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世界初。アニエスベーが手がけたフレンチレストランが香港にお目見えしました!

こんにちは! 香港ナビです。「ああ、また改装してるのね」と、気にもせず通り過ぎていた店が、しばらく後にレトロモダンなレストランに生まれ変わっていてその外観に一目ぼれしてしまいました。店名プレートには「agnes b.」の文字。えー! アニエスベーのレストランなんて聞いたことない! どんなところなの? 惚れた相手のことはよく知りたいというのが世の常というもの。興味津々なナビとともに、店内へ足を踏み入れてみましょう!

agnes b.le pain grilleのコンセプト

デザイナー・アニエスベーは、ファッションだけでなく「食」に関してもクリエイトしたいという思いを長年抱いていたそうです。というのも、「食」は生活の基本であり、その生活の質を高めるために「食」は重きを置くべきものだという考えがあるからです。活気がある香港の街が好きだという彼女が、この地にレストランを開くことは当然の流れだったのかもしれません。フランスへ行ったことのない香港人に本当のフランスの味を、行ったことのある人にはそのときを思い出しながら、飛行機に乗らなくてもフランス体験のできる店、をコンセプトにこのレストランはオープンしました。

セピアな世界にトリップしてみましょう

19世紀のフランスの街角にあるカフェレストランをイメージし、セピアトーンとオフホワイトを組み合わせた上品な内装。そこに真っ白なテーブルクロスに白い食器のコーディネートでとても清潔感のあるテーブルセッティングがなされています。家具やシャンデリアなどもすべてフランスから取り寄せ、細部にも徹底的にこだわっています。シンプルな店内ですが、唯一鮮やかな色を放っているのが、床のタイルです。すべて手による絵付けで焼き上げられたものなのだそうです。お料理を見つめる前に、足元もちょっと見てみてくださいね。
角地ということもあり、カフェカーテン越しに自然光がやさしく差し込むので、テーブルに乗せられたお料理が、人工的な光の中で見るよりもとてもやさしく目に映ります。こういう感覚までもフランスのカフェを意識した演出なのでしょう。とっても素敵ですね。夜はシャンデリアからのやわらなか光が店内を包み込みます。

お料理はモダンも取り入れて

アニエスベー自らがセレクトしたメニューは、伝統的なフランス料理をベースに、現代感覚にあったアレンジも盛り込んでいます。素材は、ヨーロッパ各国、オーストラリア、ニュー人ランドから、担当スタッフが厳選したものを輸入しています。

Soupe de poisson(フィッシュスープ) 60香港ドル
店名でもあるle pain grille(グリルしたパン)を添えていただきます。たっぷりの野菜と魚をじっくりと煮込み、滑らかでポタージュのように濃厚な味わいです。魚のにおいはまったく感じることなく、ていねいに作られているのが一口でわかります。

Escargots(エスカルゴ) 80香港ドル
フランス料理の前菜といえば、真っ先に名の挙がる料理ですね。ガーリックバターを詰めてオーブングリルしたシンプルな料理なので、その分素材の質が問われます。小さなグリルパンに岩塩を敷き詰めて盛りつけられているところに、アニエスベーらしさを感じますね。

Magret de canard(合鴨のステーキ) 165香港ドル
合鴨をグリルして、花びらのようにスライスしました。ソースはオリジナルで、4つのハーブやスパイスをブレンドして作り出しています。合鴨の上質な脂とこのソースはとてもよく合い、贅沢な味わいになっています。

Absinthe 58香港ドル
香港ではここでしか飲むことのできないアルコールです。19世紀末のフランスでゴッホ、ピカソ、ヘミングウェイなどが愛飲していました。きれいなブルーに気を許してしまいそうになりますが、なんとアルコールの強さは68%もあります。専用スプーンにのせた角砂糖に少しずつ冷水を注ぎ溶かしいれて作ります。このお酒はテーブルサーブされます。

上品なホームメイドケーキも

店内にはケーキカウンターもあり、毎日10種類ほどのホームメイドケーキが並びます。ウインドーの中から好みのものを選ぶと、そのケーキは一度キッチンへ。きれいなデコレーションを施されてテーブルへと登場します。もちろんテイクアウトもできますよ。ピースケーキのほか、ホールケーキ、バースデーケーキのオーダーも受け付けています。
店内で食べる場合は40香港ドル/テイクアウトは30香港ドル
紅茶は17世紀からフランスのお茶の世界をリードしてきた有名店、マリアージュ フレールのもの。モスリンコットンにひとつひとつていねいに茶葉を包み込んだティーバッグで、11種類のテイストが用意されています。
ランチタイム 12:00~15:00
テータイム 15:00~18:30
ディナータイム 18:30~23:30/金、土曜 ~翌日0:30

※各終了時間の1時間前にオーダーストップになります。
香港の高級レストランのほとんどは10%のサービスチャージを取りますが、agnes b. le pain grilleはフランススタイルを貫いて、サービスチャージ一切なしです。なんて粋なんでしょう!!
カジュアルさとスマートさが融合したフレンチレストランは今まで香港にありませんでした。ドレスコードなど気にせず、気軽に本格的なフランスの味と雰囲気を味わう。そんな空間が香港に、しかも世界ではじめて登場したというのは光栄ですね。ぜひ香港で心地良いフランス体験をしてみてくださいね。以上、香港ナビがお伝えしました。

記事更新日:2008-01-23

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-11-10

スポット更新日:2008-01-23

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