大邊爐火鍋店

ダ・ビノda BINO

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九龍城にある人気の火鍋店で心も体も温まりましょう!

こんにちは。香港ナビです。今回は火鍋特集として、芸能人にも人気がある、九龍城で開業2年のお鍋屋さん「大邊爐火鍋店da BINO」をご紹介したいと思います。九龍城はおいしいものがたくさんあると言われていますが、その中でどのように不動の地位を築いたのか、理由を教えていただきました!
最初、店名の「ダ・ビノ」という名を聞いたとき、あれ、イタリア料理のレストランかな、と思ってしまいました。場所は九龍城の城南道。入り口は狭いのですが、看板が遠くからでも見えますので、すぐに見つけることができました。お店の外観と看板を見ると西洋料理だと思われてしまいそうです。街角にあるおしゃれなカフェといったかんじです。お店は2階にあり、入り口を入って階段で上にあがります。階段にもきれいな花の飾りがあって綺麗。どこかのプライベートキッチンへ入った感じがしました。2階に上がるとすぐ目の前に水槽が。

お店に入ってみました。

洋風の装飾、四角いテーブルはモダンな感じを与えています。電子コンロを使用しているので、鍋が加熱中でもコンロから熱気が立ち上がらず、時間をかけてゆっくり食べても体が不必要に熱くなることはありません。あと、お鍋を食べているとき、女性が気になることは、お鍋の匂いが洋服についてしまうこと。こちらのVIPルームだでけすが空気洗浄器も常についているため、匂いが全然ありません。最近は火鍋専門店に行かなくても、普通の中華料理のレストランでも火鍋を楽しむことができる香港ですが、一般的にはレストランや食堂のようなカジュアルな感じのところが多いようです。でも、こちらのレストランでしたら上品に鍋料理をいただけそうです。
12席あるVIPルームの最低消費は3000ドルです。一人当たりだいたい250ドル。12人で行けばそれほど高くありません。さすがVIPルーム、カラオケもできます。鍋を囲んでのパーティーにいいですね。部屋にはプラズマテレビとマイナスイオンの空気洗浄器が付いています

ダ・ビノのって何でしょうか?

ナビと同じように、店名「ダ・ビノ」が気になっている方もいらっしゃるでしょう。イタリア語かなと思ってしまうほど変わった発音…。
「これは大学で働いているお友だちからもらった名前です。2年前にオープンしたこの店は、ちょうど小説の「ダ・ヴィンチ・コード」が出版された頃です。お鍋の広東語―「邊爐(ビノ)」はイタリア語によくある「ビノ」の発音と似ていますので、じゃあ「ダ・ビノ」という名前にしたら?と言われて、すごく気にいって迷わずこの名前にしました。この店名、みなさんに気にいっていただけていて嬉しいです。」と店長さんのジョゼフ・ンーさん。

「なるほど」と納得したナビ。日本語でいうと、「ザ・ナベ」かしら?と勝手にネーミング想像。まあそれはいいとして、さあ、お鍋、早速出していただきましょう。

スープベースと具材ともにヘルシー志向

今回はメニューから2種類の人気スープベースを選んでいただき、皆さんに紹介することになりました。

海底椰青鶏 $72
鶏(龍江鶏)の太ももと背中の部分。魚翅裙(フカヒレの根元の部分)脂肪分が少ないといわれる豚のあばら骨、椰青(ヤングココナツ)の果肉、棗、海底椰(シーココナツ)など、贅沢なものばかり使っています。魚翅裙で煮込んだスープはコラーゲンたっぷり!肺を潤し、滋養強壮、美顔などの効果があります。ちなみに魚翅裙は具材として注文することもできます。この爽滑翅裙は$38。

冬瓜瑤柱 $52
冬瓜、魚翅裙、豚のあばら骨、干し貝柱などから作られています。冬瓜は体の熱を下げる働きがあり、ビタミンCも豊富。スープは澄んでいて自然な甘みがおいしいです。

スープを決めたら、タレ用の調味料を好みに合わせて作りましょう

生にんにく、揚げにんにく、ネギ、唐辛子、サテー、XO醤、用意された6種類の調味料を好きなように醤油に加えてブレンドすることができます。生にんにくと揚げにんにくはたくさん入れるとおいしさ倍増!辛いのが好きな方はもちろん唐辛子とXO醤も!ナビは全部すこしずつ入れてみました。そして具は…。

手切肉眼邊肥牛 $168(大)約250g
中国の山東省の黄牛を使用しています。ステーキにもよく使われるリブアイ周辺の肉で、1匹の牛から1500~2000グラムしかとれないという貴重な部分です。黄牛は水牛より脂肪分が少なく、牛肉の味わいも深いです。あまり火を通さず、まだ赤みが残る程度が一番おいしいそうです。しゃぶしゃぶ感覚で食べましょう。

3秒腐皮 $38
ここの自家製ゆば。なぜ3秒ゆばなのかというと、鍋に3秒いれたらできあがりという超即席だから。さあ、1、2、3と数えてOKいただきましょう。外側はスープがしみこんでやわらかく、中はカリカリしています。

西洋菜帯子餃 $28
香港では冬に人気の野菜、クレソン、そして西洋菜とホタテ貝が入っている餃子。茎がしゃきしゃきの西洋菜とホタテの柔らかい食感が妙に合っています。餃子を鍋に入れて、浮かんだら食べられる証拠です。食べるとき、スープもお椀に入れて食べましょう。夏は西洋菜のかわりに中国のほうれん草、莧菜を使用しているそうです。

滋補花膠仔 $38
香港の女性が大好きな、大魚の浮き袋、花膠です。家庭ではアワビと一緒に煮込んでスープにするのが一般的ですが、最近は鍋料理の具としても人気です。これは、太平洋で捕れたイシモチの浮き袋だそうです。あっさりした味ですので、醤油だけつけてシンプルに食べましょう。コラーゲンが豊富とのことで、すこし粘りがあり、柔らかい喉越しがたまりません。

清真拼蒙古 $38
羊肉と牛肉のすり身団子のこと。たいていの店では機械練りで作られることが多いですが、この店ではここのシェフの手作りなんです。羊肉はモンゴルから輸入されたもの。羊の特有の芳香が広がります。「清真拼蒙」というお料理の名前もまたおもしろいのです。清真はイスラムのこと、イスラムの人は豚肉食べないため、この具の名前では牛肉を意味しています。蒙古はモンゴル、羊を意味してこの名前がついているそうです。

ここの具材のもうひとつの特徴は、内臓系の具がないことです。内臓はおいしいけれど、大抵の部位はコレステロールが高く体にあまりよくないとのことからだそうです。また、内臓の具を使わないので鍋のスープを濁してしまうこともなく、最後まで澄んだスープで火鍋を楽しめます。お客の健康に気を使っています。また、海鮮系の具も揃っていて、その場でお店の水槽から好きな海鮮を選び、具材にしてもらうこともできるんです!
いかがでしたか?ダ・ビノではいつもと違った火鍋を体験することができました。全42席ほどでお店は広くありませんが、温かい雰囲気のするレストランです。以上、香港ナビが九龍城からお伝えいたしました。

■行き方
1. MTR觀塘線“九龍塘(Kowloon Tong)”駅より、緑のミニバス25Mで終点九龍城下車。香港島からは、101,106,107,111,116などのバスを利用ください。富豪東方酒店で下車の後、目の前の公園の向こう側の通り、打鼓嶺道(Ta Ku Ling Road)突き当たりまで進みます。
2. 角を左に曲ってください。
3. 一つ目の角の城南道(South Wall Rd)を左に入ると
4. 左側に「大邊爐火鍋店da BINO」の看板が見えます。

記事更新日:2008-01-23

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-01-15

スポット更新日:2008-01-23

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