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新しいシェフを迎えた注目のレストラン。その斬新なシーフード・キュイジーヌは、日本人の味覚にも新しい刺激を与えてくれます。



こんにちは、香港ナビです。香港でいわゆる『海鮮料理』といえば、活きのいい魚介類をいけすで選んでその場で料理をしてもらう、ダイナミックな食べ方が定番です。観光客を始め、地元の香港人でさえ離島や西貢など海鮮のメッカまでわざわざ食事に出かけていくことも珍しくありません。さて、今回は同じ海鮮料理でありながら、ヨーロッパの漁港から空輸してきた『シーフード』を、インターナショナルな調理法でスタイリッシュに仕上げた現代的なレストラン『オーシャン・グリル(Ocean Grill)』をご紹介しましょう。ロンドンやニューヨークでも評判の新星シェフが作り出すメニューは、海鮮料理をあえて『シーフード・キュイジーヌ』と呼びたい斬新さで、ホットな刺激を与えてくれます。

香港島の中心、中環(セントラル)から、ヒルサイド・エスカレーターに乗って10分ほどで、ソーホーエリアに到着します。中国の特別地区としての香港のもう一つの顔、インターナショナルな世界が広がったエリアにこのレストランはあります。

プライベートな空間

レストランは、全席50席とこじんまりしています。恋人や気の置けない友人とのリラックスした食事にぴったりの、プライベート感が漂う隠れ家的なスペースです。ワインやカクテルを片手に、前菜からメインディッシュまで様々なシーフード料理に舌鼓を打ちながら、楽しい語らいもはずみそうですね。奥にはオープンテラスのテーブルもあります。ちょっとしたパーティーやグループでの集まりにも貸し切りで利用されることも多いようです。

ウワサの新星シェフ!



2か月前に香港に来たばかりという新星イギリス人シェフ、クリス・ハドックさんは若干27歳!幼少時代をポーランドで過ごした経験から、新鮮なシーフードを食することを習慣にしてきたこともあって、シーフードの種類や部位など細部によって適した調理法を使い分けるテクニックは、天性のシーフードシェフとまで評判になるほど。まだまだ若手ですが、その実力はロンドン、ニューヨークでのシェフ経験で証明されてきました。ニューヨークのソーホーにある人気シーフードレストラン『BLTフィッシュ』から、引き抜かれて香港にやってきた生え抜きのシェフなのです。香港のソーホーにも、ニューヨーク仕込みの新しいシーフードメニューを展開してくれます。期待度バツグンですね~

斬新なシーフード・キュイジーヌ


毎日ヨーロッパから空輸されてくる新鮮なシーフードを、様々な調理法でインターナショナルなフュージョン料理として仕上げています。メニューは、2,3か月で変わっていきますが、季節の旬に合わせたシーフードと、味も見た目もモダンでスタイリッシュな料理は、いつ訪れてもお客様を飽きさせません。


網焼きイワシのカポナータ添え(Sardines Lightly Grilled / Tomato Caponata)HK$98
薄く切って塩コショウしたイワシを網焼きにしているので、脂が落ちて脂っこさがなく、しかもコショウの刺激がピリッと効いています。添えられたカポナータは、イタリアのシチリア地方の料理で、炒めた野菜をじっくりトマトで煮込んだものです。味がしっかりしみ込んでいて冷めてもおいしいことから、夏向けの冷たい料理としてもよく利用されています。


ハマチの刺身(Hamachi Sashimi) HK$125
刺身は醤油とワサビという日本人の常識を覆すこのメニューは、カクテルのモヒートを浸した氷でアレンジされています。そこにミントとレモンのオイルで味付けし、ミントのサラダを盛りつけました。涼しげなサマースタイルですよね。添えられた氷によって冷たさがキープされたハマチに、モヒートとレモンの甘酸っぱさが何とも言えないおいしさで、お刺身を食べているということを忘れてしまいそうです。ナマはちょっと苦手という方にもぜひお勧め。


タイの丸焼き(Whole Sea Bream) HK$238
いわゆる、タイのお頭つきですが、大きめに切ったトマトや玉ねぎ、オリーブなどの野菜も一緒に豪快にグリルしました。レモンをたっぷり絞っていただく脂ののったタイの身は、とても美味!野菜もグリルすることによって甘味が増していて、このフィッシュ&ベジタブルのヘルシーメインディッシュは、大満足です。


パンナコッタ&パッションフルーツソース(Pannacota with fresh passion fruit pulp)HK$58
シーフードづくしの後は、甘いデザートというよりもさっぱりした口当たりのデザートが食べたいですね。夏のフルーツ、パッションフルーツをそのまま使ったソースを添えたパンナコッタは、酸味の強いパッションフルーツのテイストがパンナコッタの甘さを引き立てています。ちょっと生臭さの残る口の中を程良く刺激して、すっきりさせてくれるので、食事の最後の一品にぴったりかも。


いかがでしたか?周囲を海で囲まれた日本では、寿司や刺身といった新鮮な魚介類の風味をそのまま楽しんだり、新鮮なうちに干物にしたりと日ごろからシーフードは食べつけていますが、このレストランの料理は別物!!普段とはまた違ったシーフード料理で味覚の新しい発見をしにきてください。以上、香港ナビがお伝えいたしました。

記事登録日:2009-07-27

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-07-27

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