沢を、ぜひご自身で味わいに来てください。以上香港ナビがお伝えいたしました。