日本にも支店のある老舗の高級広東料理レストラン。50年以上の味を支えた、食材の新鮮さへのこだわりが自慢です!
こんにちは、香港ナビです。香港で中華グルメ三昧を楽しみたい!という方の一度は体験してみたい高級食材といえばフカヒレ、アワビ、燕の巣の3種類。でもせっかく広東料理の本場、香港に来たのならぜひ試していただきたいのが、おめでたい席で欠かせない高級料理、鳥や豚を丸ごと使ったメニューです。シンプルで、見た目にはちょっと・・・なのですが、これが又美味なのです。高級食材をすべて自家製で料理する、香港で一番人気の老舗『福臨門(Fook Lam Moon)』なら、絶対満足です。香港を拠点に中国、日本と9店舗を構える高級広東料理レストランを、早速ご紹介いたしましょう。
周辺情報
レストランの周辺は、目の前をトラムが走り、太原街市集など青空マーケットや下町風情のある街並みが続いています。食後の散歩にはもってこいのエリアで す。高級レストランでお金を使ってしまった後は、B級グルメやリーズナブルなお土産品を探すのもいいかも!?また、アドミラりティーの方向に進めば、スタ イリッシュなレストランが揃ったスター・ストリートもあります。
~お店をご紹介~ 3フロアに渡る広いレストラン内
オーナーの徐さんは、現在まで三代続くファミリービジネスの成功者。1948年に初代の徐さん(おじい様)が、上環でオーダーを受けてのケータリング形式で始めたお店が始まりで、その後1968年に湾仔に移り、二代目(お父様)が1989年からレストランとして現在の場所に開業しました。初代、二代目ともシェフとして活躍、親子二代で新鮮な食材で確かな味を築き、このレストランを大きくしてきました。現在は、イギリスで医師をしていた三代目の兄と妹が9店舗に拡張した経営方面をサポートしています。湾仔店は、2006年に内装工事を行い、現在は入口のグランドフロア以外に、3フロアを有する大規模なレストランとなりました。香港には、九龍の尖沙咀にもう一店舗、中国は深せん、上海、北京と3店舗あります。日本には、東京に二店舗、名古屋、大阪に一店舗の計四店舗あり、食材として日本でわざわざ中国の鶏を養鶏して、本場の味をより新鮮に提供できるようにしているほどなのですよ。
地上階は、入口のみ。
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エレベーター前にも飾り付けがしてあります
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シンプルながら、高級感漂うインテリア
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蘭の花の飾りとてもお上品
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テーブルの間が広いです
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レストランの奥にいけすが。
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4階は部屋を区切って
3フロアのうち、2階は客席は、パーティーや会議にも適した小さめのフロアになっており、その奥に大きなキッチンがあります。3階は一般のお客様メインで、縦長のワンフロアにテーブルがずらっと並んでいます。個室は2つあり、グループでの食事の際には、予約ができます。4階はすべて個室になっています。部屋の大きさは、人数によってパテーションの仕切りになっている壁を移動させれば変化できるようになっていて便利です。香港の有名著名な方々が、食事にやってくるそうですので、プライベートを守るのも必要なのだとか。
常連客のワイン等をキープしています
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一部屋は、12-14人くらいがベスト。
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キッチンを拝見!
全席280名のお客様の胃袋を昼夜満足させるためのキッチンは、とても広く、点心、子豚の丸焼き、炒め物、揚げ物、蒸しもの、調理台、食材のストック場所など、様々に分かれています。効率よく、流れ作業で調理が進められるように工夫されており、すべて自家製の手間暇かかった料理ながら、短時間で手際良く仕上げることが、料理の風味と温度感を損なわず、テーブルまで届けるためのポリシーが感じられました。
流れ作業でテキパキ働ける機能的なキッチン
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点心部は朝5時からスタート!
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まかない食も料理修業のひとつ!
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人気メニュー『炸子鶏』。油で揚げる前の状態
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30人ほどのシェフが勤務しており、様々な時間帯で常時20人以上が交代で働いています。食材はすべてその日に仕入れ、その日に使い切る新鮮さ。魚も天然モノのみを使用、鶏や子豚もその質には十分吟味しています。すべて下準備には5,6時間かかる料理ですが、その日に調理されます。
毎日平均10匹以上売り上げる『乳猪』
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この窯で焼いています
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巨大な蒸し器
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毎日5-6時間煮込んでいる秘伝のスープは、こんな大きな鍋が3つありました!
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超豪華!注目の人気メニュー
ヘッドシェフの劉さん
ヘッドシェフの劉さんは、1974年からこの福臨門の湾仔店一筋に勤め上げているベテラン中のベテラン。この福臨門の味を知りつくし、また水準をキープするのに貢献してきた叩き上げシェフなのです。食材の質と新鮮さにこだわり、自ら市場に赴いて仕入れすることもしばしば。伝統的な広東料理の王道メニューはもちろん、新しいメニューや、旬の食材を生かしたメニューなど、アラカルトメニューでも工夫を欠かしません。子豚の丸焼きを始め、アワビ、フカヒレ、燕の巣など高級食材の料理は、値段が高くて当たり前ですが、食材の高級さに頼らず、味や新鮮さも重視して、高い値段に見合う料理として仕上げた一品を味わってもらいたいとのこと。その点において、十分な自信ありです!香港に来て、グルメ三昧にお金をかける計画しているのなら、ここは折り紙つきですぞ。
写真も美しいメニュー
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丁寧な日本語付きだからわかりやすい
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大紅片皮乳猪(子豚の丸焼き) 1匹HK$1200
このレストランを、ここまで大きく広げることができたのはこのメニューのおかげ??と言っても過言ではないほど、福臨門といえば、これ!香港のお祝い事では欠かせない筆頭メニューですが、普段なかなかお目にかかることはできません。それでも毎日10頭以上は、売れるというのですからほんとにン人気なんですね。これをわざわざ食べに来る人が多いってことなんですよね。予約が入ったり、パーティーなどがあれば、20頭以上用意することがあるというんですから・・・しかも、みんなキッチンにある窯で仕上げている自家製!この料理を担当する専門のコックさんがいるほどなのです。
お祝い事には欠かせない一品
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カリッカリに仕上がった皮
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お好みに合わせて自由にトッピング
食べるところは、皮なのです。じつは、一般的な子豚の丸焼きでは、レストランであらかじめ切ってある部分は、皮にも脂肪や油がしっかり残っているし、切り方によっては皮と肉が一緒にくっついてしまっている場合もあります。でも、こちらでは、パリパリの皮の裏には、一切脂肪や肉が付いていません。丁寧に取り払ってあるのです。まるでチップスのような歯触りと軽さ。油っぽさがなく、今まで食べたどの子豚の丸焼きとも違いました・・・なんとなく北京ダックの食べ方に似ていますね。自家製のパンに包んでいただくとさらに油っぽさがなくなります。
1.皮と一緒に食べたいパン&具を取ります
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2.皮の内側にたれを塗ります
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3.甘いほうがお好きなら砂糖も少々
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4.くるんでいただきます
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當紅炸子鶏(とりの姿揚げ) 1羽HK$380/半羽HK$190
こちらもこのレストランの名物のひとつ!ここに来たら絶対ご相伴にあずかりたいメニューです。毎日自家製で、しかもオーダーが入ってから仕上げの揚げる調理を始めるので(その前には下ごしらえの味付けがされています)テーブルに出てきたときには、芳ばしく、一番食べ時なのです。また、揚げると言っても、一匹そのまま油に入れるというわけではなく、深めの中華フライパンでに立った油を、少しずつ掛けながら表面を揚げていくという手間のかかった料理です。だからこそ、表面はカリッとしているのに中はジューシーで、しかも新鮮さも損なわないという味の絶妙のハーモニーを奏でることができるのです。
中はジューシーで柔らかい!
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レモン汁で味をきゅっと引き締めて
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醸鮮蟹蓋(蟹肉の甲羅詰めオーブン焼き) 1個HK$130
甲羅ぎっしりと蟹肉が詰まった、贅沢なオーブン焼きです。蟹肉は、調理の前に手間暇かけて取り出すことから始める、新鮮さへのこだわりよう。中の繋ぎは玉ねぎだけなので、蟹をそのまま丸ごと食べているのと同じみたい。橋を入れたら、ぷちゅっと爆発しそうなほどたくさん中身が詰まっているので、食べごたえも十分で、お子様から、大人まで、誰にでも喜ばれそう。添えられたオイスターソースは、薄めで酸味がきいています。
はち切れそうなくらい、蟹肉いっぱい!
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薄めのオイスターソースをつけてもOK
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この中には、いったい何が??
瑤柱荷葉飯(蓮の葉で包んだ蒸しご飯) 1個HK$350/半分HK$180
先に炒めた後、さらにまだ青い蓮の葉で包んで蒸したご飯は、蓮の葉をオープンするといい香りがふわーっと立ち込めてとってもおいしそう。貝柱、しいたけ、エビなど中の具が大きめに切ってあるのでそれぞれの風味がしっかりと染み出ています。蒸したご飯がぱさぱさせず、ちょっとしっとりした口当たりでお腹も満足です。
ご飯がてんこ盛り!?
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貝柱、しいたけ、エビなど具が大きい!
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椰盅燉官燕(燕の巣のココナッツミルク蒸し) 1個HK$1050
一般的に燕の巣とデザートと言っても、燕の巣がどこかに入っているな―という程度で、ここまですごくない!燕の巣を氷砂糖で蒸して煮込んだようにしただけなんですよ!しかし、この量は超贅沢ですよね~お好みで、ココナッツミルク(通常はココナッツミルクを入れた状態ででてきます)か、アーモンドミルクをリクエストして加えてもOK。ココナッツミルクも新鮮でクリーミーです。
ぎっしり詰まった燕の巣!
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贅沢すぎるこの量!
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新鮮なココナッツミルクなので、とても濃い味
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甘みが増しておいしい!
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いかがでしたか?せっかく高級食材を使った料理をキヨブタしてたべるんだったら、本当においしい最高のものをいただきたいですよね。ここなら絶対間違いナシ!高くてもその価値ありです。以上香港ナビがお伝えいたしました。(メニューの値段は、取材時の値段ですので、変更されることもあります。また、こちらのお店は人気ですので、事前に予約をしてから行かれることをお勧めします。)