繊細な味は日本人好み?とっても素敵なケーキブティック
こんにちは!櫻井です。香港はすっかり暑い夏ですね!今日はセントラルに去年の10月にオープンしたとっても素敵なケーキブティック”Antique”をご紹介いたします。こちらの外見もとっても素敵でしょう?淡いやわらかいブルーの外壁、内側から漏れてくる黄金色の暖かいひかり、そして1歩店内に入って天井を見上げると見事なシャンデリア、センスのいいシックでゴージャスなテーブルといす、高貴で優雅な内装・・・・ここが香港であることを忘れてしまいそうです。
店内を優しく照らします
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是非女性だけで訪れたい
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内庭のパティオ
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オーナーのJoyce
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実はこのお店のオーナー、私(櫻井先生)の香港人の生徒さんなのです。 6歳のころにはもうお菓子作りに目覚めていたという彼女は料理好きなお母さんについて、子供の頃から料理教室に通っていたというから驚きです。その後家族でカナダへ移民。学生時代をカナダで過ごしながら、カナダのベイカリーやペイストリーでさらに勉強。テレビや本を観ながらよく家でも作っていたそう。16年間カナダで過ごし、3年前に香港に戻ってきてからは、たびたび日本を訪れ、日本の洋菓子に感動し、独自で研究を始め、念願のケーキブティックをオープンさせたというから、好きなことに対する彼女の情熱がひしひし伝わってきます。
スコーン、マフィン、シナモンロールなど
すべて彼女の手作り
ポリシーを聞くと・・・・
1. 甘さを極力控えて作ること
2. 無添加(防腐剤や着色料、香料等を一切使用しない)
3. 殺菌処理済みのたまごだけを使用
4. 新鮮な素材だけを使用
5. 品質管理の徹底
とのこと。個人店だから出来る強みだと思いますが、無添加というのは本当に嬉しいですね。子供にも安心して食べさせることが出来ますね。香港にもこんなこだわりのケーキ屋さんが出来て嬉しくなります。現在は3人(男性2人・女性1人)のパティシエが近くのワークショップで作っているそうで、いずれのパティシエも海外居住経験(日本、シンガポール、カナダ、フランス)のある国際的な味覚を持った人ばかりだそう。特に日本の洋菓子を今後のベースにたびたび日本へ行っては研究し続けるとのこで、期待大ですね。
最近は日本人のお客さんも増えてきて、すべての種類を試す人が多いそう。ではケーキのご紹介です。
パッションフルーツのムース
ほどよい甘さと酸味
HK$32
ベイクドチーズケーキ
白く焼き上げたソフトな仕上がり
HK$32
ラズベリーのムース口に入れた途端溶け出します
HK$32
ブルーベリーチースケーキ
コクがあるのにさっぱり
HK$32
いちごのミルフィーユ
バニラビーンたっぷりの生クリーム
HK$32
どれもお値段はやや高めの設定ですが、セントラルという場所や使っている素材のよさを考えると妥当なのではないでしょうか?またここは持ち帰りの際、アイス(氷)を入れてくれるという日本的なサービス(香港では今までなかった)もしてくれます。また特別にデザインされた素敵なケーキボックスはお友達へのお土産やプレゼントにもぴったりです。
誕生日やパーティ、結婚記念日など何か特別な日にはホールのケーキはいかがでしょう?
ホールケーキはデリバリーサービス(有料)もあり、利用価値も高そうです。また嬉しいことに店にはないケーキであってもリクエストすれば、特別に作ってくれるそう!
また 店内ではベルギー皇室ご用達のチョコレートWITTAMERも販売。ベルギー本店を除けば、海外店があるのは日本と香港だけ。1910年創業のヴィタメールのチョコレートは厳選した素材とあくまでも大量生産はしないで手作業によるチョコレート作りがモットー。
今月末には奥に併設されているカフェがオープン予定。まずはティーセット(ケーキと飲み物)からスタートし、落ち着いてきたら、モーニングセットやランチセットも開始するそうです。これも楽しみですね。セントラルでショッピングの時など利用されてはいかがでしょう
香港ではなかなかおいしいケーキに会えないという声をよく耳にします。日本の洋菓子のレベルがあまりにも高いので、舌の肥えた日本人の口に合うケーキとなるとここ香港で探すのは非常に困難かもしれません。有名なホテルのアフタヌーンティへ出かけても”むむ、何か違う”と感じることもしばしば。確かに香港人の好む味と日本人の好む味には微妙な差があるし、素材の違いなどから、仕上がりに差が出るのは仕方のないことですが、たまにはおいしい日本のケーキを香港でも食べたい!という衝動?!にかられる時もありますよね。そんな欲求を少しでも満たしてくれそうな繊細な味と選りすぐったいい素材だけを使って作られる手作りのAntiqueのケーキ、試してみる価値はありそうです。