ディズニーランド・ホテル内にある高級中華料理。クリスタルロータスという名前にふさわしい、趣向を凝らした繊細な料理が自慢。
こんにちは、香港ナビです。先日はディズニーランド・ホテル内のアフタヌーンティーを紹介しましたが、今回は中華レストラン、晶荷軒(Crystal Lotus)をご紹介したいと思います。晶荷軒は、北京、四川、上海、広東各地の伝統的な料理から創作料理まで、味はもちろんのこと、見た目がとても美しい料理が自慢です。香港最大級のホテル内会議施設を備えるディズニーランド・ホテルには世界中からのエグゼクティブが集まります。彼らの会食の場としてふさわしいインテリアと洗練されたサービスに絶対に満足できるはずです。
レストランのエントランス右手には、バーカウンターになっています。巨大なワインセラーには、オーストリア、チリ、アメリカ、ニュージーランド、フランスなどから80種類以上のワインボトルが常備され、ハウスワインの他にも中国酒や洋酒も揃っています。友達との待ち合わせに、食後のくつろぎのひと時に、ぜひここで素敵な時間を過ごしてください。
Crystal Lotus(クリスタル・ロータル)、レストランはこの美しい名前にふさわしい、繊細なガラス細工をふんだんに使った素敵なインテリアでまとめられています。シャンデリアはまるで空中に浮かぶ蓮の花のよう。壁は鏡になっていて、そこにガラスの蓮の花が一面に飾りつけられています。この美しさには圧巻です。他にも翡翠のような深い美しさのランプがさりげなく置かれてあったり、さすがはディズニーランドオフィシャルホテル内のレストラン。魔法の王国にふさわしい幻想的なレストランです。
広々としたレストランは最大190人収容できます。
こちらは、晶荷軒のシェフ、梁樹華氏です。17歳から30年間広東料理を作り続け、その間、中国の四川や湖南で修業を積んだこともあります。横浜の中華街で6年間宴会料理を作ったという経験もあり、日本人の中華料理に対する好みや、要求もそこで学んだそうです。晶荷軒に来る前は、セントラルのマンダリンオリエンタルホテルで6年間腕をふるっていたという梁樹華氏、香港のシェフ界の中ではエリートの部類に入るはず。一番の得意料理はロブスターの創作料理だそうです。新鮮な食材選びはもちろん、シンプルな素材を、贅沢な調理法で作りあげ、繊細なガラス細工に飾られたレストランを彩るのにふさわしい、美しい料理を作り出します。早速、梁シェフのおすすめメニューをご紹介しましょう!
如魚得水
Fresh Grouper Fillet & Shrimp Dumplings in Light Broth HK$100(要事前予約)
点心メニューの一つです。蓮の花が咲く池に2匹の金魚が優雅に泳いでいます。ニンジンを加えて美しいオレンジを再現とってもリアルな金魚に思わず、「かわいい~」とナビも声を出して喜んでしました。点心に使われるお肉といえば、エビや豚肉が一般的ですが、これは豚肉が食べられない、エビにアレルギーがある、そんな方々にも安心して食べてもらえるようにと、あえて高級の白身魚であるハタを使用しています。香西、クワイも混ぜたことで、しっかりとした食感と自然なおいしさが加わります。中央の蓮の花もちゃんと食べることができるんですよ。
石榴酸辣羹
Steamed Seafood Parcel in Hot & Sour Soup HK$128
酸っぱくて辛いスープ、「酸辣湯」にアレンジを加えたこの料理。普通の酸辣湯には、豚の血(猪血)が入っているのですが、これに抵抗のある人も少なくありません。そこで、豚の血の替わりに魚の胃袋、椎茸、鶏肉の千切りなどを使用、酸っぱ辛い味はそのままに、より健康的で飲みやすいスープにしました。それほど辛くはありませんが、スパイシーな香りが食欲をそそる一品です。
薑汁米酒蒸鮮蟹拑
Steamed Fresh Crab Claw infused in Ginger Rice Wine HK$128
このきれに殻がむかれたカニのつめ、とってもおいしそう~!!ひょいとつまんで、後はお口の中に入れるだけ!カニ身の下には蒸した卵白があり、カニの自然な甘みと卵白のさっぱりとした味がぴったり。お酢を少しつけていただくと、さらに風味がUPしておいしくなります。ちなみにこちらの料理には、オーストラリアから輸入した1キロ以上のカニを使用しています。このカニはシオマネキのように、片方のハサミがもう片方よりも大きいそうです。この料理では大きい方のハサミだけを使用するというから、何とも贅沢です。
豉汁骨香龍脷球
Crispy Fillets of Sole & Young Vegetables in Black Bean Sauce HK$298
躍動感あふれるこのお料理は、龍利魚(舌平目)です。舌平目の骨を取り除き、その骨の部分をカラッと揚げてお皿として使うという、斬新なアイデア。魚は日本人におなじみの酢豚のような甘酸っぱいソースで味付けられています。
迪士尼小炒
Wok-fried Shrimps "Disney" Root Vegetables HK$138
お次はディズニーランド・ホテルの中華レストランにふさわしい、その名も「迪士尼小炒 (ディズニーの炒め物)」。ミッキーマウスをかたどった食材を炒めたものです。よーく見て下さい。ミッキーの頭にはニンジン、ミッキーの手はフランス産のキュウリと黄瓜が使われています。その他に、エビ、松の子、マッシュルームなどでカラフルに盛り付けられています。
X.O.醤海鮮炒飯
Fried-Rice with Seafood in X.O. Sauce HK$68/一人分
香港で一番ポピュラーな味付けといえば、X.O醤。茶餐廳でも、チャーハンや炒め物、焼きそばなどでX.O醤がよく使われています。こちらの海鮮炒飯は、ホタテ、エビ、カニの三つの高級海鮮を使用して、炒飯の上に盛り付けられ、見た目にも贅沢な一品です。
陳皮燉雪梨
Double-boiled Whole Chinese pear topped with Aged Mandarin Peel HK$48(要事前予約)
まるまる一個の天津梨を使用。皮をむいて、芯をきれいに取り除きます。梨を陳皮(熟したみかんの皮を干したもの)、氷砂糖、レモンと共に容器に入れて、水を足して一時間ほど蒸します。高温で蒸される梨が水分を吸収しながら柔らかくなるのです。甘いものが大好きな方はさらに、はちみつレモンもかけて食べてみてください。気管や肺の乾きを潤す効果があると中国医学では信じられている食べ物です。空気が乾燥する秋冬にとても人気があるそうです。毎日ランチだけで50個は注文が入るという超人気メニュー。事前に予約をされることをおすすめします。この梨を食べる食べにわざわざここまでやってくる、という人もいるほどです。
日本語を話すスタッフ、Ritaさん。日本へ行ったことがないというのに、流暢な日本語を話します。メニューを決める時に迷ったら、彼女に相談してみてください。
いかがでしたか?ディズニーランドの見どころ、食べどころはパーク内だけではありません!ディズニーランドに行く途中、帰る途中に、MTR駅後ろから出ている無料シャトルバスで、ぜひディズニーランドオフィシャルホテルまで足を伸ばしてみてください。きっと思い出に残る素敵な時間が過ごせるはずです。以上、香港ナビがディズニーランドからお伝えしました!