日本で一番有名な香港のスイーツ専門店が、移転して新しくなりました!スイーツだけではなく、広東料理メニューも充実度満点!
こんにちは、香港ナビです。香港スイーツブームの火付け役として、2002年に日本にも進出、今も根強い人気を誇っているのが『糖朝』です。どこの国のガイドブックにも必ず載っている超有名店で、観光客で行列ができるなんてことはざら。香港に来たら、MUSTで行きたい!というお店ですね。実はそんな人気店が、2012年12月25日に移転して、リニューアルオープンいたしました。それを知らずにリピーターや古いガイドブック持参の方で、あれ?場所が違う!とお嘆きの方はいませんか?そんな方のためにも、新しくなったお店にお邪魔してきましたので、早速チェックしなおしてください!
漢口道に移転!
移転先も以前と同じ尖沙咀エリアにあります。以前の場所は、広東道沿いで『中港城』に近く、ちょうど『プリンスホテル』の向かい側あたりに位置していましたが、現在は漢口道の真ん中辺りにあり、以前よりMTRの駅に近くなりました。以前の場所で覚えている方は、新しい場所を確認してくださいね!
斬新なリニューアル
レストランは、地下にあります!
リニューアルした背景には、オーナーの交代も大きな要因でした。ですから、以前のオーナーが作り上げたコンセプトはそのままに、新しいオーナー(台湾人)からみた香港テイストを加え、さらにメニューやお店のインテリアも一新。以前からのメインであった古き良き時代の伝統的なスイーツやお粥、麵といった定番メニューの他に、海鮮料理やロースト類、点心等、香港に来たら必食の食事メニューも今まで以上に網羅されました。さらに、スイーツには香港で人気のフュージョン系のデザートを加えて、パワーアップ!しました。まさに、生まれ変わったと言っても過言ではないかもしれませんね。
生きた魚がいる水槽
入り口からエスカレーターで地下に降りて店内に入っていきます。奥まで細長く続く店内には、約370人収容できる大きさです。VIP個室も6室あるんですよ。以前は昔の香港をイメージしたチャイニーズ・テイストがメインで、インテリアもアンティーク調でしたが、今は黒っぽい壁や家具、白いテーブル面、赤い椅子と、コントラストのはっきりした現代的なインテリアデザインになっています。でも、壁に飾られた古いモノクロ写真や、昔風に蝋燭の形をした照明、食器等を入れている家具やテーブルの仕切り等、チャイニーズ・テイストのデコレーションがミックスされていて、その対照的な感じがユニークです。また、厨房に当たる部分の壁が岩のようだったり、生きた魚の入っている水槽や、ローストしている様子や食材がガラス張りで外から見られるようになっている厨房等も、以前とは違いますね。レストランの随所に印象的なデザインをちりばめた感じですよね。
チャイニーズ・テイストのデコレーションははずせません!
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天井からの照明が蝋燭の形になっています。おしゃれ!
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漢数字がユニーク
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モノクロの香港が壁に飾られています。
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新しいスイーツメニュー
今回の移転リニューアルに伴い、店内のインテリアデザイン等もさることながら、香港スイーツや食事メニューの充実度の変化も見逃せませんよ!スイーツでは、伝統的な豆腐花やマンゴープリンといった人気メニューに加え、香港で人気の中洋のフュージョンスイーツも登場。パイやパンナコッタ、チョコレートといった洋風デザートと中華のコラボも、糖朝ならではのオリジナルテイストで楽しめます。また、店内の水槽から直接生きた海の幸を料理する海鮮料理や、オーブンで焼き上げるところまで見えるロースト料理等、料理の質と素材にもこだわった本格中華メニューも充実して、もうスイーツ専門店とは思えないほど!
見た目には洋風テイストが多い
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日本語付きのメニュー
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フレッシュマンゴープリン HK$25
やはり、香港スイーツと言えば『マンゴープリン』です。王道を行くMUSTスイーツは、なんといっても新鮮なマンゴーが命!そして、このかわいいハートのようなシェイプもオーソドックスではありますが、女子的にはうれしいですね。あまり人工的な甘味は使用せず、マンゴーそのものの甘みが味わえます。
やっぱりこれは食べなきゃ!
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中に入っているマンゴーも大きめ
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ドライアイスの演出がすごい!!
マンゴー・パールゼリー・豆花 HK$35
とにかく、運ばれてきた時の一声は『えーっ、何これ?』という感じで、ドライアイスの演出に意外性をつかれてびっくり。初めて見ました!最初は何かも見えないくらい真っ白なスモーク!?が立ち込めていて、徐々に落ち着いてくると大体3分ほどでマンゴーの山吹色とパールゼリーが見えてきます。やっと、なんとなくほっとしました。マンゴーのシロップと豆腐花がよくマッチしていて、甘いのにさっぱり感の有るデザートです。
しばらくすると、スモークはなくなります
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中には豆腐花も入っています
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もち米ミティサ HK$20
今、こちらで人気のオリジナル・スイーツです。見た目はおはぎのチョコレート版!?という感じで、お餅をチョコレートで包んだのかなと思いきや、中になんとモルティーザーズ(メニューにはミティサとなっていますが・・・)のまん丸チョコが隠れてました!やわらかい食感を期待して一気に噛むと、さくっとしてびっくりします。
お餅っぽい
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中にマルティーザーズが1つ入っています!!
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溶岩チョコレートケーキ HK$38
名前もそのままズバリ、切ったら中から溶岩のようにチョコレートが流れ出してくるんです。チョコが暖かくって、寒い時にもお勧めですね。またケーキもチョコ、さらに中にもチョコって・・・と一見は甘そうなんですが、ビターなチョコなので意外に甘くなく、全部食べきれてしまいます。
フルーツの色がさわやかですね
パンナコッタの組み合わせ HK$70
メニューでは『ババロアの組み合わせ』となっていますが、英語も中国語もパンナコッタになっていますので、注意してください。(香港では、メニューの日本語表記が間違っているのはよくあることなので、片目をつぶって見てくださいね)4つの種類は、自由に組み合わせても大丈夫です。1つずつ頼むと、1つでHK$20なので、4つセットのほうがお徳になっているんですよ。テイストは、ブルーベリー、マンゴー、ストロベリー、ラズベリー、があります。
パイ皮豆花、ゴマ汁粉 HK$35
これは、今回ナビイチオシのデザートです。塩気のよくきいた本格的なパイ皮がパリパリッとしていて洋風ですが、中にはゴマのお汁粉と豆腐花が入っているんです。最初にパイだけを食べて、ゴマのお汁粉と豆腐花を味わい、最後にゴマのお汁粉にパイ皮を浸して食べると又美味!パイ皮も全部いただけます。ぜひ、お試しあれ!(ちなみに、お汁粉は、アーモンドかクルミ味でもできます)
いかがでしたか?日本で行きつけている方も、以前に香港で訪れたことの有る方も、そしてまだ訪れたことがない方も、ぜひこの新しくリニューアルした糖朝へ足をお運びくださいませ!香港スイーツの伝統と今、そして香港を代表する様々な料理が堪能できます。以上香港ナビがお伝えいたしました。