尖沙咀にある鹿児島出身のご主人が握る美味しい寿司!
こんにちは、香港ナビです。香港に旅行に来る方の中には、中華料理を食べ過ぎて、「ちょっときついなー」というような状態になってしまう方も少なからずいるみたいです。そんな時は、「日本食を食べたい」と思うことが多いと思いますが、香港で食べる日本食は果たして美味しいのかどうか不安に思うかもしれないですね。
でもご心配なく。最近、香港でも美味しい日本料理屋が増えてきました。ナビは仕事柄、いろいろな日本料理屋を食べ歩いてきましたが、尖沙咀で一押しのお寿司屋さんといえば、この「寿司とく」さん。2005年9月にオープンした新しいお店ということで、在港日本人の中にはまだ知らない人もいるかもしれませんが、店主・徳永さんが握る寿司は、グルメな日本人・香港人にはかなりの定評があります。一度来たら行き付けのお寿司屋になる、そんなお店です。ナビも初めての時は食にはうるさい友人に連れてきてもらいました。というわけで、ナビといっしょに入ってみましょう。
まずは場所の紹介。
MTR荃灣線尖沙咀駅のB2出口を出たら2分ほど東に金馬倫道(Cameron Road)を進みます。
交差点を越えて、1分ほど歩いたら左手に金馬倫廣場(Cameron Plaza)が目に入ります。ちなみに「村さ来」のあるビルです。そこの2階(日本で言う3階)にあるのですが、「村さ来」に上がる階段を使わずに、その右側にあるエレベーターにて2階へ。
エレベーターを降りたら、まず目に入るのが正統派なえんじ色ののれん。
こののれんをくぐると、想像できないぐらい開放的な店内が一望できます。なぜこんなにも開放感があるのかといれば、天井が高いからなんですね。
カウンターで寿司を握るのは、店主の徳永さん。
鹿児島県出身のハンサムな九州男児とは口コミの噂。来港当初は日航ホテル香港の日本料理屋「嵯峨野」で働いていたという店主徳永さんの寿司職人としてのキャリアは福岡市の日航ホテルに始まり、日本のみならず、ニューヨーク、パリでも寿司を握ったことのある国際派の寿司職人です。
立派なカウンターをはじめとして、プライバシーを守ってくれる仕切りのあるテーブル席、
ここが香港だと忘れてしまうほど立派な個室(畳の和室)が2部屋。
器は、若手陶芸家が制作した備前焼。備前焼の自然な感じが、寿司を視覚的にもさらに美味しくさせてくれます。色々なところで暮らした経験のある店主だけあって、店内のインテリア、器はどれをとっても洒落ていて品がいいですね。
この素敵な店内を私が気に入ったから、一押ししているというわけではないことを、このページをお読みの皆さんに念押しさせてください。
一押しはなんといっても、お寿司。福岡の中央市場から空輸されるネタはどれもとても新鮮。香港のどこの寿司屋にも負けない新鮮なネタです。
店主のこだわりは、「天然もの」。出来る限り天然のネタを提供してくれます。
ランチタイムでナビが食べたのは、「特上生ちらし御膳」(HK$180)。
新鮮な九州産のウニをはじめとするいろいろな種類のネタが載ったちらし寿司はまるで宝石箱のよう。
ランチセットには、メイン以外に小鉢2品、魚の入ったお味噌汁、茶碗蒸し、お漬物、 そしてフルーツまたはアイスクリームが付いてきます。男性にも満足のボリュームです。
一緒に行った連れが選んだのは、「北海せいろ御飯セット」(HK$120)。
アツアツのせいろ御飯の上に新鮮なネタがどっさり。
ちらし御膳同様、味噌汁、小鉢等が付いてきます。どちらのメニューもなかなか普通には味わえない内容で大満足。そして値段にも満足でした。
ランチタイム激戦区銅鑼灣にもない質と、HK$90からのリーズナブルな値段のランチメニューで主婦の皆さんにも満足いただけること間違いなしです。
そして、ディナータイムには、ランチタイムとは異なった寿司屋の更なる魅力を愉しめます。
春のお薦めの一品は「山菜天婦羅」(HK$80)。
日本から空輸した春の時期に採れる新緑の色が綺麗な山菜を香港で味わうと、思わず日本の春が懐かしくなってしまいました。盛り合わせには、ぜんまい・こごみ・菜の花・たらの芽・たけのこが入っていました。
「刺身の盛り合わせ」(おまかせHK$500程度)も格別でした。美味しいさより・ほたて・まぐろでした。店主がその日の明け方に中央市場に注文を入れて、同日の午後に香港に到着した獲れたての活きのいいネタは、食にうるさい友人も大満足でした。
店主のつくるその日のお薦めのネタを使った、「寿司」(おまかせHK$280程度)は、新鮮なネタ、絶妙なシャリがいいです!香港でもう日本の寿司を懐かしくなることはなさそうです。
ちなみに、夜の会席(コースディナー)はHK$450から多数のバリエーションが揃っていますので、予算に合わせていただくものを決められます。
「寿司とく」さんは深夜2時までやっているので、夜便で日本から到着した出張者にも人気があるのだとか。確かに尖沙咀東やネイザンロードにあるホテルからも徒歩5~10分、エアポートバスの停留所からも数分と、気軽に立ち寄れるロケーションです。"広東料理は美味しいけれど、ちょっぴり油っこくて毎日はキツイ"と思う観光客・出張者の皆さんにお薦めのお店です。以上、香港ナビがお送りしました。